えぐり裏技集


★どうすればえぐれるのか?
みんなから寄せられる質問で、けっこう多いのが、「どうすれば、えぐれるんですか?」ってことだね。
コレの答えはただひとつ! 
「釣具屋へ行く」だけ。
結局、えぐるってのは、釣具屋へ行くってこと、行かなきゃえぐれないってのは当たり前。
じゃあ、行けば必ずえぐれるのか?ってのは間違いで、釣具屋さんに行ってれば、えぐれるかも?ってこと。
簡単にえぐれるんだったら、「えぐり」という行為自体が成立してない。
「えぐる」のが難しいから、「えぐる」という言葉が生まれたんだと思う。
とにかく、お店へ「行く」ってことが一番大事。
そんで、出来るだけ色んな店へ行くこと。
同じ店に通い続けるんじゃなくて、日本全国津々浦々、アッチコッチのお店に出没するのが望ましい。
実に単純な事で、行った軒数が多ければ、それだけえぐれる可能性も広がるってこと。
そんで、行ったら軒先で判断せず、必ず店内に入って可能な限りえぐる(掘る)事。
何かを買って、お店のじいちゃんばあちゃんと会話するってのが、
実は、かなり大事な要素で、オレのスーパー裏シークレットテクニックですな。
オレの実体験では、ばあちゃんと会話したら、バブル期の人気絶頂な時にメガバスのプラグが50個位と、
エバーグリーンのプラグがダンボール1箱出てきたことがあった!
ばあちゃんが言うには「ルアーなんて売れない」から、並べるのが面倒で奥にしまっていたってことだった。
えぐり旅の第7歩で訪れたお店でも、「古いのは売れないから」って理由で、お宝的なABUが奥にしまわれていた。
こういった現象は、けっこう多くて、お店のじいちゃん&ばあちゃんは、世間の人気なんぞしらんもんだから、
自分達の判断で売れるモノ、売れないモノってのを決めている。
まぁ、当たり前のことなんだけど。
コレが、意外と相場とは違う判断の場合が多いんだよね。
古いから売れないとか、ルアーは売れない、なんて判断はその典型的なもので、
こういったケースのお店は、えぐれる可能性がかなり高い。
だけど、こういうお店を発掘する方法ってのは、お店のじいちゃん&ばあちゃんと熱烈トークをするしかない!
お店に入って、店内にある釣具だけを眺めて、イイモノがないから帰る・・・。
こういうえぐり方では、なかなか良いモノはえぐれないのが現状だと思う。
えぐるには、とにかく色んなお店へ行く事、行ったらお店に入る事、入ったら隅々までチェックする事、
最後にじいちゃん&ばあちゃんと熱烈トークをすること、出来れば、トークのお礼に何かを買うってのが、
オレのえぐり師としてのこだわりな部分。
補足的なワザとしては、一度行った店には、その後も必ず訪れる事にしている。
前回に訪れていた時のことを、覚えていてくれるじいちゃん&ばあちゃんも多く、
その時に話した内容から、お店の中や倉庫を探して古いタックルを見つけ出してくれてたこともあった。
こういう事があると、もうオレは嬉しすぎて嬉しすぎて・・・、一生えぐり続けてやるぅ〜、って感じだね。
けど、実は難点も2つばっかりある!
ひとつは、けっこう金がかかるってこと。
1日1軒位のペースならば、大した出費でもないんだが、週末土日で50軒とかやっちゃうと、大変な出費になる!
まぁ、この辺は、調整できることなんで、やり過ぎないように注意することだね。
もうひとつは、再び訪れた釣具屋さんで、「探したらこんなのがあったよ」と言われて、全然いらない釣具を出されちゃう時だね。
まぁ、これも、キッパリ「それはいらないよ」って言えばいいんだけど、オレには無理ですな。
そんなこと言われて出されたら、どんなモノであっても、買わずにはいられないね。
せっかく探し出してくれたんだもんなぁ・・・って、ありがたく買わせて貰っちゃうよ。
けど、コレが予想外の出費だもんで、けっこうダメージがデカかったりする。
それでも、こういう出来事も全て含めて、オレは嬉しくて楽しいんだよ!
えぐり旅ってのは、「単に古いタックルを探すだけ」、ってイメージが強いんだけど、
実は、そんな小さい部分ってのは、オマケ的な要素なだけで、
本当はもっともっと奥が深くて、すんげ〜楽しいことだと、オレは思うよ。


