SHIMANO REEL etc.
1.Bass One
バスワンという名は、今でもシマノで使われているが、今はリール単品の名じゃなくて、
入門者向けの安価ながらも実力がある、ベイトタックル&スピニングロッドのシリーズ名として採用している。
それの始まりが、このスピニングリールなんだけど、このリールは安価な代物じゃなくて、当時は高級品とされたアイテム。
現在のモデルでは、ステラに匹敵するアイテムだったと言えると思うよ。
取説には、小型超精密スピニングリールと記載されているし、シマノの長年にわたる技術開発と、高度な製造技術により生まれた、
↓超精密設計の最高級マシンとある。
大きさ的には、ステラの2000番台クラスかな?
糸巻き量は、3号195m、3.5号150m、4号120m
バスフィッシングには、一番いい感じだね。
↓樹脂製のスプールバンドも付属。
コレは、失くしやすいんだよなぁ・・・。
↓この構造の折り畳みハンドルが、オレは好き。
かっちょイイべ。
↓ノブには、SHIMANOの文字が。
シールなのは、ちょっと残念。
彫ってあると、かっちょイイのに。
↓ピンクなパーツ。
当時としては高級だったであろう、セラミック製のラインローラ―。
取説には、耐久性が向上し、糸切れ、糸ヨレも解消、巻き上げもスムーズになった・・・とあるが、セラミックにしただけで、
そこまでの劇的な効果は無ぇ!
耐久性は向上したかもしれんし、糸切れは減ったかもしれんが、糸ヨレは解消せん!
巻き上げも、それほど変わりはせん・・・。
でも、いいんです、そういう過剰なまでの表現が、当時はアリだったのだよ。
今でも、釣具の広告では、多く見受ける手法だけどね。
↓サイレント・アンチリバース・メカニズム。
コレが、ストッパーON状態で、
↓コッチが、OFF状態。
こういう風にスライド式なのは、珍しい。
他のリールでは、見たことも無い構造なんで、実にかっちょイイ。
さらに、この時代のスピニングリールにありがちな、ストッパーONでの巻き上げ時にラチェット音が一切しない。
今では、当たり前な機能だけど、当時は画期的だったんじゃないかな?
↓装飾は、世界一素晴らしい。
↓昔のダイワ製スピニングリールにも、ありがちだった装飾。
イマドキのリールには、こういう味が無いね。
↓こんなラベルも、貼ってある。
小さい文字では、アルマイト処理を施し、さらに黒塗装を施してる・・・と、書いてある。
果たして、それは無塗装と言うのだろうか・・・?
実に、面白い。
2.STELLA 3000DH
確か、初期型のステラじゃなかったかな?
新品じゃ、3〜4万してたリールだから、我が家の手が出る様な代物じゃないのだけど、
たまたま中古屋で安く出会えたんで、ついつい買ってしまった・・・。
スピニングリールなのに、ダブルハンドルを搭載してる事に、妙な違和感があったけど、現代ではコレが当たり前になっているのかな?
オレ的には、このステラに出会うまで、スピニングリールにダブルハンドルなんてのは、想像もしてなかった。
使ってみても、使いやすい・・・なんて、感じなかったもんなぁ。
それでも、妙な違和感ってのは、オレの壺でもあるのだよ。
そういう先走りした不思議なアイテムって、エエやん!
3.LP3
青森の某中古屋さんで、たったの108円だった。
↓ アルミ製のプレートには、魚も描かれていて、なんだかかっちょイイ。
↓古いリールにしては、だいぶ凝ったデザインだね。
アメリカ向け・・・かな?
↓底面も、お洒落。
他のリールには、無いデザインだねぇ。
↓緑をあしらう辺り、他とは違うという個性を醸し出してる気がする。
こんな緑色は、後にも先にも他のリールで使われてない気がする。
内部機構を見る限り、1970〜80年代のリール・・・かな?
サイズ的には、ステラの3000番よりもデカい。
4000番クラスだね。
ルアーフィッシング向きじゃないけど、投げ釣りやアメナマ釣りで大いに活躍してくれる事でしょう。
4.Familex FT−1500
某中古屋さんで、まさかの150円(税別)だったから、即決でした。
↓コッチから撮ると、ハンドルがデカく見えるね。
ステラの3000番クラスのサイズなんで、ルアーフィッシングにジャストフィット!
↓プレートには、メーカー名の記載が無い。
↓でも、リールフットにシマノのシールが貼ってありましたぁ。
後に紹介する、MIGシリーズと全く同じ構造に思えるなぁ・・・。
日本製で、素材はダイキャスト。
1980年代じゃ定番だった、武骨な重たいリール。
当時、シマノはそれほど高性能なスピニングリールを生産してたワケでもなく、
ダイワやオリムピックに次ぐメーカーみたいな感じだったね。
だもんで、ダイワのリールにクリソツ。
もしかしたら、同じ稲村製作所だったり・・・とかね。
5.MIG−Z 1000
初代モデルは、1978年に投げ釣り専用として登場。
コレは、MIG−Zとして、1980年に登場したモデルの後期型になるのかな?
