えぐったタックル 珍品編
1.SAKURA BAIT色々からのカエルも色々
1970〜80年代の釣具屋さんには、必ず1個や2個は店内に転がっていたSAKURA BAIT
これは一体何なのでしょうか?
良く表現すれば、超リアルなソフトベイト.
リアルさだけならメガバス級か? とさえ思うことも出来る・・・かな?
でも、中には、縁日で妖しいオヤジが売ってる「ゴム製のオモチャ」みたいなのもある。
とにかく、品物は古い。
でも、だからといって希少価値はまったくない。
商品も何だかよく分からない?
ルアーなのか?
フライフィッシング的に使うのか?
そもそも一体全体何なのか?
まったくもってハッキリしない。
このサクラベイトを超欲しい!って熱烈に思う奇特な人も滅多にいない。
ヤフオクにも、ほとんど出品されない。
中古釣具店にも、ほとんど流通しない。
実に、実に微妙な商品なんだが、オレはこういうアイテムがスンゲー好き。
ということで、我が家に貯まってきたサクラベイトを一挙大公開といってみまひょ。
まずは、↓エビ関係
右も左も、どっちも透明のエビなんだけど、左の方が太い。
そんで、甲羅に凝った模様が施されている。
なんなんだろ?
伊勢海老のチビサイズなのか?
ちょっと高級感溢れる感じのエビ。
右は、ふつーのモノ。
甲羅に凝った模様も無く、エサ用のエビって感じ。
そのエビと、同型だけど、やや小さめサイズで色付きなのが
↓コレ
ザコエビ オレンジ と記載されている。
ザコエビってのは、日本海側で主に獲れるエビの様で、
東京人のオレには、その呼び方に馴染みが無い。
↓こんな緑なザコエビもある。
これは、畜光機能もある。
ここで、驚くべき事に注目して欲しい。
パッケージの最上部になんと!「最もリアルなルアー」とある!
我が家にあるサクラベイトの中で、唯一コレにだけこの記載がある!
なぜなんだ?
コレだけ、割と新しいのかな?
とにかく驚きだ。
サクラベイトは、ルアーだったんだね。
続いては、海の生物関係。
まずは、↓イカ。
これは、実に素晴らしい出来栄え。
ウスチャと記載されているから、たぶん他の色もあったんだと思う。
このウスチャは、スルメみたいでいいね。
お次は、↓タコベイト?
海のトローリングなんかで、定番のアイテム。
でも、これは5cm位の超ミニサイズ。
バス釣りで言う、チューブベイトみたいな感じかね?
お次は、↓こんな魚。
なんの魚なのかは、ワカラン。
よく見たら、このパッケージにも、サクラベイト(ルアー)って書いてあるね。
↓これも、まったく同じデザインだが、色合いが違う。
イワシかな?
続いて、↓こんなイクラもある。
渓流釣りでは定番なエサ。
よく出来てはいるが、釣れるのかな?
さて、お次は気持ち悪い系の虫シリーズ
まずは、↓赤虫
色は薄いね。
オレ的には、赤虫の中身のエキスによって釣れてる気がするから、たぶん、こんなん釣れないと思う。
↓ウジ虫
これは、オレ的には本物を使いたくない。
でも、だからといって、これを使うことも無いと思う。
↓ピンク系もある。
白いのと同じで、No,22 ¥160 と記載されてるね。
↓ブドウ虫
本物のブドウ虫は圧倒的に釣れる。
これも、やっぱし、虫の中のエキスが効いているんだとオレは思う。
↓ちょっと得体の知れない系
「S赤 エビズル」とあるのだが、エビズルってなに?
そんな名前の虫は聞いた事無い。
モノも、ブドウ虫に色付けしたみたいな・・・感じだね。
↓これは・・・?何?
川虫の一種なのかな?
トビケラにもちょっと似たような感じだね。
↓これは、たぶんコオロギ
本物のコオロギの様に、丸々とは太ってない。
ちょっとスリムな、不思議ボディのコオロギ。
↓これは・・・スズムシ?
