DAIWA SPINING REEL
1.11(ELEVEN) No,2
けっこう大きめの、スピニングリール。
↓ドラグを閉める、三角ボルトに貼られたシールが、実に素晴らしい!
DAIWA製なのだけど、相当古い。
↓しかも、白いボディなのが、超珍しい。
ダイワのアメリカ人のテスターが、使用して認めたみたいな事まで書かれているのが、
素晴らしいモノだと証明している証なのだか、見せかけだけなのか・・・。
↓コッチのメインラベルは、剥がれてしまったね・・・。
ココに、リールのモデル名が記載されていたと思う。
下の方に、アメリカでデザインして開発されたとの記載がある。
ということは、日本製じゃないのかと思われがちだが、コレは日本製で間違いない。
ダイワが吸収合併した、稲村製作所が作ったモノだね。
↓リールフットにも、なんの刻印も無い。
大抵のリールには、ココに生産国だったり、管理番号的なモノが刻印されてるもんなんだけどね。
↓スプールには、DAIWA 11(ELEVEN)とある。
そう、コレが、リール名。
1972年に登場した、イレブンNo,2
11という名である理由は、当時11PMという、男たちが躍動する深夜番組があって、
その中に釣りのコーナーがあって、スポンサーだったダイワが番組とコラボして売り出したのがコレ。
だが、白がウケなかったのか、翌年にはカラーリングを買えて売り出すことになったので、
コレは、たった1年しか生産されなかった、珍品と言えるアイテム。
当時の定価で、2900円。
同じシリーズの、イレブンNo,3は、3800円、No,4は、4800円だったから、シリーズの中では一番安価なモデル。
ちなみに、イレブンNo,1ってのは、当時のカタログに載って無い。
存在してないのかね?
2.PUNCH 2000
某中古屋さんで、まさかまさかの65円だった。
信じられへん・・・。
バブル期のOLD品ブームの時だったら、このリールに使われてるハンドルだけで、3〜4千円してたんじゃないかな?
今でも、マニアだったら、欲しがるでしょ。
パンチは、ダイワが稲村製作所を吸収合併した1968年に販売開始となる。
ファーストモデルは、パンチ1001といわれているが、オレはそれをまだ見た事も無い・・・。
その後、1970年までの間に、色々とパンチが売られていくのだが、
1970年には、パンチマークという名のモデルを発売するので、パンチはたった2年しか生産販売されなかったみたい。
この2000は、1969年モノ・・・かな?
↓逆側だと、リール名は刻印じゃなくてシール貼りとなる。
ただ、日本語は一切使われず、すべて英数字だね。
↓この魚の中に「DAIWA」が書かれたロゴは、初めて見たかも。
↓スプールに彫ってある「DAIWA」の字体は、ちょっと丸みを帯びてる。
なんか、柔らかい感じがしてイイね。
↓頑丈で、壊れてる箇所も無い。
あまり、使われてたリールじゃないみたいで、保存状態は最高潮に良い。
とてもじゃないが、1969年に作られたモノとは思えない。
それなのに、某中古屋さんで65円ってのは・・・、アンティークという評価じゃなくて、ゴミと評価されたのだね。
まあ、そのお店は、ビッグなんちゃらとしてOPENして1週間以上というタイミングだったかな、
その期間オレが発掘するまで売れてないんだから、65円が適正とも言える時代なのかね?
信じられんよ。
3.PUNCH 1500
コイツも、某中古屋さんで、先のモデルと一緒にたったの65円で売られてた。
ゴールド?なボディは、高級感漂ってる。
↓ハンドルも、かっちょイイ。
↓魚の中にDAIWAは、さっきのパンチと一緒。
↓でも、スプールに刻まれた「DAIWA」の字体が違う!
なんか・・・、シャープな字体で尖がってるなぁ。
海外向け・・・とか?
ちゃうかなぁ・・・。
↓これまた、1969〜70年のモノにしては、状態がイイ。
コレが65円か・・・。
ありがたいけど、とんでもない時代だね。
おかげさんで、急速に我が家のスピニングリールコレクションが増えまくっとります。
釣りに行くのが、楽しみじゃ。
↓色違いもある。
某中古屋さんで、440円でした。
↓色以外の違いは・・・、無いと思うなぁ。
↓刻印の位置も、字体も一緒。
↓色は、グレー調だね。
この色が、スタンダードなカラーだったのかな?
先に紹介してるのは、ゴールド調なんで、なにかレアな意味があったんじゃないか・・・と、期待したいね。
↓パンチは、ハンドルがカッチョイイ。
素晴らしいデザインだよねぇ。
↓お魚マークの中にも、「DAIWA」と書かれている。
50年以上昔のリールなのに、デザインの良さには、魅かれるモノがあり過ぎる。
ちゃんとメンテナンスして、使い込んでみたいと思う。
↓形状が違うモノもある。
↓色合いが違うだけで、構造は一緒な気がするね。
ハンドルやスプールは、色が違うだけだと思うが、ボディの装飾というか刻印は、全然違うモノになった。
なんだろうね、発売された年が違うのか、もしかしたら、国内向けと輸出用で違う・・・とか。
ただ・・・、あまりにも先の1500とは違い過ぎるなぁ。
確か、アメリカ向けのパンチも1971〜72年に生産販売されてはいる。
コッチも、国内向け同様、短命だったのだね。
↓メーカー名&リール名の刻印は、デカく字体もシャープになった。
コッチの方が、新しいモデル・・・かな?