1980年に登場したモデルは、シルバーボディなんだけど、コイツはブラックボディなんだよね。
1981年にブラックボディのMIG−EXというのが登場するのだけど、アレは高級モデルだった気がする。
確か、赤いボディのMIG−GL−Sというのも、1982年に登場したと思う。
↓サイドプレートは、ダイワに通づるものがあるなぁ。
ダイワのスポーツラインとかも、こんな感じだったよなぁ・・・。
6.MIG−Z 2000
先に紹介してる1000と比べて、何が違うのか?
オレには、さっぱりワカラン。
というのも、見た目じゃ、大きさに違いが無い。
↓プレートに2000と書いてなきゃ、1000だと思ったくらい。
もしかしたら、ギア比が違う・・・とか、そういう類いかな?
現代のリールと比べると、ステラの3000番くらいの大きさ。
1980年代は、このサイズが一番オールマイティとされていたんじゃないかな?
オレも、好きなサイズだね。
7.MARKUS
タックルベリー港北で、まさかの54円だった・・・。
もはや、リールの値段じゃ無いよね。
あまりにも安過ぎるので、なにか不備があるんじゃないか?・・・と、バラしてみたが、何の問題も無し。
となると・・・、古過ぎるゆえ、こんな扱いなのかな?
それとも、アジア系のパチモノ的なリールとして扱われたのかもね。
大きさ的には、バスフィッシングにベストマッチで、操作性にも問題は無い。
↓なんといっても、ココが素敵。
やたらと、ごっついリアドラグだよね。
現代のリールでは、こういう武骨さに巡り会えることは無い。
↓マークも、ABUを意識した感じが強い。
当時のリールは、ABUを真似たからこそ採用されたといえるエンブレムの様で、現代では採用されていない。
逆に、本家のABUは、コレの元にもなってる「冠マーク」を、ずーっと使っている。
そこに、ちゃんとプライドがある・・・というのかな?
モノマネじゃない、なによりの長年の証だとオレは思う。
そういうトコが、ABU好きに称される理由の一つなんじゃないかな。
8.CB−100
OLDシマノリールといえば、バンタムが定番かな?
特に、シルバーボディ系は大人気だね。
その流れを組む、クローズドフェイスリールってのが、実は存在していたんですな、知ってた?
どう?このデザイン、今でも十分にハイセンスな一品だとオレは思う。
シマノのリールってのは、外観的に「かっちょいい」のが多いね。
機能も、当時のクローズドフェイスリールとしては、かなり考えられていると思える。
まず、軽い。
これは、ボディがダイキャストじゃなくて、樹脂(カップはたぶんアルミ)だからなんだけど、
オレ的には、ありがた迷惑。
やっぱ、昔のクローズドフェイスは重くなきゃ、って気持ちがつおいね。
樹脂ってのは、軽量化にはもってこいなんだろうけど、やっぱ、男は金属でしょ!
ダイキャスト!う〜ん、いい響きだ。
でも、このリール、バンタムの陰に隠れて不人気だったのか、
2000年頃まではえぐれば、けっこう各地で見かけたんだけど、いつの間にか消えちゃった。
値段も安かった、確か2〜3千円だったような?気がする。
ちなみに、このハンドルの握りってのは、人間工学(なんだそりゃ?)に基いたニギリで、
握りの反対側の穴、オレは、バランサーを付け忘れて穴が空いてるのかと思ったら、
なんとルアーのフックキーパーなんだって!
う〜ん、妙な部分が高機能?だなー。
9.DUX50
某中古屋さんで、396円(税込)だった。
ボディ色が、ヤバいよねぇ。
どうすりゃ、こんな色をチョイスするんだ。
DUXシリーズが、シマノが1971年に最初に売り出したスピニングリールで、
コイツはそれの二代目にあたる、1972年製のモデル。
↓スプールは、ABS
この時代は、ABSじゃないスプールの方が珍しいっていうか、あったのかな?
↓なんか・・・、ロゴの入り方が珍しい気がする。
シマノが世に放った、初期モノだからかね?
どっかに、OEMで作らせたかのような、そんな雰囲気がある。
ちょっと、稲村似だよね。
相当古いリールなのに、有難い事にあんまり使用感が無い。
いつの日か、アメナマ釣りに使ってみたいと思う。
10.Custom 2000
某中古屋さんで、880円でした。
ABU調のケダモノマークがあるので、けっこうな古モノだと思う。
1970〜80年代のリールでしょう。
↓あまり使用感も無く、状態はすこぶるよろしい。
↓ハンドルの付け根が、かっちょイイ。
↓リアドラグが、素敵だ。
今じゃ、この機構を搭載してるスピニングリールは、無いよなぁ・・・。
↓スプールは、ワンプッシュで取り外し可能。
だからこそのリアドラグだね。
↓ラインストッパーも、搭載されとります。
この機構も、現代では搭載してないリールが増えているように思う。
便利・・・というか、オレ的にはあって欲しい機構だね。
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