11.SPINBEAT

1988年に発売されたルアーとは思えないほど、スーパーリアルなヘッドのバズベイト。
このヘッドの出来栄えは、素晴らし過ぎて言うことなし。
それゆえに、スカートをあえて付けなかったんだと思う。
でも、バズベイトとして、それは正解なのか?
まあ、そういうことは抜きにして、すんごいイイルアーだとオレは思う。
同じヘッドを採用したスピナベも存在していて、ルアー名は一緒だった。
ただ、サイズが60と70の2種あった。
↓コレは、60タイプ(ブレイドは、大型のモノに交換しとるよ)。

メーカーの解説によると、ブレイドがヘッドの下向きにセットされ、そのブレイドがヘッドのボディを撫でる様に触れ、
リップの役割を果たし、ウィグリングする・・・という。
ちょっと、信じられんルアーだよね。
ヘッドが、バルサで出来てて、浮力があるからこそ、そういう芸当が出来るのかな?
とはいえ、スイムテストしてみると、まんま横向きで着底した。

でも、引っ張ってくれば、ちゃんとヘッドが浮き上がり、ブレイドが下で回る。
大きくしてしまった結果、効果が薄れてしまいバランス悪くなってしまったのだが、元のサイズに戻せば、あ〜ら不思議!
どうして、こんな風に動けるんだ?
しかも、コレが1980年代のスピナベなの?
天才過ぎない?
発想も面白いし、動きも楽しい。
こんなスピナベ、唯一無二だね。
是非とも、再販して欲しいなぁ・・・。
ボディは、アートの様に美しいし。

ヘッドカラーは、アユの他に、ワカサギと、
↓オイカワ♂

めっちゃキレイ。

↓アマゴもあった。

ヤマメじゃなくて、アマゴを採用しているから、関西色が強いのかな?
キレイだよねぇ・・・。
このクオリティで、量販品だったというのが、信じられんよ。
当時のヨーヅリには、凄い人がいたんだなぁ・・・。


12.DIMPSTAR

ボディに鱗が刻まれ、それがまたなんとも妖しげな雰囲気を醸し出す。
見た時のインパクトは、強烈なほどキレイ。
これほどのハイクオリティなキレイさは、他に無いほど。
なんで、これが消えちゃったのかな?
そう思えるほどのキレイな素晴らしいルアー。
まあ、それだけだったんだろうなー。
キレイなだけで、釣れはしない・・・ってことだったんでしょう。


13.VIBRASTAR

凹凸があるクリアーなボディが、すこぶるキレイ。
さらに、よーく見ると分かって貰えると思うが、中に入ってるラトルがなんと色付き!
しかも、カラフルに多彩な色合いになっとる。
1980年代のルアーにしては、相当なハイセンス。
遊び心が溢れているねぇ。
ラトル音は、シャラシャラな高音系。
素材まではワカランけど、ガラスラトル・・・だとイイね。
↓アルミホイルバージョンもある。

↓コレだと、背中に小さくルアー名の記載がある。

おそらく・・・だけど、製造された時代が違うんじゃないかな?
それか、クリアータイプとアルミタイプを、何らかの理由(例えば、バス用とソルト用と)で分類していたのか?・・・だね。
まあ、そこいら辺までは、分かりましぇんので、オレの勝手な妄想でーす。


14.L−Jack ミノー

まんまラパラを、プラ化した感じのルアー。
だもんで、↓マグナムもある。

う〜ん・・・、やりおるのぅ。
↓ただ、リップの付き方は独特。

おそらく、強度の問題でこうなったんじゃないかね?

↓ジョイントもある。

出来栄えが・・・、さすがのクオリティですな。

↓巨大サイズのシンキングもある。

家でインテリアにしても良いサイズで、どうやって使うんだ?
投げれるタックルなんて無いだろうから、トローリングかな?


