その他の国産メーカー製スプーン


1.メガバス グレートハンティングスプーン


見た目は、タックルハウスのツインクルスプーンに似てるけど、
↓水を掴むカットは、全然違う。

水を掴むタイプじゃなくて、弾いてヒラヒラするタイプなのかな?
裏面に、「GREATHUNTTING」と刻印されているのは、イイ感じ。
後に、このスプーンは、アワビ貼りに変貌する。
このスプーン専用なのかはワカランけど、グレートハンティング漁師針というアイテムも、1990年代当時は売られていた。
↓コレね。

すんごく細いシャンクで、アユ釣り用の掛け針をアイディアに生まれたらしい。
細い故、柔らかいシャンクだけど、その分しなやかで、折れそうで折れない・・・気がする。
フッキング性能は、どうなのかね?

↓同じ名で、アバロンタイプも存在してる。

コレは、タイプUとサブネームが付いた形状になる。
先に紹介してる初期型にもアバロンタイプが生まれ、それはタイプTと名付けられた。
他に、タイプVも存在してる。

↓新品状態。

外観は、まんまハスルアーで、アワビ貼りなのがミソかな?
ユキちゃんも、この頃は、色々とパクってたのだね。


2.スモールナイト

群馬のパイオニア商会のおっちゃんから貰ったスプーン。
お店を閉めるから・・・というので、お邪魔させて頂き、色んな話を聞かせて貰って、
その上、ウチの奥さんに・・・と、1個貰い、ウチの奥さんがお礼を言いに行くと、「もう一人車に居るな」と、
ウチの息子の分まで頂いてしまった・・・。
↓キレイだから、フックを外してイヤリングに出来るよ・・・と。

ホントに・・・、大感謝です。
ケバケバな色合いで、ラメの様なモノを付着させてる感じだから、ちょっとした衝撃で塗装が落ちそうだけど・・・、
焼付塗装だから、落ちそうに見えて落ちないらしい・・・ホントか?
作ってる会社は、ちょっとマニアックな、栃木中央精機製のスプーン。
ノーブルナイトという名のスプーンが、パイオニア商会には多数あったけど、コレはスモールナイトになるみたい。
限定生産らしいけど、20年以上昔に、栃木中央精機という会社はスプーンの生産を終了しているらしく、会社も現存してるかは不明・・・。
1990年代のバブル期に登場したのか、その前なのか・・・は、ワカランけど、おそらく発展途上だった時代に生み出されたんじゃないかな?
スプーンの塗装といえば、メッキやフツーに塗料を吹き付けたりしてただけだから、焼付塗装は珍しかった事でしょう。
釣れたかどうかは、ワカランがね。


3.忠さんのスプーン Bite

その昔、シマノから発売されてたスプーン「Bite」は、忠さんのスプーン。
シマノが販売を止めた後も、ファンが多いスプーンだったので、こうやって進化を遂げ発売されている。
右のは、メッシュというタイプで、その名の通りメッシュ柄な塗装になってる。
他にも、多彩なバリエーションのバイトが存在していて、中には純銀製なんてのもあるみたい。
スゴイもんだね。
いつの日か、銀山湖でコイツを投げてみたいもんだ。


4.ANGLE JackPot

アングルというメーカーは・・・、川崎にある卸問屋だと思った。
今(2020年)は、プラドコのルアーを推してる様な感じのサイトになってた。
このスプーンは、オリジナルなのか、社名も明記されている。
けっこう昔からあるスプーンなんで、昔のパッケのモノはOLDと称されて、一部では人気もあるみたい・・・。
でも、現行品となんら変わりは無いから、それほど高価になる事はあり得んがね。
そもそも、知ってる人は極僅かでしょう。
でも、その極僅かのマニアの心を掴んで離さない魔力が、このスプーンにはある様な気がしてならないのは・・・オレだけ?


