色んな釣竿
1.紫雲へら 征興へら別誂軽細調子19
征興というのは、現存する、通なヘラ竿メーカー。
こだわりを持って名竿を生み出すメーカーで、ヘラ師にはファンも多いみたい。
1970年代後半の竿かね?
その当時のカーボンロッドは、恐ろしく高価なモノだったと思う。
↓長さが5m70cmもある竿なんで、長い分高かっただろうなぁ・・・。
この竿は、丸山釣具店のじいちゃんに託された、伝説の竿パート2
ヘラ好きなじいちゃんにとっては、秘蔵の2本だったのだろうと・・・。
ホントに、ありがたいよね。
こんなオレに、託してくれるなんて・・・。
ばあちゃんからは、誌面で使った事に対して、ずーっとお礼を言って頂いて、恐縮だった。
この地で、釣具屋さんやって60年以上なのかな?
ロドリに載った事は、その釣具屋人生の間で、一番の思い出を頂いた・・・と。
ああいう形で雑誌に載せて頂いて、そのおかげで、色んなお客さんがたくさん来てくれて、色んなお話も出来て、
ふつーの人じゃ味わえない、色んな経験をさせて頂いた・・・と。
本当に、楽しかった・・・と。
何度も何度もお礼を言われ、嬉しかったなぁ・・・。
オレは、なんもやってないんだよね。
ロドリに載せるのは、オレの意思で出来る事じゃないし、最初に登場した漫画はオレが描いたものじゃなくて、
ロビンさんが、ジジババの特徴を絶妙に捉えて、ホントに素晴らしく表現してくれたことに尽きる。
オレは、ただ、このお店に来て、釣具をえぐってただけだから、オレなんかに感謝する必要なんて無いんだよ。
逆に、オレの方が、いっぱいのパワーを、ジジババから頂けた事をありがとう・・・と。
それに、このジジババは、やさしいだけじゃなくて、いつも夫婦一緒で仲良しなのが、オレにとって一番の人生のお手本なんだと。
これからも、いっぱい色んな事を教わりたいね。
帰る時には、二人ともリハビリ中で、杖や松葉杖無しじゃ歩けないってのに、わざわざ外までお見送りしてくれ、最後の最後まで、頭が下がりっ放しだった・・・。
オレは、このジジババやロドリのおかげで、ホントに素晴らしい体験をさせて頂いてる。
最高の人生だね。
もっともっと頑張って、みんなに恩返ししないとアカンな。
2.毛鉤 硅竹
相当古いテンカラ竿で、製造は喜楽釣具株式会社、長さ三.三米、十一本次、
竿名は「毛鉤 硅竹」、製作者の名前も竿に記載されているのだが、達筆すぎて読めましぇん。
お値段8800円。
これは、当時(1970年代頃かな?)の値段なんで、現代的にはいくら位の価値観なのかな?
テンカラ竿としては、かなり長めのグリップが使われていて、
そのグリップの中に十一本次で、竿が収納できる構造。
最近のテンカラ竿だと、グリップからやや竿が出た状態での収納が定番で、
その状態にイマイチ納得出来ていなかったオレとしては、
グリップの中だけに収納できるこの竿は、実にグレイト!
素材は、おそらくグラスだね。
現代のテンカラ竿よりは、重いのかも知れんが、そんなことは気にならない。
オレの竿の選び方ってのは、いたってシンプルで、最も重要に考えるのは、その竿が好きか?ってことだけ。
性能がイイとか、値段が高いとか、新素材を使ってるとか、そんな肩書きはどうでもイイ。
例え、世間的に名竿と呼ばれても、キライなメーカーの竿はキライだし、
逆に好きなメーカーの竿であっても、自分が気に入らない造りであったならばキライだね。
新素材使って無くても、値段が安くても、ちょっと重たくても、自分が気に入った竿ならば、それがNo,1
最近は、そんな感覚で買える竿がなかなか見つからなかっただけに、このテンカラ竿は超嬉しかった!
これからは、ビシバシ毛鉤オヤジになろうかと思う。
3.Albatros
Albatros Solid glass Rod 3pcs 8FT MADE IN JAPAN 以下不明
どう?このロッド。
いかにも「昭和」って感じじゃない?
竿の造りも、実に素晴らしい「オレ的」な内容で完成している。
まず、このガイド。
古くて・安くて・どうしようない!って竿には定番の、「針金曲げて作りました!」って思えるガイド、最高です!。
次にこのスレッド、なんとセンスのある配色なんだ!って思えるね。
オマケに、この竿8フィートも長さがあるっていうのに、ガイド数はなんと!たったの5個
う〜ん、完璧なバランスの悪さを実現しているね。
更にグリップ、これの黒い部分は「木」です!かなり重い!