15.SURFACE SQUIRT



なんじゃ、こりゃぁ〜!
まんまイカです!
さすが、珍品ルアー製造率No,1のヨーヅリ、やってくれます!
でも、このイカくんは、ヨーヅリルアーでも注目度のかなり低いルアーだといえる。
まぁ、A級OLDヨーヅリ時代よりも後の時代に作られたモノだから・・・というのが原因のひとつで、
このルアーそのものが、ソルトウォーターフィッシング用に作られたモノだからでもある。
今でこそ、ソルトでのルアーフィッシングは多彩化してるけど、その昔は、海沿いのお店にチラホラ・・・程度だった。
なので、1980年代のソルト用ルアーなんてのは、売ってる店が限定されちゃうもんだった。
そんな訳でこのイカくんは、いまだに各地で発掘できるルアーです!
欲しい人は、海沿いの釣具屋さんをえぐってみましょう!
イカくんは、15cmあります。
体重も43gなんで、けっこうファットだね。
バス用タックルで使うんだと、けっこうヘビーなロッドじゃないとキツイ。
オレは、HEDDONのマスキースペシャルっていう、
6フィートで、鉄の棒のような固くて太いブランクのロッドで使ってたら、手首がイカれた(だじゃれじゃないよ)。
気になるルアーアクションは、意外と素晴らしい?
ルアーは、フローティングで、強めのジャークで使うと、後ろのスカートが水面に泡を発して、
ルアーが左右にうねる。
ただ、このうねるのに距離が必要なんで、強めにジャークしないと、棒引きアクションになっちゃう。
まあ、たぶんコイツはトローリング用なんで、普通のルアーフィッシングで使う・・・って事自体に、実は無理があるのさ。
そんな無茶な使い方で、唯一使えそうなアクションが、強めのジャーク連発での泡泡攻撃!
腕力があるドデカプラッガーには、オススメの一品だね。
ちなみに、このスカートはたぶんタコベイトなんで、好みのタコベイトを流用すれば、
色んなカラーチェンジも出来るし、スカートの丈も自分のお好みに調整できるよ。
かなり、イカした(だじゃれじゃないよ)ルアーだね。


16.TROUT KILLER

昔のトラウト用スプーンといえば定番だった、ABUのキラー。
その形状をパクったスプーンに、パクったままじゃマズイんで、タコベイトみたいなモノを被せて新発想ルアーとして売り出した。
箱に「PAT.P」のステッカーが貼ってあるんで、ついでに何らかのパテントも所得したらしい。
しか〜し、このルアー、タコベイトを被せたがために、スプーン本来のアクションが死ぬ。
スプーンの湾曲部にタコベイト被せたら、水を掴まないでしょ!
そんなこと、ちょっとスイムテストすりゃ分かるだろうに・・・、やるんだったらスプーンじゃなくて
メタルジグにやるべきだね、まぁ、この辺がさすがヨーヅリなんだけど。
ってなワケで、このルアーのアクションは最悪。
回転を良くする為に、フロントアイに専用のローリングスイベルを搭載しちゃぁいるが、こんなのは無意味。
だって、ボディが水を掴まないんだからさ、回らないって。
一番効果的なのは、タコベイトを外すこと!
それじゃぁ、普通のスプーンと変わりないって?
まったくその通りだね。
まぁ、その辺も含めて「それがヨーヅリ」ってことで、夜・露・死・苦!


17.DUEL AILE ゴビー&キリフィッシュ

日本だとデュエル、海外だとヨーヅリと、ブランド名を分け始めた頃に発売された。
3cm程度の極小サイズで、尻尾がジョイントされているのが、他には無いアイディアだね。
ルアーとしては、クランクベイトになるのか?ミノー?とも呼べるのか、
カテゴリー分けに困る感じで、対象魚も、バスなのかマスなのか、よくワカラン。
まあ、どっちに使っても良しでしょう。
キリフィッシュは、フローティングなんで、スローに使えばトップウォーターでも活躍出来る。
尻尾が水をかき回してる風なので、他には無い波動を生み出すのかもしれん・・・。
アクションは、小刻みなダートで、釣れそうな感じだね。
ゴビーの方は、シンキング。
コッチは、ド派手でワイドなダートをするパワフルなアクション。
これまた、すんげー釣れそうな雰囲気漂う。
この小ささで、このアクションは狂気だね。
作った人は、天才でしょ。
ボディも、メガに負けない位、よく出来たリアルな外観のルアーだと思う。
なんで廃番になってしまったのか・・・、残念でならない。
今売ってたら、大量に買い漁りそうだなぁ・・・。


18.スラブコバグ

「スラブコ」という名の外国のおっさんが、開発したんだっけかな?
画像のモノは、70サイズとディープダイバー。

他には、↓55サイズ、65サイズがある。

パッケも、時代によって違うのだよ。

↓さらに、ポッパータイプまである。

発売されたのは、バス釣りバブル直前の1993年。
ちょうど、ブームの走りの時に、謎多き特殊なルアーだったからか、
けっこう各地の釣具店で取り扱われてて、意外と売れてた気がする・・・。
だからなのか、発売から25年が経過した現代でも、某中古屋さんで出会える事が多く、お値段も200円程度の場合が多い。
もちろん、画像のモノは、そういった経緯で入手したモノです。
背中に生えた鳥の羽根が、果たしてどういった効果を生み出すのか・・・には、実に興味深いのだけど、
結果が出るのは、いつになることやら・・・。
特に、ディープダイバーは、小さいし軽いし・・・意味不明過ぎる。
シャッド的に使うのかな?
こんなモノを?