5.ネバーマインド ユニコーン リアルシャッドスプーン


ネバーマインドってのは、全く知らんメーカーなんだけど、日本国内販売は、バブル期にベルズがやってたと思う・・・。
画像上のモノは、ものすごく小さいサイズで、3gと軽い。
小さいサイズで、魚型のスプーンってのは、ダイワやタックルハウスから、似た様なのが出てたけど、
それらのスプーン以上に、ずいぶんとリアルな外観にこだわった感じがある。
メガも、ビックリじゃね?
コレで「釣れる」という要素がとびっきり入ってたなら、もっと売れてメジャーなスプーンになれてたと思う。
ただ逆に、下の画像の様に、大きいモデルになると、なんか・・・、妙にリアルさが損なわれて、
そこいら辺で売ってるスプーンと、大差無いスプーンと化す。
そうなってくると・・・、メガ以上と評価した小さいヤツまで、大した事無くね?みたいな、
なんだかそんな気持ちになっちゃうのだから、人間って・・・不思議だねぇ。


6.フォレスト カメスプーン

群馬のよろづや釣具で、たったの200円で売ってた。
定価は400円だから、半額だね。
そもそもの値段も、かなり安いなぁ。
でも、もう生産は終了してるらしい。
↓グリーンパープルという妖しい色合いで、実に素晴らしい。

小型で幅広な形状は、他に無い面白いスプーンだね。


7.アクアライズ シュールスライド

ネイティブな鱒を対象魚として作られた、国産のスプーン。
かつては、磐田のイジマという会社が作ってたのか?取り扱ってたのか?
パッケの裏には、そんな会社名の記載があるんだけど、今は浜松のアーウィ アクアライズ事業部とHPには書かれてる。
まあ・・・、色々とあったのでしょう。
おそらく、コレは、ちょっと古いモデルになるんじゃないかな?
ど派手なピンクに、アワビ貼りの様な、キラキラするステッカーが貼られてる。
この色合いは、人も魚も魅了される、妖艶なカラーなのだよ。


8.ケンクラフト ルイスクリーク リバイバースプーン

リアルなミノーがあるなら、リアルなスプーンも欲しい!と、そんな気持ちにケンさんが答えたのがコレ。
なんだろうねぇ・・・、オイカワ♂カラーだと思われるのだけど、どうしてもリアルとは違う気がしてならない。
妙なブサイク感・・・というのか、一種のアートとさえ思えるこの出来栄えには、さすがケンさん・・・と、思わず唸っちまうなぁ。
パッケの裏にも、リアルな事だけが記載されていて、アクションについて何も書いてないのが、
潔いというのか・・・、ケンさんらしいというのか・・・。


9.ナッソ PAGOS

ナッソは会社名で、PAGOSはスプーン名というよりは、ナッソから発売されてるスプーンのブランド名・・・だと思う。
そんでスプーン名は、PI・CHAN(ピ・チャン)。

アワビ貼りタイプじゃないのもあって、九頭竜スペシャルという名のリアルフィッシュタイプもある。

このスプーン以外に、↓ハスルアーみたいなヤツのアワビ貼りもあって、


それも↓PAGOSと書かれたパッケで売られてた。

ちゃんとルアー名は、BA・CUE(バ・クー)
裏面に記載されている情報には、パゴスハスルアーの特徴・・・と書かれとる!
ハスルアーをパクってるのを、堂々と認めてるのね・・・。
ナッソは、柳さんと色々とやってたメーカーじゃなかったかな?
ギリギリバブルの時だったから、変なポッパーとか、ちょっと話題になってた気がする。
今じゃ、パチモンと間違われて、中古屋で100円程度で売ってるけどね。
ナッソも、倒産しちゃったし・・・。


10.FISH MATE製スプーン

秘かなパチモノメーカーとして、コーモランの陰に隠れてたフィッシュメイト。
コーモランほど多彩じゃなかったけど、それなりにパチモノをこの世に提供し続けていた。
ただそれも、1980年代の話。
現在は、どっかに消えてしまった。
このスプーンは、トビーのパチモノ。
本家と違い、ボディにキラキラなシールを貼り付けてある。
だからといって、釣れるモノじゃ無い・・・。


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