★盲点なえぐり旅
えぐれる店ってのは、長年人目につかず、ひっそり細々と営業してた釣具屋さんだけ・・・だなんて、思われがちなんだが、
オレの見解では、正直そんなことはない!
逆に、そんなお店を発掘するほうが、はるかに困難なことだね。
タックルをえぐるというか、人気のタックルや、OLD系のタックルをえぐりたいんだったら、
現代では、他の方法のほうが、はるかに楽。
特に、OLD系のタックルは、オークションと中古釣具店の方が楽にえぐれるね。
それでも、OLD系のタックルを入手出来る盲点的なお店ってのは・・・、実はけっこう色々ある。
まずは、フリーマーケットってのは、有名な穴場だね。
釣具を専門で売ってるワケでは無いんで、必ず良いモノが売ってるワケではないが、ある時にはある! 
それも、滅多に出回らない、すんごいのもあったりする!
まぁ、仮に何にも釣具がなくても、フリーマーケットなんで、他の自分の欲しいモノがえぐれたりもするのだから、かなり楽しめる。
出来れば、規模が大きいフリーマーケットほど、釣具には遭遇しやすい。
もうひとつ、リサイクルショップってのも、けっこう穴場。
これも、フリーマーケット同様に、必ずあるワケじゃないけど、あれば・・・、って感じだね。
釣具があった場合の特典としては、フリーマーケットもリサイクルショップも、専門の中古釣具屋さんと違って、
その商品に対する価値観ってのがまったくないから、市場じゃ超プレミアな品が、超激安! 
それも、こんな値段でいいのか?ってな金額の場合も多い。
OLDタックルを探しに、釣具屋さんには行くけど、フリーマーケットやリサイクルショップに、それを目当てに探しに行く人は、そうはいない。
結局、「人が行かないお店」ってのがキーワード。
えぐれる釣具屋を探すってのも、基本的にコツは同じ。
行っても、えぐれるモノなんて、なんにもないよ・・・って、行く前から考えちゃうようなお店だったり、
行くのが面倒臭いなぁ・・・なんて考えちゃうようなお店だとか、お店の前まで来たものの、
パッと見で冴えない感じがして入るのをやめちゃうようなお店ほど、イイモノが残ってる。
自分がそう思っちゃうってことは、他の人もそう思ってることが多いんで、
そういう風に自然に思えちゃうお店こそが、えぐれるお店になる。
コレと似たような現象で、中古釣具屋さんで、中古ルアーが大量にあるお店の場合、全部見るのが面倒臭いな・・・って、
思えちゃう配置をしている中古釣具屋さんでは、店内のタックル全てを掘り返すと、えぐれることが多い。
だけど、OLD品や人気品のプレミア販売をしているお店では、えぐれることは、あり得ません。
いや、あんのかも知れないけど、オレはこういう店だと、ちゃんと調べない。
だって、欲しいモノが高値で売られてるってことは、安い掘り出し物なんてあるワケがないでしょ。


★基本的なえぐり方
「えぐり」ってのは、釣具屋の場所がわかんないと始まらない。
釣具屋を調べるには、今は色んな方法があるよな〜。
インターネットでもガンガンに調べられるしね。
オレは最近(2002年)、最新型のナビに頼りっぱなしだね。
でも、ナビなんて便利なモノがなかった頃には、別の有力手段があったんで、一応それを紹介しまひょ。