ちょっとスリム過ぎるので、スズムシじゃなくてなんらからの羽虫だと思う。
↓色合いが不思議なバッタ。
形状的にはバッタなのに、茶色に黄色に赤という、不思議な色合い。
おそらく、イナゴだとは思うんだけど、どうしてこんな色合いになってしまったのだろうか?
↓ウーパールーパー風
サンショウウオかもしれないが、ウーパールーパーにクリソツ。
エラから、3本の髭みたいなモノまで生えてる。
このサクラベイトだけは、不思議なプロペラみたいなパーツが組み込まれたキャロライナリグになってる。
このペラに、効果があるのかは未知数・・・。
ラストは、↓定番のカエル
これは、ちょっと不思議な色合いで、よくあるモノよりも緑が鮮やか。
背中に白をあしらう手法も、このカエル以外では確認出来てない。
↓逆に、コレが王道なカエル。
濃い緑に、黒いドット。
腹は白くなっているのが特徴で、サクラベイトだけでなく、ほとんどのカエルがこの色合い。
例えば、↓このフジベイトも同じ色合い。
それもそのはず、このフジベイトってのは、
↓「櫻井釣漁具株式会社」製。
サクラベイトの姉妹品とある。
なんで?分けたの?
う〜ん・・・、なぞがいっぱい。
↓フジベイトには、こんなカニもあった。
↓一見、無名なメーカー風。
↓裏紙には、こんな風に描かれていた!
コレも、フジベイトだったとは!
しかも、あのクオリティでゴカイだったとは!
↓コッチの方が、1980年代には売れてた気がする・・・。
今は、消滅しちゃったけどね。
コレは、水を含むと大きくなる。
夜店で、一時水に入れると巨大化するおもちゃがあったけど、それと同じシステム。
というか、コッチが元祖だね。
でも、コレは単体で魚を釣る能力を有してないから、ゴカイを3〜4本フサ掛けして使う場合の1〜2本、コレを使うと省エネになるよ・・・というモノ。
売れるワケねぇーな。
さてさて、それでは、先のサクラベイトでちょっと触れたんだけど、
↓こういうカエル達って、昔の釣具屋さんにはけっこういっぱいいた。
どこの釣具屋さんに行っても、大したルアーや釣り具が置いてないお店であっても、
この手のカエルがいたもんだ。
そんなカエルの、オレの中での大手製造メーカーと言えば、
↓DAITOU(ダイトウ)
たぶん、現存してないメーカー・・・だよね?
昔の釣具屋さんだと、これが20個位シート状になってぶら下がっていて、その中から1個ちぎって買うみたいな、
そんな駄菓子屋感覚で売られていた。
なので、釣具屋だけじゃなく、小さい川や池のほとりにある、
小さい売店兼釣り具もちょっとあるよ、みたいなお店にもあった。
↓ちょっと、栄養失調気味のカエル
スリムなのに、お腹はポッコリしてる、ちょっと不思議な体系。
こういうデザインってのは、一体だれが何を基準に考え出したんだろうね?
こんな形状のカエルなんて、どこの世界にもいないってのに、その形状がこういう風にルアーになってるなんて、
不思議過ぎるにもほどがある。
そんな不思議いっぱいのダイトウからは、
↓こんな蜘蛛も販売されていた。
コレは、ルアーというよりも、縁日にあったゴムのおもちゃの様な・・・。
他には、↓MARUTOというメーカーもカエル作ってた。
このメーカーは現存していて、サイト情報によると、「鮎掛鉤ひと筋に百余年 鮎専門メーカー」となってる・・・。
それじゃあ、このカエルも鮎用なのだろうか?
なんて、そんなワケ無い。
おそらく、針を作ってる関係で、こういうのも作れたんだと思う。
なので、↓メーカー不詳で同じデザインのカエルが、当時はいっぱい出回っていた。
サイズの違いこそあっても、デザインはまったく一緒。
色合いも同じ。
世にも不思議なカエルが、昔の釣具屋さんにはいっぱい生息していたんだけど、
今は住みにくい世の中になってしまったんだね。
残念ながら、オレ的絶滅危惧種に認定される程、数は激減してしまった。
↓多彩なパチモノを提供してた「Sango Lure」のカエル。
緑のボディに、黒いドットが定番だったね。
腹が白いと、ちょっと高級感があって、緑一色だと安っぽい感じがしたもんだった。
↓こんな詰め合わせも発掘・・・。
コレは、完全にメーカー不詳。
コオロギは、先に紹介してるモノに似てはいるけど、う〜ん・・・、どうでしょう。
↓コレも、正体不明。
ハサミや目玉が、色分けされているのが、当時としては画期的だったんじゃないかな?
