121.純米吟醸生原酒 臥龍梅
三和酒造株式会社(静岡県)
原材料:米(誉富士)・米こうじ
精米歩合55%
アルコール分16度以上17度未満
相場、3150円位(1800ml)
静岡にある行きつけの酒屋で買った、静岡の酒。
静岡の酒で、オレが大好きなのは正雪。
それ以外は、ほとんど飲んだ事なかったんだが、
今回、これを飲んで、お気に入り!になった。
それほど、かなり美味い!
風味が、ビックリするほど良くて、味わいもまろやか。
ちょっと花酒?風な感覚を得るほどの風味。
飲んで、嫌味もベタつきもなく、実に美味い。
でも、袋吊り雫酒なので、それほどの量は出回らないと思う。
122.臥龍梅 鳳雛 純米吟醸 活性にごり酒
三和酒造株式会社(静岡県)
原材料:米(五百万石)・米こうじ
精米歩合55%
アルコール分15度以上16度未満
相場、1680円位(720ml)
伊豆のスーパーで買ってみた。
けっこうキレのイイ活性にごり。
味もイイし、なかなか美味い。
活性にごりの場合、もたれる系が多いんだけど、
これほどキレるのは、なかなか少ない。
キレ過ぎて甘味が無くなってしまう場合も多いのに、
これは、味わいとキレのバランスが素晴らしくイイ。
おススメだね。
123.屋守(おくのかみ) 純米中取り 無調整生
豊島屋酒造株式会社(東京都東村山市)
原材料:米(広島県産八反錦)・米こうじ
精米歩合:麹米50掛米55%
アルコール分16度
相場、1450円位(720ml)
ちょっと珍しい、東京都の酒。
行きつけの酒屋で、新規取り扱い開始商品ということで、
勧められるがまま、買ってみた。
オレの大好きな「純米吟醸の生」ではないが、
純米酒の生。
しかも、中取りと後先取りと分けて販売されているので、
ずいぶんと、凝った真似をするんだと感心。
それゆえ、味もイイ。
純米酒だと、米の甘味が強くなりがちなのだが、
そんなこともなく、逆に余韻に辛みが感じられる。
これは、キレも良く、実に素晴らしい仕上がり。
やはり、酒は真面目に造ってる酒造が、一番美味い。
124.屋守(おくのかみ) 純米無調整生 荒責
豊島屋酒造株式会社(東京都東村山市)
原材料:米(広島県産八反錦)・米こうじ
精米歩合:麹米50掛米55%
アルコール分16度
相場、1250円位(720ml)
これは、上の純米無調整生の後先取りバージョン。
それゆえ、若干ではあるが荒い。
でも、ホントに若干でしかない。
だから、全然美味いし、風味もイイ。
口当たりも、荒さを感じず、不味い酒に比べたら全然まろやか。
風味も落ちず、これで荒責?
なんか、お得にも感じられる。
東京都の酒造とバカにする人は、こういう酒を飲んでから語って欲しい。
125.帰山 参番 純米吟醸 生酒 にごりざけ
千曲錦酒蔵株式会社(長野県)
原材料:米・米こうじ
精米歩合55%
アルコール分15度
相場1500円(720ml)
オレが愛して止まない純米吟醸の生酒。
しかも、火入れしてない酵母が生きてるにごり酒。
これが、マズイなんてことがあっちゃいかんね。
長野の日本酒なんで、どうなのかな?って思ったが、
そんな心配も必要ないほど美味い。
劣化を防ぐ為に、アルミな袋に入れてる所も素晴らしく、
お酒を造ってる方が、本当に美味しいお酒を大事にしている。
こういう酒蔵は、真面目に美味しいお酒を造っているから、
安心して買えるね。
126.緑川 ゆららか 純米にごり酒(原酒)
緑川酒蔵株式会社(新潟)
原材料名:米・米こうじ
アルコール分18度以上19度未満
相場1400円位(720ml)
新潟魚沼の日本酒なのだが、ネームバリュー的にはイマイチかな?
でも、オレの行きつけのナイスな各地の酒屋では、必ず売ってる日本酒。
有名じゃないけど、それなりの酒を揃えてる店では、必ず置いてあるって事は、
相当に美味い日本酒だろうと期待して、
最もオレ好みの純米にごり生酒を買ってみた。
その期待を、裏切らないほど、スーパー美味い!