19.リトルダーリン

エマクリースという名の、不思議な素材で作られたルアー。
ヨーヅリ製のルアーの中でも、カエルと金魚で採用されて、カエルは3タイプにシリーズ化された。
一番小さくて、ベビーカバー用のケロちゃんベビー。
中型サイズで、リップを搭載したリトルダーリン。
そんで、カエルになったケロちゃん。

↓コレは、リップ付きなのが、異色だよね。

デカいオタマジャクシが泳いでると、それをバスが狙う・・・なんて事が、あったのかな?
オタマジャクシって、田んぼや用水路に多いイメージなんだけどなぁ・・・。

↓素材に切れ目を入れて、リップとアイが搭載されている。

こんな方法でしか、搭載方法が無かったんだね。
変わった素材だけど、ルアーアクションを重視して作る場合には、設計変更も困難だろうから、実用的じゃなかったのでしょう。


20.アークミノー

コレが、我が家中にあったアークミノー(2020年現在)。
このミノーの最大の特徴は、腹部にケミホタルを内蔵できる凹みがあるところ。
光に魚が集まる・・・という習性に着目して生み出した珍機能。
果たして、その効果は・・・?

↓一番デカいサイズ。


↓一番目のフックと二番目のフックの間に、凹みがある。

他サイズは皆、もっと顔寄りなんで、この位置にあるのは、珍しいと言えるのかな?
なんでなんだろうね?

↓その次に、デカいヤツ。


↓このサイズから、凹みは顎の下になる。


↓もうワンサイズダウン。

コレも、凹みは顎の下。
上から二番目のイワシカラーは、グローカラーになっていて、ケミホタルの光を蓄光出来る・・・のだと思う。

↓コレが、一番小さいサイズになるのかな?


↓たぶん、9cmじゃないかと・・・。

一番上のヤツは、さっきのイワシカラー同様に、グローなボディ。
ケミホタルを内蔵できるだけじゃなく、その光を有意義に活用する為、蓄光出来るボディ・・・う〜ん・・・、グレイト。
そのWパンチな発想は、実に素晴らしい。
そんだけ、光に固執した理由は、なんなんだろ?
確かに、漁では光を利用して釣る魚も多い。
サンマ棒受け網漁や、イカ漁や鮭漁なども、光を利用する。
そういったことをヒントに、光が魚に効果的!と、信じて疑わなかったからこそ、こういったルアーが生み出されたんじゃないだろうか?
電池を組み込んで目玉が光るナショナルのルアーもあったが、コレはそれよりも、もっとお手軽簡単な構造。
なんせ、ケミホタルをぶち込むだけでイイ。
その手軽さは、素晴らしいよね。
さらに、多彩なサイズラインナップがあることからも、人気があったのかもしれない・・・なんて妄想が出来る。
だが・・・、果たしてコイツは釣れるのか・・・?
細身なボディシェイプは、オレの好きなラパラとは対照的に映る。
そもそも、シーバスだけじゃなくて、太刀魚に効果的なことがパッケージに記載されており、どっちかというと光に効果的な方は太刀魚。
シーバスには、それほどでもない。
ただ、使う側からの見やすさは抜群。
磯の夜釣りみたいに、光がほとんど無い世界でこの見やすさは、なんとなく安心出来る。
ただ、あんま飛ぶルアーでは無いのも、弱点のひとつ。
コレで、驚異の飛距離を稼げて、太刀魚が多い深海を攻めれるのであれば、もしかしたら爆釣ルアーになれたかもしれない・・・。
まあ、でも、陸っぱりで、太刀魚が爆釣するようなポイントは、無いか?
そんなルアーだからこそ、オレは使わない・・・。
まともに、使ったことは無いと断言できる。
だって、ラパラの方が釣れるもん。
釣れるルアーが存在してるのに、わざわざ奇抜なルアーを試すほどの余裕がもてるほど、オレは釣りに行かないんでね。
久々に釣りに行くのなら、やっぱ、釣れるルアーを使っちゃうでしょ。

↓けっこう昔のアークミノー。


↓なんか・・・、かっちょイイよね。

高級感溢れとる。

↓コレは、ARC MINNOW EXとある。

何らかの理由でEXとされたモデルが、数種類はある・・・のかもしれん。
先に紹介してるモノの中にも、もしかしたらEXモデルがあるかもね。
ノーマルとの違いは、一切ワカランが・・・。


ホームページのTOP         えぐりタックルのTOP         NEXTタックル