えぐったタックル スプーン&スピナー編
ルアーフィッシングの始まりとされているのがスプーン。
リアル・・・という概念とは、全く異なる形状でありながら、金属が放つキラキラ感が、時として魚のキラキラと共鳴する。
それにより、魚が飛びついてくるワケ。
近年は、プラグルアーのリアル化が進み、単なる金属片でしかないスプーンというルアーは、
あまり日の目を見る様なルアーとはならなくなってしまったが、オレは、そんな金属片が大好きなのだよ。
昔は、今より需要があったから、オレがえぐる様な汚い釣具屋さんには、大抵置いてある。
訪れた釣具屋さんが、既に掘られ済みだったり、そもそも大したルアーが置いてないお店にも、スプーンならあったりする。
だもんで、各地でチョイチョイ買う事が多いルアーだったのだけど・・・、その在庫を調べてみたら、とんでもない量だったんす。
せっかくなんで、一挙大公開!とはイカンけど、出来る限り、ジャカジャカUPしていきまーす。
ただ・・・、最近のモノは、全然無いんで、そこんとこ夜露死苦!
DAIWA SPOON
1.プランガー
まんま、ジョンソンのスプライト。
同じトコで作ってんじゃないのか?とまで、疑いたくなるほどの完コピ。
↓あの薄さまで、忠実に再現しとる。
日本の技術ってのは、スゴイもんだ・・・。
もはや、OEMで作ってたんじゃねぇーの?とさえ思うが、どうなのかは知らん。
ただ、赤いプラ板の色合いだけは、本家と違うね。
スプライトは、クリアーピンクなんだけど、コッチは朱色。
当時の日本の技術じゃ、クリアーピンクのプラ板は高価だったのかな?
2.ダンサー
釣れると称されている事もあったり、そうでもない・・・感じもある。
なんせ、廃盤となってしまったのだから、人気は無かった方だと思うよ。
でも、釣りキチ三平のイトウ編にも登場してたから、オレは大好きだったのだよ。
↓細長ボディで、多彩な彩色モデルが多かった。
↓裏に、Dancerの刻印があるのと無いのがある。
なんでかは、知らん。
3.アタッカー
ウロコ模様みたいな彫りが、実に素晴らしい。
見た瞬間から、釣れる!よりも、キレイ・・・という感想が勝ったね。
でも、↓裏面は、鉄感満載です。
刻印も入ってます。
↓特に、この青いのがオレのお気に入り。
釣ったことは無いけどね・・・。
4.ロッキー
リアルな魚柄のスプーン。
ヨーロッパに、似た様なスプーンがあった・・・のかな?
何をモチーフにしたのか、ワカランけど、アート感満載でエエよね。
↓裏面は、塗装無しで刻印入ってます。
↓表面に、刻印があるモノもある。
同じカラーなのに、手前のモノにだけ刻印がある。
刻まれてる文字は「MOTSUGO」
つまりは、このカラーは、日本のベイトフィッシュ「モツゴ」ちゃんでした。
似てないね。
↓コレは、赤い斑点があるからアマゴだね。
↓コレは、ヨシノボリとオイカワ♂
上がヨシノボリで、下がオイカワね。
ヨシノボリ・・・には見えないし、オイカワは妙にピンクがどギツイ!
そういうのって、味があってエエよね。
5.コーホ
ボディに穴が開いた、独特なスプーン。
その穴が、独特の水流を生み出し、爆釣を呼び込む・・・のかな?
けっこう人気があって、他のスプーンが生産終了となる中、一番最後の方まで売ってたような気がする・・・気のせいか?
↓なんか・・・裏面までもキレイ。
メッキの状態がエエのかな?
6.ハーレー
まんま、アブのトビーです。
ただ、↓トビーよりも多彩なカラー。
一番左のは、ウロコの彫り方まで違う。
↓裏面の刻印は、2タイプ。
「Daiwa」と彫ってある場合と、「HARLEY」と彫ってある場合がある。
両方彫ってあるのは、見たこと無いっす。
↓変わり種もあった。
↓技術の進化で、こんな塗装も出来る様になったのです。
お日様風に乱反射してるのが、フラッシュと名付けられた理由かね。
↓角度によっては、「Harley」の文字も浮き上がる。
こんなに進化したのに、もう生産してないなんて!
7.ツイスト
ダイワが代理店だった、オールドパル社のスプーンを、ダイワが引き継いで「ツイスト」と改名して売り出したのがコレ。
オールドパル時代は、コブラというルアー名だった気がするけど・・・、違うかもしれん。
模様にひねりが加えられてる事から、ルアー名をツイスト・・・にしたんじゃないかな?
ひねった場所から、左右別々のカラーなのが、特徴的なスプーンで、他には無いモノだった。
コレも、釣りキチ三平のイトウ編に登場して、オレの中での人気は高かったけど、残念ながら廃盤です・・・。
8.クルセイダー
虹鱒の絵柄のあるパッケの方が、古いタイプで、1970年代後半〜1980年代前半頃までかな?
1980年代の途中で、ピンクのクルセイダーが入ってるキラキラのパッケに変わったと思う。
↓形状は、ルブレックスのオークラ、そのまんまです。
もしかしたら、若干幅が狭いような気もする。
↓刻印の入れ方まで、真似しました。
ただ、クルセイダーを表す十字架も刻んであるけどね。
↓裏面には、なんも刻印が無い。
ただ、生産された年によっては、なんらかの刻印があるモノもある。
↓例えばコレ。
↓裏には、5gとDaiwaと刻まれてる。
たぶん、コッチの方が新しいクルセイダーだから、近年のは刻印入りになっているのかね?
まあ、そんなこたぁ、どうでもイイか・・・。
↓まさかのアワビ仕様まである!
なぜだろう・・・、アワビというのは、オレを魅了する魔力があるなぁ。
9.チヌーク
今でも入手出来る量販スプーンの中じゃ、飛びぬけて評価が高いのが、このチヌーク。
画像のは、イマドキのモノなんで、チヌークSというタイプ。
かつては、Sがつかず、チヌークだった。
確か、チヌークZなんてのもあったね。
何が違うのかは、ワカランが・・・。
画像のタイプは、ハンマード仕様という、スプーンの表面に凹みがあるタイプで、
カラーが純銀メッキ仕上げというのに、超絶魅せられてしまい、ついつい買ってしもうたのだよ。
でも、こういうカラーって・・・、なんだかもったいなくて使えないよなぁ。
↓こんなアワビ仕様もある。
ピンクのアワビって・・・、効くの?
↓コイツも、チヌークS。
新型は、実に多彩だねぇ。
よっぽど愛されている、スプーンなのでしょう。
↓パッケ入りだと、こんな感じ。
コイツは、17gもあるので、海でも使えそうだね。
10.チャム
形状といい、シールを貼ってる事からも、クロコダイルのパクりかなぁ・・・と。
そんな気がしてしまう、今日この頃。
↓CHUMは、チュムじゃなくて、チャムと読む。
チャム・サーモンから取った名で、チヌークやコーホも鮭族の名前の一部。
当時のダイワは、そういうセンスが溢れてた。
でも、キングは無かったなぁ・・・。
オレは、和名のマスノスケの方が、好きだがね。
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