澱を混ぜずに飲んでみたら、すっきり爽やかに風味良く、すんごい美味い。
その後、澱を混ぜたら、そりゃあもう・・・、風味がまったくの別物になって、
すんごい美味すぎる!
このフルーティーさは、ありえないほど。
127.想天坊 高嶺錦 純米吟醸 無濾過生原酒
河忠酒蔵株式会社(新潟県)
原材料:米(高嶺錦100%)・米こうじ
精米歩合60%
アルコール分17度以上18度未満
相場1500円位(720ml)
ちょっと珍しい、高嶺錦という酒米を使用した日本酒。
だからといって、特別な風味を感じる程の違いはないが、
それでも、抜群に風味良く旨味強烈!
やや高めのアルコール度ゆえ、辛さで誤魔化すのかと思いきや、
そんなことなく、辛口に感じないほどの旨味。
実に素晴らしい。
新潟で見っけた酒なんで、あんま見つけることは出来ないと思うが、
見つけたら、絶対に買い!
128.お福正宗 荒走り 生原酒 純米吟醸
お福酒蔵株式会社(新潟県)
原材料:米・米こうじ
精米歩合60%
アルコール分17度
相場1500円位(720ml)
これは、上槽を無調整で瓶詰めした生原酒。
こういう造りだと、ハズレが無いと・・・言いたいが、
正直、この酒はオレの好みじゃない。
悪く言うと、日本酒独特の嫌味が残っている。
それが、荒走りということなのかな?
辛みもあって、なんとも、オレの好みの逆スタイル・・・。
こういう純米吟醸の生原酒もあるんだなー。
129.奴奈川の地酒セット
猪又酒蔵株式会社(新潟県)
一番右の「月不見の池」
原材料:米・米こうじ・醸造アルコール
精米歩合55%
アルコール分16度以上17度未満
これは、生貯蔵酒の特別本醸造。
生貯蔵酒なのに、要冷蔵されることなく売られている時点で、ダメな酒。
味は、サラサラ系。
旨味は全く無い。
すーっと飲めるようで、本醸造の嫌味は残る。
美味くはないが、おみやげ用のセットの1本としてならば、こんなもんかと。
真ん中「謙信」
池田屋酒造株式会社(新潟県)
原材料:米・米こうじ
精米歩合55%
アルコール分15度以上16度未満
これは、オレが一番好きな純米吟醸。
味は、まあまあ。
嫌味なく、美味しく飲める。
旨味は微妙だが、他の二本に比べたら、グンバツに美味い。
これならば、この酒造のちゃんとしたお酒も飲んでみたいと思う。
一番左の「雪鶴」
田原酒造株式会社(新潟県)
原材料:米・米こうじ・醸造アルコール
精米歩合60%
アルコール分14度以上15度未満
これも本醸造の生貯蔵酒。
ぶっちゃけて、この3本の中で一番不味い。
嫌味が強烈!
正直、飲めるレベルに無い。
こんな酒は、金を払って飲むモノじゃない。
最悪。
130.Soggapere et fils
小布施酒蔵株式会社(長野県)
原材料:米・米こうじ
精米歩合59%
アルコール分16度
相場1500円位(720ml)
ソガペール エ フィスと読む。
ワインメーカーが、趣味的に作った日本酒らしい。
ラベルには、いろんなウンチクが書いてあるのだが、
飲んでみたら、そういうのが言い訳にしか聞こえない・・・。
結局、ワイン好きな人が作り上げた日本酒。
日本酒好きが作った代物ではないため、
なんというか、ワイン的な要素だけを強く仕上げたみたいな・・・。
本来の純米吟醸の旨味がなく、風味を嫌な方向で強めてしまい、
口当たりに違和感がある。
後味こそ、辛口ワイン的な雰囲気があるが、
それは、日本酒にとって必要な事ではない。
結局、日本酒が好きじゃない、ワインは好き。
そういう人でも飲める日本酒を、目指したのかもしれない。
そういう人は、日本酒飲まずにワインを飲んでればいいんだよ。
結局、日本酒として美味しいを追求したモノとは、ケタが違う。
ワインメーカーなんだったら、中途半端せずに、美味しいワインを作ることに追求して欲しい。
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