まさかの、単体売りだしね。
オマケ!
↓高知県の海沿いの釣具屋でみっけた。
イカのルアー?
和興産業株式会社製とあるが、そんなメーカーは知らん。
WAKO グラスロッドなんて明記もあるから、その辺が昔はウリだったのかな?
日本総販売元なんて記載もあるんで、海外品を色々と売りさばいていた妖しい会社なのかな?
さらに、ワコーバラクーダールアーという記載もあって、驚く事に商標登録までも完了している。
そこまでやってる割には、どうにも得体の知れない感がある。
もしかしたら、東京方面には進出してなくて、西日本中心でインチキ商法していた会社なのかもしれないね。
とりあえずはこんなトコで、またサクラベイトや妖しいカエル達を発掘したら、ひっそりと更新していくぜ!
2.カメレオン
どう? このパッケージ、すんごいソソるでしょ!
箱を見ただけで、脳ミソがクラクラしたけど、
中身見て、更にぶっ飛んだね。
超ナイスデザイン!
この絵を書いたアーティストは、ただモンじゃないね。
この妖しげな釣り人と子エビに見間違えそうな魚、完璧です!
更に、箱に書いてあるフレーズがスゴイ!
「魚に見えない糸」「強く、やわらかい、魚が倍つれる糸」だって、
どう? このフレーズ、ツッコミを入れずにいられる?
んで、このラインは、どのへんがカメレオンなのか?っつうと
ラインの色が画像だとブラウンぽいかな?
コレが、光の加減でモスグリーンやら、ワインレッドやらに変色する。
まっ、早い話、いろんな色に変色するから「カメレオン」なんだね。
でも、だからって魚に見えない糸ってのは・・・、まっ、いっか。
3.ミラクルジムのペットボトルキャップ
知ってるかい?こんなアイテム。
けっこうマニアックなアイテムでしょ!
ミラクルジムは、知ってるよね?
そう、あの「村田 基」です!
村田さんにゃぁ、その昔フリーマーケットなんかで色々とお世話になりました!
M岡さん、他の皆様、読んでないと思うがど〜もです!
ところで、コレのどの辺が珍品か?っていうと、
まぁ、こんなアイテムがあったなんて知らなかったでしょ?
オレも知らなかったけどさ、ウチの奥さんが、実はこういう「食玩」が大好き。
だもんで、GETしました。
実は、コレ、食玩界(特にボトルキャップ部門?)では、
非常にレアな一品として雑誌に紹介されてたくらいの品。
バス釣りを全く知らない「食玩マニア」達でさえも、血眼になって探している一品だとか・・・、ホントか?
ちなみに、この4種でフルコンプだよ〜ん。
ボトルの中身は、コーラ味のラムネ!
けっこう微妙なお味でした!
4.オリムピックルアーキット
しっかし、オリムピックって会社はやってくれる!
どうして、こんなにオモロイモノばっかり作れたんだろうか?
実に素晴らしい会社だね。
コレは、おそらく、空前のガンプラブームの影響で作った代物なんじゃないのかな?
販売されてた年代もその頃だったと思う。
(ゴメンこのウンチクはてきとーです)
コレは、早い話ルアーのプラモデル。
ボディに、ラインアイ、ウエイトに目玉、フックにスプリットリング、と
パーツは全部揃っていて、シアノンという名の接着剤と組立説明書が付いている。
塗料だけは、自分で用意して、好きな色に塗って出来上がり!