昔、オレがやってた方法ってのは、まず、えぐる場所を決める。
例えば、今日は潮来周辺だとか、明日は横浜だとか、ってな感じだね。
そんで、場所が決まったら、その場所の地図を用意する。
出来れば、1県で一冊の本になっているタイプだと、各区市町村別の詳細図があるんで、コレがベスト。
後は、「赤ペン」を用意して、翌日の「えぐり旅」に備え、早めに就寝。
翌朝、現地に8時頃に着く目安で、出発する!
んで、現地に着いたら真っ先にやることは、「電話BOX」を探す!
なるべく人気の無い電話BOXが理想だね。
なんでか?っつうと、BOX内に設置されている「タウンページ」、あの電話帳が必要なんですな。
アレには、その地域周辺の釣具屋の住所が、全て記載されているんで、
電話BOXにこもって、その住所を全て地図に「赤ペン」で印を付ける。
この作業に、もの凄い時間と労力を費やす!
ざっと2時間位かな?
慣れれば早くなるけどね。
そのために、BOXは人気の無い所じゃないとダメ。
なんせ、2時間もBOX占拠しちゃうからね。
ダウンページが取り外し出来る場合には、ちょっと借りてくることも出来るけど、破って持ってきちゃ「ダメ」でしょ!
そんで、現地にAM8時着が理想なのは、この後2時間かけて「地図に店の場所を記す」って作業をするためですな。
記したら、回りやすい順にルートを決めてスタートする。
だいたい釣具屋ってのは、10時にはOPENしてるんで、8時を目安にしてたのさ。
でも、地域によっては(例:海釣りが盛んな地域)、朝6〜8時位から営業開始しているお店も多い。
青森の海寄りなんかは、みんな早かったな〜。
そういう地域を狙う場合だと、もっと早い時間に現地に行ってることもあったね。
でも、今では、この方法どうなんだろう?
携帯電話が普及し過ぎちゃって、電話BOX減ったからな〜。
現代は、便利な世の中になった反面、こういうマニアックな行動には、不便になっちゃたね。
他に条件というか、決まりごとは、朝飯&昼飯は、ファストフードがイイ。
我が家は、立喰い蕎麦やマックかコンビニが多かったかな?
移動しながら喰うパターンが、時間節約につながったね。
でも、晩飯は、全てのえぐり終了後に、のんびり喰う。
豪勢に美味い物でも・・・といきたいが、えぐり過ぎちまって、金がなくなって「ラーメン」か「牛丼」というパターンも多かった。
でも、ご当地モノ喰ったり、買って帰ってくることも多く、それが楽しみの一つでもあった。
1日に回る釣具屋の軒数ってのは、まちまちだね。
まぁ、回れるだけ、限界まで行く!
数えたことは無いけど、1日20軒くらいかな・・・、平均すると(2002年現在)。
そんで、15軒位は、な〜んも無い。
3〜5軒位は、ちょっと古いラパラがあったりとか、パチモノがあったりとか・・・。
雑誌の掲載には使えそうもない、プチ当たり?って感じのお店に遭遇出来てた。
極稀に1〜2軒、当たり店がある・・・かな?
でも、最近はホントに極稀!
えぐれる店が見つかること自体、奇跡に近い状態だね。
ラパラ人気も再燃してるので、OLDと呼ばれるタイプ、特にツネミさん時代のラパラには、出会えなくなりつつある。

最後に、最新型のナビってのも、機能的な違いがメーカーによってまちまちなんで、どれが良いってのはワカラン。
オレは、TOYOTAのとNISSANのを使った事があるのだけど、最高級とされたヤツには、マップ上に釣具店を掲載できる便利機能がある。
その昔、タウンページの情報を電話BOXで得て、地図に直筆で転記してたのが、ボタン一つでナビ上に記載されてしまうなんて!
なんて時代だ・・・。