全体の自重も、計ってみたら300g位あった。
これは、通常のルアーロッドの2〜3倍位かな?
とにかく重い!バランスが悪い!8フィートは長過ぎる!という致命的な欠点を、
補うことが出来る(出来るのか?)部分ってのは、とにかく「オレ系」のオモシロさとセンスの良さだけ。
なぜ、買ったのか?っつうと、値段だね。
コレは、当時のお値段そのまんまで売ってて、
なんと、たったの1000円ポッキリ!(消費税も不要!)
う〜ん、今時のプラグルアーよりも安いなんて・・・、買っちゃうぞ!って買っちまった。
ちなみに、製造メーカーは不明。
どこなんだろうね〜、たぶん永遠にナゾなんだろうな〜。
4.高級超小継 American
製造メーカーは例によって不明・・・。
名前はアメリカン!けど製造はMade in KOREA
う〜ん、謎だね!
なんでアメリカンなのか?
なんでアメリカの国旗が貼ってあるのか?
不思議だ。
竿の仕様は、全長140cm 仕舞寸法30cm 継数6本 自重70g
1番目のブランクが白で、2番目が赤、3番目以降は黒という、なかなかカラフルな配色。
こういう無意味で統一性の無い配色ってのは大好きだね。
ガイドは、金でメッキされている。
たぶん、この辺が「高級超小継」という部分なんだと思う。
アクションは、ライトアクション位かな?
ティップだけが柔らかい感じの造りだね。
まぁ、この手の竿としては、この辺は致し方ない造りでしょう。
でも、このグリップは、すんげ〜かっちょいい!
けっこう珍しい色合いじゃない?
オレ的には、このグリップエンドが超短いっての大好き。
竿も軽いし、手のひらサイズ的でナイスです。
お値段3800円!
でも、店で長い間売れ残ってたんで、店のおっちゃんが2000円にしてくれた!
パックロッドっていいよね!
旅のお供に!って感じがあって、なんかウキウキする。
この竿も、車に積んどくか!
5.みすずUKITA つり竿セット
みすずUKITAというのは、メーカー名の様で、とっくに倒産か解散してるみたい。
恐ろしい事に、このメーカーは釣具メーカーでは無い。
でも、お手軽セット位売っちゃえ的な、そういう代物だと思う。
現代でも、大手ホームセンターなんかに得体の知れない釣り具がいっぱいあるからね。
おそらく、そういう類の超古い版。
素晴らしい事に、竿は竹製。
しかも、ロッドティップが、画像の様に鬼太い。
つまりは、しならない。
ということは、単なる竹の棒。
しかも、2ピースの竹の棒。
おそらく、20cmオーバーの魚を引っかけた場合にはポキッといく。
小さい魚でも、重量がある魚だったら、間違いなくポキッといく。
せいぜい、ザリガニや金魚位の魚しか釣れないと思う。
こんなのでも、ふつーに流通して売られていたんだから、そりゃあスゴイ時代だったんだよなぁ。
6.得体の知れないバンブーロッド
一応、ルアー用なのかな?
鬼のこん棒の様に、グリップがクソ長いんで、トローリング用なのかもしれん・・・、違うか?
磯釣りとか、胴付きリールを使う竿として、作られたのかもしれん・・・。
↓同じ作者と思われるフライロッドもある。
コッチは、ブランクが所々、激しく劣化してるし、スレッドも一部ほどけてるので、実用的じゃない。
3ピース構造で、先端の1ピースは2種ある。
長さは一緒なんで、調子が違うのかもしれんけど・・・、よくワカラン。
どっちの竿も、ぷらっと寄った埼玉の釣具屋さんで、お買い上げした。
お店の店主なのか仲間なのか、誰かは分からんのだけど、知ってる人が作ってるのは間違いないと、店のおばちゃんは言う。
さらに、使う前には、必ずスレッドを巻き直すなり、強度UPを図ってから使って欲しいと。
確かに、フライロッドは、相当直さないと使い物にはならんね。
そんな竿なんで、1本1000円と安かったのだよ。
ちゃんと、六角バンブーなのが、オレ的には好印象。
改造ベースの素材としては、恐ろしい程格安で手に入った感でいっぱいだね。
ルアー用のガイドは、オレ好みの良いモノなのも、壺でした。
いつの日か甦らせて、フィールドで大活躍してもらうとしよう。
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