定価は600円、ルアー種は、オレの知ってる限りでNo,1〜9までの9種類。
クランクベイト系の種類が豊富ですな。
んで、コレは当時、当然のように「売れなかった」ようで、
今だにけっこう各地でえぐれる。
それなりに人が訪れる釣具屋さんでも売ってたりするんで、
現代でもコレが「欲しい!」って思う奇特な人は、どうやら少ないみたい。
コレは、作ろうと思っても、シアノンが既に固まっているんで、
純な接着剤での製造は不可能、新しい接着剤を買ってきましょう。
2017年10月号のロドリ誌面用に、1個作ってみましたぁ。
↓採用されたのは、オリムピック ルアーキット No,4
なぜなら、No,4だけ、ダブっていたのだよ。
たぶん・・・、なんだけど、Balsa50に通づるサイズ感が気に入って、2個買ってたんじゃないかな?
↓ボディ、ラインアイ、リップ、フック、目玉、スプリットリング。
画像じゃ伝わり辛いのだけど、目玉が実にショボい。
半円型の球体の中に、黒い円形のモノが入っていて、黒い目玉は動く。
ただ・・・、ルアーのサイズ感と、目玉のサイズ感には違和感しか感じない・・・。
この目玉で作り上げたら、可愛さ0%間違い無し!
↓取説の絵は、可愛いのになぁ・・・。
作り方の解説も、シンプルにして簡単。
作り方よりも、完成後のトゥールチューンの解説の方が、大きく丁寧。
そういうトコ、イイね。
↓まずは、ボディを接着。
ラインアイは、ワイヤースルー構造。
ボディに刻んである溝にハマる様、ちゃんと形成されているんで、ワイヤーはイジる必要無し。
挟んで接着すれば、OK
↓ボディ接着には、プラモデル用のアイテムを流用。
瞬間接着剤だと、強度イマイチなんで、融着出来る接着剤を使うのが鉄則。
でもオレは、気密性も求めて、両方を使って接着した。
ボディの外側付近はアロンで、中はタミヤって感じ。
↓接着後は、接着面を整えまーす。
ちゃんと、耐水ペーパーが付属してた。
↓裏面もやりまーす。
ラインアイのトコに、ちょっと隙間があるの分かるかな?
この穴は、ラインアイが出てる3カ所全てで起きてる現象。
まあ、こういうトコの作りは、当然甘いでしょ。
そういうトコは、↓パテで穴埋めしまーす。
↓少量しかいらないんで、竹楊枝でほじって使う。
↓こんなもんで、多めに入れちゃいまーす。
はみ出た場合には、あとでヤスリで調整。
↓テールアイも、同じ様に穴埋め完了。
こういう作業が面倒臭いんで、なかなか作ろうと思う人は、いないのかもしれないね。
まあ、埋めなくても、使用には問題ないかもしれんが、少なからず内部に浸水するのは間違いないワケだし、
それによって、劣化のスピードは上がると思う。
まあ、パテで穴埋めしなくても、塗装時に塗料で埋めるという強引なやり方もある。
↓似てる?
そんな事を言ったら、Balsa50に失礼か?
↓塗装前の下処理しまーす。
↓ベース色に、シルバーを塗る。
↓このシルバーは、アルミフィニッシュなんで、ちょっと色合いが独特なんす。
シルバーで塗るのは、この上に明るい色を塗った時映えるから。
シルバー塗らずに明るい色を塗ると、くすんだ色合いになったり、変な感じに塗り上がってしまうんで、
明るい色のルアーにする場合には、必ずベース色を塗った方が良い。
お金持ちだったら、スプレー塗料やエアブラシで塗る方が、キレイに仕上がる。
オレは、筆塗りの風合いが好きなんで、オールハンドペイントで仕上げていきまーす。
↓お次は、白を塗る。
白は、色ノリが悪いので、↑↓画像の様に、銀の部分が残っていてもOK
1度の塗りじゃ、白は完全に乗り切らないので、一度乾かしてから、また白を重ね塗りしていく。
なので、1回の塗装では、塗料を薄く塗る方が良い。
何度か重ね塗りをしていけば、銀の部分は、ちゃんと白くなる。
↓こんな感じにね。
白いのが出来たら、画像のスプレー(トップコート光沢)やクリアーのスプレーで、2〜3回ルアー全身を噴いてコーティングする。
そうすると、↓模様が書きやすくなるのさ。
模様も、フリーハンドでOK
魚の模様なんて、本来規則正しく並んでる事なんてあり得ないからね。
キレイに描く必要など、無いのだよ。
書くのには、ガンダムマーカーを使用したのだが、線が細すぎた。
なので、↓マッキーで書き直した。
こうなってくると、何にしたいか分かるよねぇー。
ディズニーにも、似たような魚が出てる映画があった様な・・・。
↓イイ感じでしょ。
↓リップと目玉をつけてみました。
目玉は、付属してたオリムピック製のオリジナルを使ってみたのだけど・・・、似合わねぇー!
