OLYMPIC REEL etc.
1.Mr.FISHERMAN MARK1
なんだコリャ?
コレがリール?って思った?
最初観た時にゃぁ、学校の校庭を測るのに使った巻尺かと思ったもんなぁ〜。
↓取説見てみると、
スキューバや穴釣り、トローリングに最適みたいなことが書いてある。
どう考えても、トローリングと穴釣りは無理矢理だろ!
たぶん、スキューバしながら使う釣具を、作りたかったんだろうなー。
この辺の目の付け所は、さすがオリムピック!
誰もこんなモノを作るとは、思ってないでしょ。
ところで、このリールはいったい何十年前のモノなのか?
↓箱の造り、
取説のイラスト、釣具屋のオヤジの話を照合すると、おそらく1980年前半位のモノらしい。
果たして、そんな時代にスキューバが流行っていたのだろうか?
そんな時代に、スキューバしながら釣りやっていたのだろうか?色々と妄想しちゃうね。
けど、まぁ、今現在こんなモノを生産し続けている会社が無いってことは、
当時まったく売れなかっただろうな・・・、当たり前か。
でも、実にオモロイ、超ナイスなアイテムだよね。
スキューバやりながら釣りするなんて・・・、きっと面白くないでしょ。
やるんなら別々に、釣りは釣り、スキューバはスキューバでやるほうが絶対に面白いって!
ちょっとやりゃぁ、分かるでしょ!
なのに、あえて強引に両方やる。
しかも、そのためのアイテムを作る。
イイね、このノリ、超オレ的だね、さすがオリムピック!
さらに、道糸仕掛つきでなんと1850円!さすがオリムピック!安い!
今時の国産トップウォータープラグよりもはるかに安いね、素晴らしい。
このリール、けっこうオフザケ系かと思いきや、けっこう頑張ってる部分もある。
リール本体は、一応腐食しないように、ほとんどプラスティック系素材で構成されているし、
金具系は、たぶん錆びない真鍮が使われてるっぽい。
使い心地は・・・?
まぁ、比較する別のリールが無いからね、なんとも言いがたいよ。
けど、まあ、イジってみた感じでは、どう観ても「オモチャ系」。
ルアーフィッシングには、まったく関係の無いアイテムなんだけどさ、オレはこういうのが大好きなんだよね。
↓パイオニア商会で、ブルータイプ発掘!
↓ブルーボディは、珍しい気がするなぁ・・・。
お値段4500円は、プレミア価格と言うよりも、おっちゃん的に売りたくない価格の様だ・・・。
2.ONE TOUCH
スプールの上のトリガーを引くと、ラインが出て、巻けばロックされてラインが巻きとれる構造。
クローズドフェイスリールのスピニングバージョン?そんな感じのリール。
この手のリールの利点は、ライントラブルが少ないこと。
スピニングリールで、ビギナーに多く発生するライントラブルの多くを防いでくれる。
ベールを返しただけで、巻いていたラインの大半がブワーっとなっちゃうなんてことは無い。
でも逆に、スプール内でライントラブルが発生しちゃうと、その場では直し辛かったりもする。
スピニングリールに比べ、ラインが出ていくのに機構上多くのストレスかかってしまうため、飛距離はイマイチ。
サミングもしづらいし、リール自体もちょっと重い。
まあ、この辺は、現代の技術で真剣に作り直してくれるんならば、改善されるとは思うが。
結局、この手の扱いやすさを重視されたタックルというのは、市場から消えるケースが多い。
ちょっとでも釣りをかじると、ビギナー向けのタックルは使いたくなくなってしまうもんなのかな。
3.BLUEGILL 1300
ブルーなカップだから、ブルーギルなのか?
安直過ぎる、このイカレたネーミングセンスは抜群だね。
プッシュボタンが、これでもか!っていう位デカイのも素晴らしい。
クローズドフェイスリールってのは、日本のフィールドで使ってる人を見ることはほとんどないのだが、
海外では、かなりふつーにみんな使ってる。
なんで?日本には馴染まなかったんだろう?
4.BX−22
オリムピックの名機とも言われたBXシリーズ。
21と22があって、まあ21がABUで言う5000番サイズなら、22は6000番サイズ。
LEWをパクった様な、バスのエンブレムがなんとも素晴らしい。
クラッチの上に、不思議なプッシュボタンがあって、クラッチを押した後、このボタンを押せば、クラッチが戻る・・・。
通常、ハンドルを回せば戻るのに、わざわざこんなボタンがある意味って・・・なんだろね?
