SHIMANO BAIT REEL


1.BM−1

LEWとの共同開発により、1970年代に登場した。
シマノ初のルアー用ベイトリール。
その後、LEWで得たノウハウを基に、シマノブランドでバンタム発売。
それが、LEWの逆鱗に触れ、LEWはRYOBIと組んだりした気が・・・。
まあ、それはさておき、このリール登場は、それなりにセンセーショナルだった。
ダイワがパクリまくっていた時代に、コレが登場したわけだからね。
オリジナルやカッコよさを求める人とっては、まさに待望のリールが登場したようなもんだった。
でも、パクリ系のバッタモン好きなオレには無縁な代物。
ミッキーマウスの耳みたいなハンドルノブは大好きだったなー。


2.BM−4

けっこう大型なリールで、バスフィッシング向きじゃない。
ABUでいったら、6000番クラスかな?
いや、6000番よりも、デカいかね?
オレ的には、アメナマの巨大サイズ用に、太いナイロンラインを巻いて使っている。

↓ハンドル側に、刻印がある。


↓UP

BMシリーズってのは、LEWの流れをくむヤツね。
BM−4は、シリーズの中では一番遅く1979年に発売された。
他に、BM−1 BM−2 BM−3がある。
バスフィッシングには、そっちの方が有名だね。

↓しずく型のボディが、素敵。

マークが、なんとな〜くABU調だよね。
この時代のリールには、こういうエンブレムが多い。
このエンブレムだけじゃなくて、リールそのもののボディ形状も、すんごくイカしてて、かっちょいいよねぇ。
現代でも、ふつーに売ってイイと思うほど、クオリティ高いと、オレは思うのだが。
そんなリールが、40年位昔から存在していたのだから、かなわないよなぁ・・・。


3.Bantam10SG

バンタムシリーズの安い部類。
高いシリーズが、銀一色のキレイなモデルだったのに対し、
安いシリーズは、黒いボディ。
まあ、世の中の黒いリールは、安いモデルですよ的なメッセージを当時は組み込みたかったんじゃないかな。
安い版といっても、大きく形状が異なっているのはレベルワインダー位で、
あとは、素材や色合いなどが違う。
他にも、まあ違いはあるのかも知れんが、詳しくは知らん。
安い版であっても、使用すると、あんま高額品と大差がなかった。
良い意味で、安い版の内部機能は、当時としては一級品だった。


4.Bantam100 MAGCAST

ちょっとシマノにしては、珍しいというか、チャレンジしたマグネットブレーキを搭載したモデル。
ダイワに対抗して出さざる負えなかったモデル。
ベイトリールに対して、まだまだ認知度というか知識の無い人が多かったため、
ダイワのマグネットブレーキみたいに、サイドプレートにブレーキの目盛が無いと、
ブレーキが付いてないから使い辛いなんて言われることも多かった。
そういう時代だった故に、シマノが作らざる負えなかった珍モデルと言えるだろう。
こういうのって、オレは好き。


5.Bantam200

バンタムの高いシリーズで、もっともルアーフィッシングに適合とされていたモデルがコレ。
当時でも、今でも、デザインの美しさはピカイチ!
これほどキレイなリールは、なかなか無い。
当時のデザイナーさんのセンスは、グンバツだね。
リールの機能も、当時ではスペシャルな感じだった。
現代でも、十分な機能を有してる。
遠投性能位じゃない?現代のと比べて劣ってる部分は。
遠投性能も、条件次第で40m位は飛ばせるから、オレ的にはまったく問題なし。


6.Bantam300

200に比べると、ずいぶんと不細工に肥えた感じがある。
よりタフなリールとなった結果、重量も増した感じだね。
となると、バスよりもタフな釣り向きなモデルになるのかな?
まあ、近年では、日本にも巨大なバスがいるから、こういうタフなリールにも出番は増えてきてると思う。

↓ハンドルも、ゲーター製のアメリカンなヤツ。


↓コッチ側のプレートは、樹脂製。

モノによっては、割れたり欠けたりしてることもあるので、中古品の場合は注意が必要だね。
特に、ネジ周りが割れやすいのだよ。
今回のは、大丈夫だった。

↓妙に、スリムでしょ。

ABUだと、4500Cに通づる感じがあるね。
あの、5500Cを無理矢理圧縮した様な感じが、このリールにもある。
コレは、イイものだ・・・。


7.Bantam400


栃木県小山市の釣り具屋さんで、長年売れ残ってたリール。
えぐり旅の連載してた頃(2002年頃かな?)に、取材で使えそうなお店を探索していた時に偶然発見した。
このリールは、ネタとして取材で使おうと思ってたから、見っけてから1年位買わずにいた。
もし売れちゃったらどうしよう・・・、みたいな、ちょっと気が気じゃない感じだったけど、
何十年もの長い間、その釣り具屋さんで売れ残ってたんだから、
まあ、そう簡単には売れないでしょ。
結局、記事に使う前に、連載の方が終わっちゃったんで、だったら、もう買っちゃえー!
でも、なかなか買いに行けなかった・・・。
連載が終わって半年位経った頃の正月休みにようやく出発。
お店がやってない可能性もあったんだが、とりあえず行ってみたら、ふつーにお店は営業中。
じいちゃんとばあちゃんが、仲良く迎えてくれて、お正月だからサービスしなさいよ!
という、ばあちゃんの声に押され、激安で買わせてもらった!
じいちゃん、ばあちゃん、ありがとう!


8.Bantam Black Magnum BKM−200FS

1980年代に、ファイティングロッドと組み合わせて使う用・・・として、放たれたリールだと思う。
遠心ブレーキ主体のシマノが、マグネットブレーキを採用しているのは、ちょっと珍しい・・・というのか、
当時は、そこまでダイワのマグネットブレーキが優位な市場だったのかもしれないね。

↓ファイティンスタードラグというのを、搭載している。

使ってみたが・・・、どういう機構なのかが、オレにはワカラン。
なんか・・・、妙に硬いのだよ。
クルクルするドラグじゃなくて、ガチャっと、4段階回せば1回転する・・・ってことになるのかな?
そのガチャ・・・が、すんなりイク時もあれば、硬くて断念する時もある。
どゆこと?


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