けど、昔(2000年頃)使ってたオレのDVDナビは、滅茶苦茶故障が多かった。
買って2年3ヶ月、走行距離10万キロで、完全に壊れた回数3回、他にプチ故障も3回あったね。
故障原因は決まって、地図ディスクを読まなくなる。
毎回毎回同じ故障なんで、実は不良品なんじゃないのか?と疑ってるね。
プチ故障は、MDの音飛びが非道かった〜、5秒置きに飛んでたね。
他には、エンジンを切ると、CDチェンジャーが止まって再起動しなくなる、ってのと、
走行中に突然勝手に電源が落ちて、すぐまた再起動するってのが、頻繁に発生中してた。
その要因は、ヘッドの汚れが主だったと思える。
特に、ディーゼル車の場合、エンジンルームからの排気ガスで、相当に汚れてしまう。
まあ・・・、時代が進むと、DVDディスクでは無くなるので、進化の過程での昔話だなぁ。
もし今でも、DVDディスクの地図を読み込むタイプのナビならば、ヘッドの汚れには気を付けましょう。
知らない土地で、ナビがぶっ壊れると、超大変なことになるよ! 
マ・ジ・で!
オレは、あん時、泣きそーになった・・・。
いまだに、どうやって帰ってきたんだろう?・・・って思う。


★中古ルアーのOLD品判別方法
中古ルアーってのは、大抵剥き身で売られているんで「いつのモノか?」なんてのは、
メジャーな商品以外わかりましぇん!ってのが当たり前。
ある程度の知識があれば、大抵のモノが分かるという人もいるだろうが、
それでも、せいぜいバブル期の10年間位の前に売られたモノ(1980〜90年代)辺りが限界かな?って思うよ。
それ以上古い時代のモノが分かる人ってのは、相当なマニアか古〜い人だね。

まず、見分け方なのですが、中古ルアー屋さんに行って、お店で「オオゥ!コレ見たことないぞう!」っていうルアーを見つけた場合、
そのルアーってのは、下記の4部門のどれかに該当します。

1.1980年代以前の古いルアー
2.市場にあんまり出回らないバッタモンルアー
3.日本には大量移入されていない海外製ルアー
4.単なる勘違い


1.の説明は後回しで、2.から説明すんと、
2.市場にあんまり出回らないバッタモンルアー
ってのは、ルアー専門店という肩書きのSHOPには、あんまり売っていないルアーで、
大型チェーン系釣具店の一部、細々と営業している小さい釣具店、
駄菓子屋系釣具店(おかしやジュース、雑貨など、釣具以外にも格安品や現地必要品を揃えている、釣場現地や下町密着型店)などに、
よく存在しているルアーで、外観のデザインは「超オレ系」、機能は・・・、というルアー達。
相場は大抵300円以下が基本。
代表的な例だと、SANGOのルアーとか、ペンギンルアーとかになるかな?

3.日本には大量に移入されていない海外製ルアーってのは、SHOPや個人によって移入されたルアーで、
日本ではあまり馴染みの無いヨーロッパの何処かの国製ルアーや、オーストラリア製のルアーなどだね。
代表的な例だと、ド派手な色のHALCOとかね。

4.単なる勘違いってのは、知識不足やど忘れが原因。

これら3部門に該当しなけりゃ、1980年代以前の古いルアーの可能性が高い!
それが、本当に古いルアーなのか?を見分ける方法ってのは、

1.塗装方法、塗料で見分ける
コレは、古いルアーの場合、現代の有名国産ルアーのような薄く塗られたモノとは違い、
現代品で言うと、アメリカンルアーに多く見受けられる、やや塗料が厚い塗られ方である。
もちろん、例外がいる可能性もあるけど、大抵のモノは厚塗りで間違いなし。
原料の違いってのは、年代のみならず、メーカーによっても違いがある。
コレは、マニアックな手法になっちゃうんで、またの機会にでも・・・、
一概には、現代トーナメント志向ルアーなどに用いられている塗装方法や原料では
製造されていない、ってのは大雑把な判別基準かな。

