11.シマノ JM−110
アピールタイプとナチュラルタイプの2種がある。
バブル当時、基ちゃんが「ナチュラル⇔アピール」という考え方を推奨してた時に、
シマノが全のっかりして、多彩なルアーで、その考えを具体化したのだよ。
要は、ダート幅が大きいとアピールで、ラパラのカウントダウンみたいにブルブルするのがナチュラル・・・と。
当時の基ちゃんは、ブラックバス釣りの漫画やアニメにも登場してたから、KIDS達の目線で分かりやすく表現したのだろうと思う。
バスプロからは、批判的な意見もあったみたいだけど、じゃあ、その人達は、もっと分かりやすく子供達に伝える術があるのかね?
バスフィッシングは専門用語も多くて、入門者や初心者にはワカラナイ言語で語られる事が多い。
ルアーも種類が多いし、それらを状況に応じて使い分けるとなると、ルアーを選ぶだけで宝探し状態。
基ちゃんの考え方は、そういう人達を大いに助けてくれたんじゃないかな?
さて、この画像のハデ頭は、アピールタイプです。
まあ、色合いからして、アピールだよね。
ミノーといえば、丸みを帯びたボディ形状が多い中、やたらと角ばったこのボディシェイプは、実にかっちょイイ。
当時は、リヴァイアサンの影響力からなのか、ウロコを描いたり掘ったりするルアーが多かった中、
エラこそ描いたものの、他は一切描かないフラットなボディは、なんだか機械的にも思えて、オレは好きだった。
当初は、ルアー名の110が示す11cmだけだったけど、
↓後には小型サイズや、ディープダイバータイプも発売された。
ルアー名は、一番上のが「JM−95N」
その下は、ディープダイバータイプで、ルアー名は「DM−95NSP」
さらにその下は、「DM−70NSP」
数字の後の「N」は、ナチュラルの意味で、ディープダイバーにだけ付いてる「SP」は、サスペンドの意味でしょう。
バブル当時、サスペンドタイプのスプーンビルミノーが流行ってたんで、ラインナップに加えたのでしょう。
↓パッケ入りだと、こんな感じ。
パッケージは時代によって違いがあるのだが、後から発売されたDMは2種だけだと思う。
コレは、後口のパッケでしょう。
けっこう人気があったのだね。
12.VR−70&VR−60
コレも、アピールタイプとナチュラルタイプがあって、さらにアピールサイレントとナチュラルサイレントモデルがあった。
要は、バタバタ泳ぐアピールと、ブルブル泳ぐナチュラルに、ラトル入りとノンラトルがあったってこと。
当初は70サイズが発売され、後に60もリリースされた。
意外と、名作的に語られる事もあったりするほど、釣力はなかなかのモノがあると言われている。
だもんで、ロングセラーだったようで、
↓パッケージは、3種も移り変わりがある。
もしかしたら、まだあるのかもしれんけど、とりあえず我が家にあったのは、この3種。
そんで、左から順に古い順だと思う。
一番左は、VR−70AS
7cmで、ナチュラルアクションで、サイレントという意味になる。
その隣は、VR−60N
6cmで、ナチュラルアクションで、ラトル入り。
ラストのは、VR−60AS
6cmで、アピールアクションで、サイレント。
アピールアクションなのに、サイレントなんてのもあったんだね。
この頃になると、市場を意識したカラーとなってるね。
画像のは、HGゴールドタイガー。
発売当初には、当然なかったカラーですな。
その後、外観をリアル化したバージョンも出す。
66をダブルシックスと読んだり、ラトルラッシュだとか、ミレニアム・・・なんて書かれたパッケもあった。
海用のも出して、「VR」と冠したルアーは、充実していく。
だが・・・、それらのルアーも、いつの間にやら製造終了。
特に、ブラックバスが特定外来生物として、悪の象徴に祭り上げられた時には、シマノはバスフィッシングから即撤退してしまう。
まあ・・・、そんなもんだよね。
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