21.スイングミノー
ペラペラなボディで、キャスト時に風のあおりを受けやすいから、ソルト用が多いのに、海で使うのは困難を極めるミノー。
フラッシング効果は高そうだが、飛ばないんでね・・・。
テクトロだと、エエのかもしれない。
ただ、アクションは天下一品!
激しいスライドからの、フラッシング。
ヌルヌル・スルスルと泳ぎながらも、トリッキーにも動く。
特に「11cmのシンキングタイプ」は、頭からゆっくりと沈んでいき、その後のワンアクションで、魚を魅了する事が多々ある。
実に素晴らしい。
他のサイズは、9cmと13cm
13cmのシンキングタイプは、逆に尻から沈んでいくという不思議な設計・・・、なぜじゃ?
↓ルアー名は、背中に書かれてる場合とお腹の場合がある。
印字・・・なのだろうけど、雑だねぇ。
六角形カットのリップには、果たしてどんな意図があったのだろうか・・・。
あのスライドの激しいアクションを生み出してるのは、コイツなのかな?
22.SWING MULLET
先に紹介してる、スイングミノーの太い版・・・かな?
スイングミノーは、やっぱりペラペラ過ぎて、風の強い海での使用は困難を極めたもんだから、
飛距離を稼げるファットなモデルを作った・・・のでしょう。
ルアーとしての評価は・・・、良いとも悪いとも聞いたことが無い。
つまりは、世間的には認知度も低く、使われるケースも少なく、評価される事も少ない・・・と。
だからといって、悪いモノじゃないのだから、使い込んでみる価値は存分にあると思う。
なんせ、スイングミノーのアクションは、実に素晴らしいからね。
ただ・・・、オレはコレ1個しか持ってないから、使い込む予定は無いっす。
23.煽影
メーカー名の表記を、従来の「ヨーヅリ」ではなく、昔の漢字表記の「洋釣」としてるトコに、妙に気合を感じる。
餌木としては、かなり凝った色合いで、ちょっと夜の街を連想しそうな色合いだね。
まあ、それが釣れる・・・という要素には、一切ならん気はするのだが・・・。
ウエイト部にも、保護の様なモノがしてあったり、スイベルやフックまでブラックメッキ。
メーカーサイドが、この餌木にここまで気合を入れた理由は、なにがあったのだろう?
店頭で見つけた時には、あんまりにもビックリして、ついつい買ってしまったもんなぁ・・・。
それほどまでに、よくぞ餌木を、ここまでにしたね。
まあ、釣れるかどうかは、ワカランけど・・・。
24.DUEL ソニックブレード
薄っぺらい形状のバイブで、メタルジグにも通づる様な感じ。
遠投性能は抜群だが、アクションはすんごく小刻みな感じ。
見方によっては、ブルブルしてないんじゃね?みたいな。
↓水を掴む凹みが、けっこう特徴的なんだけどね。
水を弾く形状だと、アクションは大きくなるのだが、掴んじゃうと・・・小刻みになるのかね?
でも、キラキラな面積も大きいから、ブルブルに頼った使い方をしないで、フラッシュや大き目のジャーク、
リフト&フォールとか、そういう使い方が正解なのかも?
だとしたら、カラーはライムチャートよりも、キラキラ系の方が正解だと思う。
ライムチャートは、カスミ専用ですな。
25.ドジョウ
たぶん・・・、1970年代に作られたモノじゃないかな?
ロゴから察するに、相当古いモノ。
↓ドジョウ形状のワームみたいな感じ。
だが、当時はブラックバス用のワームとして売られていたモノじゃなくて、海用のコーナーにあった。
確か、ウィードレスガード付きのフックを内蔵したドジョウが、1個単位で売られ、コレはその予備のまとめ売り・・・だったような気がする。
画像のモノは、クリアー・ラメ入りだが、黒金や黒銀のツートンカラータイプもあった・・・はず。
意外とロングセラー・・・だったのか、改良転売しやすかったのか、太刀魚用として売られたタイプもあった。
ボディが夜光タイプのもあったね。
そんだけ多彩なラインナップがあるという事は、良く釣れて需要が多かったのでしょう。
オレは、釣ったこと無いけどね。
26.イカ
これまた、相当古い一品。
後には、多彩なサイズとカラーがラインナップされてると思うけど、この時代にはどんだけあったのかね?