2.フックで見分ける
フックってのは、中古ルアーの場合、交換されてる恐れもあるし、
店によっては、フックカバーが付いていて確認し辛い場合もある。
有効じゃない場合もある判別方法なんだけど、一応紹介しておこう。
まずは、シャンクの長さなんだけど、シャンクってのは、フックのアイ部分から
針がカーブしてる部分までのことを言うんだけど、これの長さには、
ショート・レギュラー・ロングの3種類がある。
現在、国内製造ルアーには、ほとんどレギュラーシャンクが用いられ、
海外製のバイブレーションには、よくショートが用いられ、
HEDDONのルアールアーには、よくロングが用いられている。
古いルアーには、ロングシャンクが使われている事が多い。
もちろん、たったコレだけの理由で決め付けるのは早計なんだけど、
ロングシャンクのフックを搭載していたら、OLDなのかも?って疑う余地有りだね。
フックのメッキや素材も同じく特長があって、ブロンズ色のフックだと古い場合が多い。
ただ、海外製ルアーでは、現在でもバリバリ「ブロンズ色フック」が使われているんで、勘違いには要注意!
あくまでも、疑う要素のひとつだと考えてね。
もうひとつ、針先がネムリタイプの場合も、一応疑う余地有りです。
ネムリタイプってのは、針先が内側に少し曲がって(ネムって)いるタイプで、
2000年頃の国産ルアーだと、ZEALのルアーに用いられているタイプ。
もうひとつサンプルとしては、エサ釣り用のチヌ針の多くも、ネムリ入りタイプだね。
現代品には、あまり用いられていないフックなので、コレが採用されている場合、ちょっと疑う余地ありだね。
「1980年代コーモランルアー」には、エーグルクロー社製のネムリ入りが用いられているし、
ダイワ取り扱い時代のストーム製ルアーも、針先がネムってるタイプだった。

3.リップで見分ける
コレは、トップウォータープラグやバイブレーションプラグには、無縁の見分け方!(当たり前)
リップに刻印されている文字などが、時代時代によって変化しているメーカーがあって、
この手法で、大雑把ではあるが、多少の時代分類が可能なメーカーもある。
代表的なメーカーだと、「ラパラ」で、文字列変動や生産国名の混合など、様々な変化があるんで
こういった要素からかなりの時代分類が可能。
コレについては、ラパラ講座に詳しく記載しときますので、良かったら参考にしてみてね。
せっかくなんで、ひとつだけ紹介すると、原産国名に「IRELAND」が混合するようになったのは、2000年の頃。
でも、全部のルアーが「IRELAND」になってしまった訳ではなく、「FINLAND」製も混合してる。
その後は、原産国も増えた様なのだが、オレが知ってるのは、ツネミさん時代までなので、そこまでは掘り下げてません。

4.マニアックな細かい部分での見分け方
コレは、そのルアー単体のみに有効な手法なんで、かなりマニアック。
例えば、ジタバグの1/4ozの場合、フロントフック搭載部にカップが設けてあると、ちょっと古い。
ラパラのGFR(蛍光赤)カラーは、背中のオレンジ(赤?)がツヤ消し(マット)だと古い。
などなど、こんな感じで、そのルアーやカラー限定のマニアックな手法ですな。

5.ヒット:バスルアーで照合する
えぐった釣り関係の本 3Pの29番にて紹介している、「ヒット:バスルアー」という本を参考に、この本に掲載されていないかを照合してみる。
1980年代のルアーであれば、大抵この本に載ってるよ〜ん。


◎フリーマーケットをえぐってみる
昔々、ロドリ主催で行われた「ミニミート」みたいな、「釣具専用のフリーマーケット」じゃなくて、
普通に各地で開催されているフリーマーケットでえぐれるのか?ってのを検証してみまひょ。
結論から言うと、オレはえぐれるって思ってる。
事実、最近(2003年のとある月、2ヶ月で襲撃回数5回)の収穫の一部は
↓こんな、お宝リール!

garcia Mitchell207
ちょいと珍しい気もする、ミッチェルの右巻き。
中古品だけど、完全動作品で、グリスアップしたので機関も良好に甦った。
お値段は、脅威の300円(500円だったのを値切った)!