このリールも、当然ハンドルを回せばクラッチは戻るから、意味ねーよなぁ・・・。
でも、1980年代当時には、この機構があった方がイイと、メーカーでは判断したんだと思う。
ブラウン色で、黒や銀色のリールばかりだった市場に、新たなセンスをぶち込んだけど・・・。
でも、オレはこういうリール大好き。
最高の一品だと思う。
5.DOLPHIN360−LW
↓「ドルフィン360-LW」というシールが貼ってあるね。
でも、ボディの銀色の部分には、「DOLPHIN 621・LW」と刻印されてる。
まあ、これはおそらく、パーツの使い回しによるもので発生しちゃった事例でしょう。
シールの方が、正しいのだと思う。
形状から考えると、当然ルアー用じゃない。
海の船釣り用・・・だね。
さて、気になるお値段ですが・・・、なんと!我が家史上あり得ない最安値更新!
驚異の、タダっす!
フリーマーで売ってたおっちゃんに値段を聞いたら、「ああっ、それ、壊れてんだよ」
確かに、ハンドルが空回りして、スプールは回らない。
「バラして、直せるんだったら、やるよ!」って・・・、マジっすかぁ!
過去に、何度か買い物したことがあったお店で、おっちゃんも我が家の事を覚えていてくれた為か、
超ラッキーな事に、頂いてしまいましたぁ。
もちろん、バラして直して、あわよくば、ハンドルも交換して、ルアーに使ってみたりしちゃおうかな?
アメナマには、使えるね。
すんげー、楽しみじゃ!
6.310
お得意の中古屋さんで、たったの108円でした。
ずいぶん古そうなクローズドフェイスリールだけど・・・、1970年代かね?
手のひらサイズで、扱いやすそうではあるが、この手のリールは、どんなに頑張っても使い辛いよね・・・。
唯一の使い道は、防波堤で足元を釣るサビキ釣り・・・とか、あまりキャストしない釣り方だと、扱いやすいかもしれん。
アメリカじゃ、入門者向けのリールとして、長年愛用されてるみたいなんだけど、日本じゃあまり根付かなかったね。
7.311
1970年代のリールかな?
ただでさえ機能的に劣るクローズドフェイスリールの年代モノってのは、使えたもんじゃない。
無理矢理出番を与えるなら、足元を釣るザリガニ釣り・・・とか、そういう時だね。
ただ、丈夫なのはとてもエエことだし、いまだにちゃんと動くのもスゴイ。
もちろん、バラしてメンテナンスしたからこそ・・・だけど、激しく使われた形跡も無いから、
ギアとかが痛んでないのも、いまだにちゃんと使える要因なのでしょう。
今後も、激しく使われる予定は無いがね。
8.STREAMER 350
サイドプレートには、「STREAMER OLYMPIC 350」とあるが、
リール名は、STREAMER 350となるのじゃないかと・・・。
青森の偶然見つかる某中古屋さんで、たったの216円だった。
どうやら、海釣りで激しく使われたみたいで、カップの腐食は激しいね。
↓こんなラベルが貼ってある。
「回転式ピックアップ方式」、「平行捲機構付」とあるが、オレには何の事なのか?
さっぱりワカラン。
ただ、このリールは、クローズドフェイスリールの中でも、ちょっと高級なヤツだったんじゃないかな?
だからこそ、使い込まれたのだね。
9.CARBON FLY 9320
相当古いフライリール。
1970〜80年代の代物。
当時は、金属製のフライリールが主体だったんで、カーボン樹脂素材のモノは珍しかったから、
カーボンフライという名にしたんじゃないかな?
樹脂製なんで、軽いのがメリットだったのだと思う。
ただ・・・、けっこうデカいんで、使い勝手は悪そうだなぁ・・・。
10.落し駒
オレ的には、落とし込み用の木製リールというアイテムには、なんともロマンを感じて憧れていた。
ただ、使うシーンがあまりにも無いので、なかなか手が出せないリールだったのだけど、
中古屋が蔓延した現代、古いモノだと1000円もしないで入手出来ることも多くなってきた。
オレにとっては、ありがたい時代だねぇ。
機構的には、なんもなくダイレクト。
これほど、いさぎよくも男らしい、古き良き道具は無い。
美しさも兼ね揃えた、本物の道具だね。
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