OLYMPIC


1.Bright MC・505



年代的には、1970年代のモノなのか?
ココまで古いモノだと、ちょっと知識があやふやで自信はないのだが、
たぶんその位の年代のモノだと思う。(1980年代かも・・・)
グリップの着脱が可能で、ブランクが4ピース、つないだ全長は5フィート6インチくらいになる。
アクションは、お決まりのフニャフニャ系ライトアクション。
ブランクには、チューブラーグラスロッドっていう日本グラスロッド工業会のラベルが貼ってあるから、
素材は間違いなくグラスだね。 
見た目としては、クリアーブラウンカラーで、中がぼんやりと透けて見え、
細かいラメが散りばめてあり、すんごいキレイなブランク。
スレッドは、神々しい金色が使用され、アクセントとして銀と白で装飾されいる。
(この部分は、スレッドではなく、塗料などが用いられている)
ガイドは、この手のOLD系ロッドでは定番の金属系ガイドだが、
コレも、神々しく金色にメッキされている。
グリップは、デザイン的にはフィリンプソンを意識したと思える外観で、
握りに黒いコルクを使用し、グリップエンドと、ブランク装着部のパーツを金色にし、
装飾を加えてあるのが、実にセンス良いデザインだね。
専用のケースにキレイに収納出来、このプラスティックケース自体のデザインも、
実にオリムピック的でナイス!持ち運びにも便利。
オレ的には、オリムピック社史上「最高のデザイン」の名竿だと思う。


2.Bright Lure130C

おそらく、1970年代の竿だと思う。

↓チューブラーグラスロッドに、金のガイド&スレッド。

今から、40年以上昔の竿とは思えないクオリティですな。

↓装飾も、手彫りって感じだね。

実に、素晴らしい。
コルクも、黒い色合いのモノで、シブ過ぎる。
現代のRODでは、コルクはあっても、この黒いタイプは、消え去ってしまったなぁ・・・。
フニャフニャなアクションのRODだけど、魚を掛けた時は、最高のファイトが楽しめる。
近代的な竿には無い、最高の醍醐味ですな。


3.世紀 Trout Light 195−C

1970年代の竿で、当時8000円もした高級品。
ルアーフィッシングと言えば、ブラックバスが主流であるのに、竿名は「トラウトライト195−C」
当時は、バスフィッシングよりも、スプーンでのトラウト釣りが有名だった・・・?
というよりは、あんま垣根が無かった気もするね。
どっちも楽しむ・・・。
それか、行きやすいフィールドにいる対象魚の方をチョイスする。
対象魚を主体とするんじゃなく、単にルアー釣りをしたいという気持ちが、なんかイイ時代だった。
↓シビレル位、かっちょいい竿だ。

全長が、1.95mもあるのに、ガングリップが搭載されているのは、
意外とこの時代の竿だけなんだよね。
それが、オレの壺でもある。
↓オリムピック製のガングリップは、いいねぇ〜。

エンド側にある、青いワンポイントが素敵。
↓オレの大好きな、蓄光樹脂が組み込まれたガイド。

このガイドも、現代じゃ製造中止。
素敵なガイドなのだが、残念ながらこのセンスは現代じゃ受け入れて貰えないようだ。
まあ、耐久性やら、製法やらに、現代じゃ問題多発なのでしょう。


4.世紀龍心観四五〇

この竿は、オレ的に思い出の品。
というのも、以前からロドリのロケでお世話になってた、埼玉県行田市にある「丸山釣具店」で、
じいちゃんに託された伝説の竿の1本。

以前テンカラ竿を買いに来た時、世紀シリーズの竿の話しをじいちゃんと語り合ってた。
オレは、ルアーロッドやフライロッドの世紀シリーズを何本か所有してた事があって、それが実に素晴らしかった・・・と。
したらば、じいちゃんは、へら竿の最高級品な世紀は、もっとすげーぞ!と。
そんな話をして、じいちゃん秘蔵の1本を、その時に見せて貰っていたのだが、
2014年のGWに訪れた時、それを・・・、オレに持ってけ・・・と。
ちょっ・・・待てよ。
いくらなんでも、↓コイツは高級過ぎるし、

なにより、その当時から今まで、じいちゃんに大事にされてきた竿。
そんなモノを、貰うワケにはイカン。
だが、じいちゃんは、持ってけ・・・と。
持っていってくれないと、この後店を閉める予定だから、夏祭りの景品やら、どっかにあげることになる。
それよりは、オレに持っていってくれ・・・と。
マジか・・・?
そんなじいちゃんの「魂」を預かる役割を頂けるなら、オレが責任もって受け継ぐさ。
大事にしながらも、ちゃんと使っていってあげたいと思う。
↓中身は、こんな感じ。

竿袋の素晴らしさから、当時の最高級品さが伝わってくる。
おそらく、1970年代の竿じゃないかな?
その当時で、定価5万円って・・・、半端じゃないぜ。

↓こういった部分にまで、こだわりを感じる。

おそらく、当時オリムピック社の持てる技術のすべてが、詰まっているんじゃないかな?

↓グリップは、フツーな感じ。

でも、なにか高級な素材が使われているのでしょう。

↓こういう飾り絵が、実に素晴らしい。

竿の名に「龍」がいるからこそ、この飾り絵なのでしょう。


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