PFLUEGER543
ちょっとレアっぽい感じさえする、フルーガーのクローズドフェイスリール。
当然中古品だけど、動作はOK!
お値段は、500円(800円だったのを値切った)。


DAIWA GS−900X
ちょいと古いダイワのスピニングリール。
シルバーボディで、スプールやハンドル軸に施された装飾が、ナイスな雰囲気をかもしだしている。
フリーマーに出ているモノとは思えないほど、非常にコンディションが良かったんで、裏の川でのシーバスFISHING用に買った。
お値段は、500円(800円を値切った)。

こんな感じで、意外とえぐれてる。
リールばっかりなのは、単にオレの趣味。
竿も売っていたのだが、コンディションと値段の都合で購入しなかっただけ。
ダイワの古竿なんてのは、けっこう発掘歴が多い。
ルアーだと、新品ラパラCD−9を50円とか、ダイワの中古バルサマック100円とか、1980年代ZEALが300円なんてこともあった。
ラパラは、やっぱ昔っから世界No,1の流通量を誇っているだけあって、フリーマーで発掘できる回数はダントツに多い。
他に意外と多いのは、ダイワの古いルアー。
やっぱり、ダイワのルアーってのも、昔は定番的なモノだったのかな。
とにかく、フリーマーの最大の魅力は、異常に値段が安いってこと。
通常、店頭ではありえない位の金額が相場なんで、超お買い得ですな。
ついでに、釣具以外のモノも、色々見てまわれるというお得なオマケ付き。
だけど、難点も超ある!
最大の難点は、出店数に対して、釣具を売っているお店が圧倒的に少ないこと。
店舗の少ないフリーマーケットでは、釣具が無い!なんてのも珍しくない。
また、あってもショボイ釣具しか売ってないってケースも多く、
当たれば・・・、なんだけどハズレる回数が、実はかなり多い。
やはり、「フリーマーえぐり」もそんなに甘くはないのさ。

そこで、フリマーえぐりポイント。
1.店舗が多い(規模の大きい)フリーマーケットを狙う。
2.車での出店が可能なフリーマーケットの方が釣具はある。
3.必ず値切ること。
まぁ、こんなとこかなぁ?
あとは、普通のえぐり旅と同じことだけど、とにかくハズレまくってもメゲずに行くこと。
そんで、キチンと全部見ることだね。
意外とゴミ溜めの中から、お宝リールが出てきたりするものなのさ。


◎メジャーなSHOPをえぐってみる
「えぐり」っていうと、付いてまわるイメージは、古物を探すってこと。
どうしても「お宝」っていうと、そういうモノが連想しやすいようだね。
けど、オレにとってのは「お宝」は、かなり守備範囲が広い!
そんなワケで、「古物」だけじゃなくて、面白いお宝的なモノっていう概念も含めて、えぐってみたいと思う。
そう考えると、メジャーなお店にもヘンなモノがあんだよね〜。
やっぱ、大型店舗なんかだと、仕入れの量も莫大、余っちゃう釣具だって莫大!
なので、オモロイ物も、けっこうあるもんなのさ。

そんなワケで、関東じゃ有名な「J州屋」に行ってみた(2003年現在)。
とりあえず、ルアーを物色。
ココは、自社ブランドのルアーを大量に在庫していることで有名。
その自社ブランドルアーってのは、市場的には、なんとなく不人気な気がする・・・。
ネタとして、オモロイってのはあるが、マジ使うルアーとしては・・・。
そんな評価が、どうしても付いて回ってた。
率先して悪く言う輩も多く、そういった事が記事になってしまった事もあって、オレ的にはすんごく残念な出来事でもあった。
まあ、オレは、他人がバカにするルアーであっても、オレ目線では、どんなルアーであってもお宝であり、お友達でもあり、酒の肴でもある。
なので、そんな自社ブランドのタックルだらけなJ州屋さんでも、色々とえぐれるのさ。
↓まずは、こんなん。

