1.worth dodger spoon


上段は、ドット柄のスプーンを、下段には、うねった線が画かれたタイプに分けてみた。
下段の右側のは、ハンマードタイプになってて、ちょっと珍しい気もする。
おそらく、1970年代のスプーン・・・だと、思う。
ワース社が、スプーンを出してたなんて事すら、現代じゃほとんど知られてない。
ワース社のルアーといえば、有名なのはフラッターフィンで、後は、エッグサックというソフトな卵の不思議ルアーがある。
ワームも作ったりして、当時はアメリカで手広くやってた様だが、日本に代理店がなかったのか?
当時の日本は、ルアーフィッシングが盛んじゃなかった事もあってか、それほど日本に流通してないメーカーだよね。
このスプーンは、群馬のパイオニア商会で買った以外、出会った事は無い。


2.FLASH SPOON

群馬のパイオニア商会で買ったのだが、後にも先にも、国内でこんなの売ってる店に遭遇したことは無い。
お店のおっちゃんが、元々商社マンだったこともあって、色んなモノを並行輸入したり、
他県にある優秀な代理店ともつながりがあった様で、とにかく、お店にはありとあらゆるアイテムがあった。
おそらく、そんなドタバタの中、紛れ込んできたスプーンで、誰の目にも止まらぬはずが、オレが買ってしまった・・・みたいな。
それほどまでに、国内じゃ認知度0なスプーン。
裏面の英字によると、おそらくメーカーと思われる会社名は「NATIONAL EXPERT」
アメリカの会社で、1969という表記がある事から、その年に誕生してる会社なのだろう・・・と。
現存してるかまではワカランけど、現代ではルアー会社として全く聞いた事が無いので、巧い事ルアーでは儲けられなかったんじゃないかな?
ちなみに、ルアー名とするべきかワカランけど、No,2662という表記がある。
あとは、1/4ozで、カラーは、DRY−Nとなるみたい。
コレ以上の手掛かりは、ありましぇん。


3.Shakespeare スプーンS

ルアー名の表記が無く、シェイクスピアのロゴの前に、Sとあるから、スプーンSとしてみた。
サイズは、銀と銅のヤツは、28mmで3g
ピンクのは、もうちょっと大きいのだけど、表記が無いんでワカラン。
シェイクスピアは、一時期OEMで日本の会社に色んなタックルを作らせてた経緯があるのだけど、
このスプーンがどこの国で生産されたかまでは、いまんとこ不明。
時代的には、1980年代だと思う。
↓大きいサイズのもあった。

ただ・・・、同系なのかは、正確に分かってない。
↓裏面には、Shakespeareと刻印されとるがね。

忠さんのBiteに、ちょっと似てる気がするなぁ・・・。


4.メップス サイクロプススプーン

スピナーが有名なメップスが売り出したスプーン。
もちろん、おフランス製ざんす。
サイクロプスとは、ギリシャ神話の一つ目の巨人キュクロープスを、英語読みしたモノ。
だもんで、目玉シールが貼りつけてある。
それだけで、釣果に違いがある・・・とでも、言いたげなルアー名だが、果たしてその効果はどうなのでしょうか?
オレ的には、あんま実感出来たことはないけどね。


5.Original Dick Nite Spoon

Dick Niteが、開発者なのか?メーカー名なのか?ルアー名なのか?
謎はベールに包まれたままです。
パッケから、アメリカ製であることが判明。
あとは・・・、なんもワカランね。
ググっても、スプーンの画像しか出てこないから、日本国内じゃ、Dick Niteが他のスタイルでルアーを提供してる事はないと思う。
それほど古いスプーンでは無く、2018年現在でもアマゾンで売られたりしてるから、アメリカじゃ健在なメーカー名のでしょう。
搭載されてるフックが、やたらとデカすぎるのは、アメリカ製ルアーのあるあるかな?
日本で、鱒族につかうのであれば、フックを交換した方がエエ。


6.タスマニアンデビル

オーストラリアのルアーの中じゃ、意外と知名度が高いルアー。
透明の羽根が、スプーンの湾曲の役割を果たし、不思議なフォールと色合いで魚を誘う。
一部で、トラウトに聞くと評判になった事もあるみたいだが、オレは釣ったこと無いっす。
↓ワイヤーは、抜ける構造。

モノによっては、抜けないのもあるらしい。
この構造は、海での使用になにかを見出してくれそうな予感を感じているので、いつの日か改造して試してみたいと思う。

7.ロフティーズ コブラ

見た目も構造も、先に紹介してるタスマニアンデビルと全く一緒。
原産国も、同じオーストラリア。
ただ、作ってる会社とルアー名が違う。
どっちが元祖で、どっちかがパクリなのだろうけど、こんな独特なルアーをパチったということは、
本国じゃ、よっぽど釣れるルアーとして人気を博しているのかな?
このルアーは、日本ではコータックが取り扱っていたけど、2012年頃倒産してしまった・・・。
その際に、某中古屋さんに大量に流れ、激安で色々と買えたもんだった。
このルアーは、200円もしないで売られていたね・・・。

8.SIDE WINDER

パッケの裏には、SENECA LURESとあるから、メーカー名は「SENECA」になるのかね?
でも、「A CME TACKLE COMPANY」とも記載がある。
となると、会社名はコッチで、シリーズ名みたいのがセネカになるのかね?
まあ、そこいら辺は、どうでいっか。
スプーンの形状としては、独特なカットがされており、ボディも魚風に削られている。
それが釣果に結びついていたのなら、世界的に大ヒットしていたことでしょう・・・。


9.MADISON

パッケージに書かれてる「MADISON QUALITY TACLE」以外、何の情報もありましぇん。
カラーは、全体的にガンメタ風で、画像の様に中心部に、変色した部分がある。
それが、故意なのか?ワカランけど、オレには経年劣化での、不思議な変色にしか見えないね。
形状的には、ダイワのダンサーに近いのかな?
買ったのは、宇都宮の汚い釣具屋さん。
今は、宇都宮周辺の釣具屋さんは激減してしまったが、2000年頃までは個性の強い釣具屋さんがいっぱいあったもんだった。
特に、スプーン関係に強くて、そっち系が好きな人にはタマランスポットだったけど、今はほぼ壊滅しちゃったね。
そういう時代よねぇ・・・。


10.ラッキーストライク ナゲット

1970〜80年代のスプーン・・・かな?
おそらく、世界中でも、このスプーンの存在を覚えている人は皆無じゃないかと・・・。
それほどまでに、知名度は無い。
それも、日本国内においては、ゼロでしょ。
だもんで、釣れると称される事なんて、あるワケが無い。
そもそも、知ってる人が居ないスプーンに、特別な釣力なんぞ無ぇ。
当然オレも、使うワケが無い・・・。


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