RYOBI BAIT REEL


1.Caspro400

左側サイドプレートのリョービマークをとり囲む装飾が、なんとも味があってイイ。
樹脂の黒い部分の柄も、ハンドルノブと同じ模様にしてあり、
気付きにくい部分のデザインセンスが、実に素晴らしい。
レベルワインダーのラインが通る部分の樹脂を、リョービマークの赤に合わせるセンスも抜群。
こういう、気付かないところにこそ、こだわりを持っているというアイテムにはそうは出会えない。
当時のリョービリールの開発者には、並々ならぬセンスを感じる。
でも、リール機能としては・・・、まあまあだった。
どちらかというと、釣り具は実用性が最も重要視されてしまうので、
機能がまあまあなリールだと、どんなにセンスが良くても、評価はまあまあ。
しかも、リョービリールのセンスの良さは、気付いた人だけが気付くといったマニアックなモノなので、
気付かない人にとっては、まあまあどころか、ダメなリール扱いされることもあった。
残念だなー。


2.Caspro5000V

オレ的には、リョービ史上最高のリールだと思う。
この雫型なサイドシェイプは、非常に素晴らしいセンスと美しさを感じる。
V字型スプールを搭載しているため、リール名にVが付いている・・・と思う。
このV字型スプールは、不必要なラインを抑えるために採用されたモノで、
オレ的には、特許級のナイスアイデアだと思う。
V字にすることにより、ラインをスプールに巻く際に出来る結合部や結合部による膨らみを、
巧みに抑えることが出来、なおかつスプールに結びやすい。
これはイイものだ。
レベルワインダーもちょっと凝っていて、ラインが擦れる部分には摩擦抵抗の少ない樹脂製を使うのだが、
その樹脂色がデザインに合わないため、極力、陰になる部分に隠すように組み込まれていて、
開発者のセンスの良さが窺える。
ブラックが主流であったリール色も、あえてブラウンでのチャレンジ。
そこに、シルバーだけを合わせ、これほどの素敵なリールに仕上がっている。
巻くラインは、ぜひともブラウン系の色にしたいね。
ハンドル側にある、明らかにABUをパクったとしか思えない冠マークが、
更に、珍品度を高めてくれ、オレ的には100点満点にプラス20点をあげたい。
後にも先にも、リョービからはこれほどリールは登場しないであろう。


3.Caspro 5000W


↓コッチ側が、妙にかっちょいい。

矢印マークが、素敵だよねぇ。
外観のデザイン的には、姉妹シリーズのCaspro400を、大きくした感じ。
Caspro5000には、Vというのもあるのだけど、アレは全然違う外観なんだよね。
↓ABU調のマークもある。

パクってるよねぇ・・・。
こういうセンスが、最高っす。


4.REGNO Light 4000 Special

REGNOってのは、シリーズ名だったと思う。
コイツは、けっこう後期型になるんじゃないかな?

↓ハンドルノブが、異様にデカい。

不思議なバランス感。
でも、そこがリョービらしくてエエ。

↓フリッピング機能付き。

1980年代に流行った機能だよね。
イマドキのリールには、付いて無い機能になってしまったのだろうなぁ。
まあ、オレも使いはせんけどね。

↓後姿。

なんか、哀愁漂うね。
巨大なハンドルとの不思議なバランス感は、40年の時を経て、市場で売られるベイトリールの定番となってる気がする。
ある意味、時代の先取りをしてた、センス溢れるベイトリールだったのだよ。


5.イクシオーネ IXα−4

バブル期に売られてたリョービのイクシオーネが、某中古屋さんでたったの590円だった。
リール名は「IXα−4」と記載されてる。
ZEALのイクシオーネは、「IX−4F」だったので、ちょっと違うモデルになるのかな?

↓ZEALのイクシオーネよりも、安っぽい感じなのは否めない。

ただ・・・、中身はどう違うのかね?
リールは、外観よりも中身が重要。
中身がZEALのと同じなんだったら、590円は超絶ラッキーじゃ!

↓特に、ハンドルは安っぽいなぁ。

1980年代のダイワの安いリールに装備されてたハンドルと、同じタイプに見えるね。
それと、安かった理由は、ブレーキカバーが紛失してたんす・・・。
まあ、我が家には、何かしらあるだろうから、修復できることでしょう。

↓全面カバーが、にょーんってなります。

これだと、ラインが通しやすいのかな?

↓逆側から見ると、こんな感じね。

確かに、スプールにラインは結びやすいかも。

↓ちょっとだけ、かっちょ良くも見える様な・・・。

レーシングカーみたいだね。
色んな意味で珍品度抜群だし、バブル当時に使ってみたいリールの一つだったから、
バッチリメンテナンスして、来年には使い込んでみたいと思う。


6.CASPRO V−MAG4

戸塚中継点にある偶然見つかるお店で、2167円でした!
こんな素敵な昭和のベイトリールが、そんなお値段だなんて!
マグネットブレーキが、エエなぁ。

↓やたらと、カーボンボディなのを推してる。

昔のモデルよりも、はるかに軽くなったのが、当時はウリだったのかな?
オレ的には、ダイキャストの無骨さも大好きなんだけどね。

↓スプールは、昔ほどV型じゃない。

それでも、他社よりは「V」かな?

↓コッチ側にしか「CASPRO」と記載されていないのだね。

逆側には、「CARBON」と書いてある。

↓ハンドルは、当時のダイワのと似てる。

同じ会社が作ってたのか、それとも、当時はこのハンドル形状が最先端だったのかな?



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