OZARK BAITのスーパーベイトXセット
人間型の極少サイズのワーム4個にジグヘッドが2個内蔵されている。
通常販売価格290円(税別)が、なんと広告の品ってことで50円!
もはや、利益もいらんから誰か持ってってくれ!って、なげやりな感じがグーだね。
人間型っていう時点で、何事?って感じでしょ。
なにがどうしてこうなったんだか、実に興味深いワームですな。
果たして、釣れるのか?
そんな気分にさせてくれるワーム、世の中にそうはいないぜ。

お次は、小物関係をチェック。
すると、↓こんなのがあった。

RYOBIのマルチパーパスクリッパー。
ラインカッターにシャープナーとフックアイ空けが付いた、3徳構造。
シャープナーは、画像では分からないんだが、T字型の上部にある。
意味不明なのが、フックアイ空けだね。
ボールチェーンとは反対側にある、スパナの様な部分の真ん中にある針が、フックアイを空ける機構になっている。
たぶん、塗料等でラインアイがふさがってしまっている、作りが悪いルアーの為に用意されている機構だと思う。
現代では考えられない事だが、1980年代のルアーには塗料でアイが塞がってるなんて、よくある事だった。
特に、リトルジョージなんてのは、毎回塞がってたね。
なので、そんな機構があるなんて、古っぽい感じでナイスですな。

↓お宝じゃね?

まさかのマルキューのゴザ。
完全無欠の珍品っぽい感じがする、ナイスアイテムだね。
意外とデカイ(1畳位かな?)ゴザで、釣り場で使う事を考慮して撥水加工されている。
実に素晴らしい・・・。
ゴザのいたるところに、マルキュー坊やが描かれているのが、素敵だよねぇ。
マルキューのメインキャラってのは、何十年も同じ・・・だと思う。
このキャラの名前が長年分からなかったのだが、2003年にやってた、フィッシングショーのマルキューブースで尋ねた結果、「マルキュー坊や」と判明。
回答してくれた方が、一瞬考えてからの返答だったんで、やや不安な感はあったが、まぁ、どう考えても「マルキュー坊や」以外の名前はありえないよなぁ。
そう思っていたのに、実は「Qちゃん」だと判明!
おいっ!
あの時、マルキュー坊やと答えたヤツは、何モノじゃ!

↓こんなのも買ってみた。

コレは、単なる竿ケース。
当然、ルアー用なんて代物じゃなく、たぶんヘラ竿かなんかのだと思う。
なぜ?こんなモノを買ったのか?ってえと、

コレです、竿ケースに付いてる、このエンブレムにクラクラきちゃいました!
こりゃぁ、やるなって感じのナイスデザイン! 
参りました! 
つい、買っちゃいました。
まぁ、2Pロッドのケースになら、ちょうどイイかと思ったんだが、ウチに帰ってビックリ!
この竿ケース、90cm位しか長さがないんで、2Pロッドでも6フィート以下の竿じゃないと収納不可能。
6フィートジャストの竿でも、つなぎ方によっては先っちょが出たりしちゃうんで、なんとなく失敗したような気もする・・・。

最後に、裏の川で釣りする用の粉エサも覗いてみた。
↓これは、どう?

なんか、良さそうな感じしない?
水入れてコネれば、「ツミレ」になるんじゃないか?・・・とは思ったけど、さすがにソレは危険だね。
コレの使い道としては、とりあえずフォーミュラーにしてみようかと思う。
オレは、こういった粉系のエサを「フォーミュラー」として使う実験をしている。
現時点でのNo,1フォーミュラーは、「さなぎ粉」だが、コイツにも期待してみたいね。
使い方としては、濡らしたルアーに、このパウダーをつければ良い。
ワームの場合には、ぬか床の様に漬けておくことも多い。
早い話、ワーム袋の中に、このパウダーをぶち込んじゃうんだね。
時には、色々な粉を調合してワームを漬けておく場合もある。
この妖しげな調合作業は、意外と楽しい。
もしかしたら、すんごい威力のフォーミュラーが誕生するかも!?・・・って想像すると、
それを持って釣りへ行くのが、すんごい楽しみになる。
なお、効き目は、永遠に調査中なんで、そこんとこ夜・露・死・苦!


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