スーパー不細工になった!
可愛げが、まったく無くなったよね。
なんか・・・、おばさん感が溢れ出てる。
さっきの目玉無しの画像の方が、よっぽど良く見える程、目玉ひとつで、とんでもなくダメな魚に成り下がった・・・。
これじゃあ、ディズニー映画にゃ、出れないでしょ。
可愛く仕上げたい場合には、目玉は純正品を使わない方が絶対にイイ。
しかも、この目玉、すぐに壊れそうな雰囲気バリバリ。
実は、製作途中でも一度失くしたほど、小さくて扱い辛い。
それに、半球型だった上の部分が、失くした際に何かにふんずけられたのか、ちょっと潰れてる・・・。
この後は、さっきのスプレーを噴いて、再コーティング。
でも、それだけだと塗装に強度が出ないんで、クリアーなニスでも再コーテイング。
そうすれば、そこそこ塗装剥げは抑えられるんじゃないかと・・・。
コーティングを怠ると、すぐに塗装剥げが起きるのだよ。
ちょっとラインに擦れただけで、下地が出てきたり、塗装部の凹みが起きたりするのだよ。
実際、今回作ったヤツも、出来上がって風呂場でスイムテストしてみたら、ぶつけた衝撃で塗装剥げたり、
ラインにこすれて痕になったり、だもんで、オレンジを剥げたトコだけ部分塗装したら、ちょっと塗料が盛り上がってしまったり、
色の明暗が出来てしまったり・・・と、完成度は低い。
↓画像だと、そこまでは伝わらんかな?
↓これだと、ちょっと黒いラインがにじんでるのが分かるかと・・・。
色のにじみは、スプレーした時、やり過ぎると出来てしまう事が多い。
コーティング強くしたい・・・と思うと、ついつい無駄に噴き過ぎちゃうもんなのさ。
↓まあ、塗装が変な方が、オレ的な味があるという事で・・・。
上手に塗装する人だと、マスキングテープを活用して、キレイな線を描いたり、塗装もムラが出ない様、エアーブラシを使うと思う。
そういった技術と道具があるのなら、キレイに作った方がイイかもしれんけど、
自分で使う、自分が作るルアーだったら、自分色に染めたルアーを作るべき!
その方が、使い倒せるってもんだよ。
キレイに作っちゃったら、もったいなくて飾っておきたくなるからね。
それじゃあ、コイツは活かせないでしょ。
5.人造しらす
人造しらす!!!なんなんでしょうか?このすんごい名前!最高だね。
さらに、この妖しいパッケージ、オヤジ二人が妙だね。
当時はコレがナウいのかな?
この「人造しらす」ってのは、まぁ、現代で言う「ミニワーム」みたいなモノなのかな?
1インチ位で、パールホワイトカラーの硬いスティックベイトの様なモノともいえるかも?
んで、コレは釣れんのか?どうなんだろうか?気になるね。
なので!当然使ってみた。
が、 針に付けても、人造しらすそのモノは、ほとんどアクションしないんで、
ジャークして使う必要がある。
一応、パッケージのマネして、サビキ仕掛けに付けてみたり、ダウンショットで使ったり、
超ミニジグヘッドでも使ったが、ダメだった。
でも、まぁ、2〜3回の釣行で使っただけだからね、時期とかが悪かったのかも知れない?
頑張れば、釣れることもあるだろう系アイテムだね。
さらに、この人造しらすの姉妹品らしきカエルも発見した!