4.Sprinter ST−4
某中古屋さんで、432円だった。
未使用かと思う位状態が良くて、内部機構もバッチグー。
ロゴから、相当古いモノなのが、分かって貰えるかな?
1974〜1975年に発売されたモデルで、意外と短命だった。
スプリンターという名でのシリーズは、後に廉価版として展開されていくが、元祖は意外と高級モデル。
当時のカタログには、マシンカットヘアライン加工の一体プラチナスプール搭載、
強力巻き上げを生み出す、ストローク減速機構、クリックストップ方式でハンドルのゆるみを解消、
ステンレスボールベアリング2個搭載と、けっこうな高級仕様となってる。
STは、1〜4までの4タイプが存在し、1と3はシルバーボディで、2と画像の4は、ブラックボディとなる。
当時のカタログ上では、ブラックじゃなくて、ダークブルー?かダークグリーン?と表記されてた気がする。
↓後ろ姿も、かっちょイイ。
アルミ製のケツカバーみたいなのが、実に素晴らしいね。
海釣りで、ビシバシ使い込んでみたいと思う。
5.SPRINTER ST−650DX
1983年以降登場したリールで、スプリンターシリーズとしては、第3シーズンといえる時期のモデル。
ポジション的には、廉価版となってしまったタイプだね。
↓けっこう小型モデルで、1983年のカタログには載っていないモデルだから、1984年以降に出たヤツかな。
DX(デラックス)と名前には入っているが、モデル的にはデラックスな要素は、一切無い。
↓小さくても、ちゃんとお日様マークは健在。
オレは、この時代のロゴが好き。
今のは・・・、なんかガッカリだよ。
6.SPRINTER ST−850
シルバーボディのスプリンターは、第2シーズン(1980〜1982年)に生産販売されたモデルが多いのだけど、
このモデルは、1980年のカタログには載ってなかった。
第3シーズンとなる、1983年のカタログには掲載されていて、他のスプリンターが皆「DX」と改名しブラックボディとなったのに、
コイツだけは、第2シーズンのモデルを継承するシルバーボディで、DXと改名されなかった。
なぜなのか・・・?
それは、オレも解明したい、永遠の謎ですよ。
某中古屋さんで、216円で買ったのだけど、
↓未使用かと思われるほど、状態がイイ。
↓スプールにも、糸を巻いた気配が無いね。
↓ダイキャストボディの塗装ハゲも、キズも一切無い。
超お買い得品でした。
でも、ここまで状態が良過ぎると、使うのはためらっちゃうね。
7.SPRINTER ST−900P
某中古屋さんで、たったの55円で売られてた。
コイツは、第2シーズンのモデルで、1980年に先代のスプリンターの名を継承しながらも、廉価版となってしまったヤツ。
当時(1980年)の定価は、1500円だった。
↓太陽マーク。
↓けっこう使い込まれた感じなんで55円・・・だったのかな?
錆も無く、使い込んだといっても、年相応。
まだまだ、全然現役でイケる。
早速、アメナマ釣りや、海釣りで活用することでしょう。
8.SPRINTER ST−950 DX
第3シーズン、1983年以降(1986年までカタログ掲載有)に登場したリールで廉価版。
当時の定価は、1600円。
安くて丈夫で、扱いやすいリールだった。
↓稲村時代のスプリンターは、銀のボディが多かったけど、この時代はブラックボデがメインとなる。
↓スプール止めのダイワマークが、お日様タイプ。
コレが、1980年代ダイワ製リールの証でもある。
↓某中古屋さんで、まさかのお値段でした。
↓安い理由は、コレかな?
腐食が激しいっす。
前オーナーは、海での使用がメインだったのかね。
こういう腐食したトコは、556を噴いた後、リューターとかで削って、腐食防止剤が入った塗料で再塗装するとエエよ。
メッキじゃないから、ちょっと違和感は出てしまうかもしれんけど、錆びた状態でいるよりは、100倍マシです。
9.SPRINTER ST−1000P
コレは、第2シーズン(1980〜1982年)のモデル。
某中古屋さんで、たったの330円でした。
↓太陽マークのダイワです。
ダイキャスト製で、実に丈夫なリール。
ガタも無く、使用感もあまりない、最高な状態だった。
コレは、お買い得だったね。
サイズ的にも、バスフィッシングにはベストな大きさ。
とはいえ、イマドキの竿と組み合わせたら、違和感満載だろうけどね。
10.SPRINTER ST−1300 DX
コイツは、第3シーズンのモデルで、当時の定価は1900円。
リール名のデラックスとは名ばかりで、実際には「シンプル設計のエコノミークラス」と、当時のカタログには書かれている
ステラだと、3000番クラスかな?
もうちょっと、大きいかもしれん。
↓あまり使われてなかった様で、すこぶる状態がイイ。
こんな素晴らしい状態なのに、某中古屋さんでお値段、まさかの324円!
安過ぎだよね。。
↓太陽なダイワのマークが、エエよね。
海でのエサ釣りや、アメナマ釣りで、大活躍してくれることでしょう。
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