サイズは小さいモノで、形状的にはチューブワームだよね。
耳があるからイカ・・・に見えるけどね。
モノ的には、ワームよりも硬い気がする。
ジグヘッドをブチ込んで、フォールやスイムで、けっこう釣れそうな気がする。
ただ・・・、1個売りだから、チューブワームと比べたらお得感は無いよね。
むしろ高級なアイテムと化し、なかなか使いづらい気もする・・・。
27.アームズポッパー
アームズってのは、シリーズの名で、他にも色々とラインナップがあった。
当時は、DUELというブランドを展開し始めてた頃だった気がしたけど・・・、違ったっけ?
なんで、DUELじゃなくて、ヨーヅリとして売り出したのかね?
当時のポジション的には、入門者でも手を出しやすい価格設定なのに、悪くないルアー。
でも、市場は、そのポジションのルアーを欲していなかったから、全然売れてなかった。
即刻、叩き売りの対象と化し、500円以下で売られる事も珍しくなかったね。
だもんで、某中古屋さんでは、200円以下で出会える事が多々ある。
オレがコイツを買ったワケは、カラーです。
基ちゃんカラーとして有名なハゲ頭!ならぬ、ハデ頭ね。
ZEALや、基ちゃん絡みのメーカーには定番として存在してたけど、ヨーヅリが採用したのは、このルアーがお初じゃないかな?
だもんで、ついつい買っちまったのさ。
28.ショアメタル
実にシンプルなメタルジグ。
その辺は、メーカーも自覚してるらしく、
↓裏面には、こんな肩書がある。
つまりは、基本的なメタルジグの機能を装備してる、伝統的なタイプだよ・・・と。
確かに、メタルジグの始まりは、ダイワのエルトナーだと思うけど、
その後は、こういった形状のノルウェー産やデンマーク産のメタルジグが、特に1980年代以前の日本には溢れてた気がする。
いつの間にやら、色々と進化して、ゴテゴテなメタルジグだったり、装飾やキラキラの激しいのも増えて、様々な形状のメタルジグで溢れ返ってる。
かえって、今こそこういうベーシックなメタルジグこそが、効くのかもね。
29.エンペラーミノー
66mmでありながら、ファットなボディはウエイトがあって飛ぶ気がした・・・。
でも、実際には空気抵抗も受けちゃうので、思ったほどは飛ばなかった。
とはいえ、ちゃんとそれなりの飛距離は稼いでくれるし、足場の高い埠頭からでも、ミノーが見やすい。
バスフィッシングの様に、ジャーキングやトウィッチで使うんじゃなく、テクトロの様な、一定のスピードで引いてくる方が正解。
ファットな分、動きが大きくて、アピール力がある。
↓裏面には、こんな記載があった・・・。
1990年代の始め頃・・・かな?
確か、ヨーヅリ製のルアーを、アメリカだとフェンウィックが代理店的な事をやってた・・・のかね?
よく分かってないけど、こういう風にパッケに記載があるという事は、何らかの協定を結んでいたんじゃないかな?
その頃のヨーヅリは、スラブコバグとか色々と1980年代の珍品を思い浮かばせてくれる意欲作を生み出してたね。
30.3Dインショアミノー
3サイズあって、コレは70mmになる。
けっこう新しいルアーだと思うのだけど、2023年に確認したら、メーカーサイトからは消えてた・・・。
いつ誕生して、いつ消えたのか・・・、解明出来たら更新しときます。
見た目的には、エンペラーミノー66mmと一緒。
むしろ、違うトコを探す方が難しい。
中に反射板が入っているのは、エンペラーミノーにはなかったかもしれん。
現代だと、こんなにもキレイに反射板が入るのか・・・と、ビックリするほど美しい。
それなのに、消え去ってしまうのだから、現在の市場ってのは、何が売れるのかワカランね。
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