コレも、パッケージがかなりキてる。
超トレンディなギャルが二人(双子か?)、コレもまた強烈。
けど、この二人、今ならお宝的なタックルで、このカエル使ってるね。
このカエルも、しょぼいよな〜。
6.Qちゃんストラップ
マルキューのイメージキャラQちゃんのストラップ。
以前、このキャラの名がわからず、フィッシングショーのマルキューブースにいた
おっちゃんを捕まえて訪ねたところ、おっちゃんも困惑しながら、
「マルキュー坊や」と答えた。
かなり考え込んだ末の回答だったのだが、この名前が妙にハマっていたので、
すんげー納得したが、後日、「Qちゃん」と判明・・・、オイっ!
オレは、↓このキャラがかなりお気に入り。
釣りキチ三平グッズとQちゃんグッズをコレクションしようかと検討しているが、
Qちゃんグッズは、あまりにも少ない・・・。
なので、まあ、適当に集めるとすっか。
7.DAIWAなマグカップ
ビバフィッシングの英字にバショウカジキかな?
釣りキチ三平が、大ブームとなった時、
あこがれな釣り魚といえば、カジキだった気がする。
現代は、対象魚を絞ってしまうことが当たり前で、
その対象魚を釣ることのエキスパートだけが重宝されているような気がするが、
三平は、どんな魚でさえ釣り上げようとする。
その貪欲というよりは極自然な、釣り人ならふつーのことが出来る素晴らしい人だね。
なんなんだろうねー、現代は。
ブラックだけ釣ってることが「えらい」みたいな風習には、がっくりきちゃうよ。
エコを強制したり、くだらない能書きをたれる前に、ふつーに釣りを楽しみなさい。
8.サイクロン
なんと!まあ、驚くべきクリンチノット結び装置!
ありえんだろ!こんなの!
元値がいくらだったのか?わからんが、売ってたお店では
特売500円で売れ残り、最終処分な100円。
確実にいらない代物だけど、100円だから買ってみた。
パッケージによると、「フロリダのバスプロが考えたクリンチノット!
しなやかなラインでもスッポ抜けがなく結節強度は最高!!」なんて書いてある・・・。
フロリダのバスプロって誰だ?
しかもだ、この装置は手巻きの約5倍の早さで結べるらしい・・・。
やってみた!
う〜ん、明らかに、手巻きの方が手っ取り早い!
↓アユの友釣りに使う、三本イカリ針用もある。
コレはちょっと、便利な気がするね。
9.Worth Splitring Pliers
ちょっと珍しい、Worth社製のスプリットリングプライヤー。
ワース社のルアーといえば、フラッターフィンやエッグサックなんかが有名だが、
いずれも1980年代以前の代物。
これ以降のルアーなんてのは、見たことも聞いたことも無い。
現代じゃ、ワース社そのものを知っている人さえ、OLDマニアの一部だけになってしまった。
そんなワース社から、こんなのも出ていたのかと、
ちょっと驚きな珍品。
プライヤーのリングを開口する部分が、けっこうデカイんで、まあ使い辛い。
でも、アメリカンな巨大ルアーに使われている、巨大スプリットリングにならベストマッチかな?
↓付属のスプリットリングは、驚くことに鉄製のメッキバージョン。
そこは、ステンレスであれ!
10.Tooth Saver
ABUリールのサムスクリューに取り付ける、ラインカッター。
↓コレが、取り付け方法ね。
↓こんなパーツが、2個入ってる。
もちろん、1個のリールに1個使えばOK
サムスクリューを緩め、画像の右側の凹みを挟んで、再度締め直せば取り付け完了。
若干沿っているんで、樽型リールの湾曲に合わせた曲がりになってる。
もちろん、ABU以外にも取り付け可能。
パッケージによると、DAIWAならMILLIONAIREの
V、3H、5H、6H、6B
D.A.M.ならQUICK 700か800
LEWだとBB−1
う〜ん、どう考えても1970年代のリールばかりじゃないですかー。
この珍パーツも、そういう時代に生み出された代物なんだね。
どうりで、現代じゃ売ってないワケだ。
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