大森製作所 SPINNING REEL
1.DIAMOND Super 888
大森製作所と言えば、「マイコン」が有名なんだけど、逆に「マイコン」以外のリールは
どんなのがあるの?ってなことになると、う〜ん???だよね。
そんな、大森製作所のマイコン以外のリールがコイツです!
「DIAMOND」ってのは、大森製作所のリールには、大抵ついてるサブネームみたいなもん。
ダイワの「PHANTOM」やシマノの「Bantam」ってのと同じ様なニュアンスかな?
このリール、性能はさておき、デカさはギリギリルアーフィッシングサイズだね。
シマノのステラに例えると、3000番よりちょいと大きい位、さしずめ3300番ってところかな?
スプールはインスプールで、かっちょいい。
ハンドルもクラシカルな取り付け方法で、かっちょいい。
けど、ハンドルノブ(黒い握り部分)はイマイチかな?もうちょい頑張って欲しかったね。
このリールが製造されたのは、マイコンの前だと思う。
1960〜70年代位のモノかな?
まだまだ、日本にルアーフィッシングが浸透していない時代のモノ。
それを現代で使うってことは、やっぱり楽しいことだね。
2.DIAMOND MI−CON No,2
DIAMONDネームの上にある、大森製作所のマークがとっても素敵。
日本が誇る、オレ的名スピニングリールは、このMI−CONシリーズ。
リアなドラグは、使いやすいし、分かりやすいし、かっちょ良かった。
ルアーフィッシングが浸透していない時代に販売されていた代物なんで、
現代の様に、ルアーフィッシング専用として作られたモノではない。
まあ、なんというか、そういう細分化って、単にメーカーの販売戦略でしかない。
イイものは、なんに使ってもイイものなのさ。
3.DIAMOND MI−CON No,103
上のNo,2から数えること103番目・・・、というワケでは無かったと思う。
突如として3ケタになったような?違ったかな?
まあ、その辺は、よくわかんねえんだけど。
箱入り新品状態なのだが、なぜか?箱にはマイコンNo,5って書いてある・・・。
買った店のオヤジに聞いてみたが、なんでかは知らんと。
元々だったのか、店のオヤジが箱を変えちゃったのか、なんなのか?
そんな昔のことはいちいち覚えてねー、と、そんな素敵な回答でした。
4.DIAMOND MI−CON No,201
ハンドルノブの形から察すると、No,2の後継機だと思う。
ただ、それほどの進化は遂げてない様で、正直何が改良されているのかは、定かじゃない。
↓リアドラグも、同じ仕様だと思う。
↓スプールの取り外しボタンは、大きくなったね。
あとは・・・、ワカランなぁ。
ただ、リールとしては、当時から素晴らしい出来栄え。
現代使っても、繊細な使い方を希望しない限りは、遜色なく使えるね。
5.DIAMOND MI−CON No,302TB
「TWIST BACK SYSTEM」が搭載されている。
それが、どういったシステムなのかは知らん。
この頃になると、DIAMONDの表示が、申し訳ない程度に小さく書かれている。
大森製作所も「OHMORI S.S.」という英字表記。
う〜ん、海外での販売も意識し始めた頃なのかな?
ちなみに、大森製のパチモノはけっこうある。
海外(特に中国とか)だと、日本製は性能がイイってことで、ショボイリールに「OHMORI」って記載したり、
DIAMONDと記載した方が、その国では高く売れたらしい。
なので、Made in ChinaのOHMORIとかDIAMONDは、当然パチモノです。
6.DIAMOND MI−CON No,304TB
タックルベリーの奈良で、1620円にてお買い上げ。
けっこう、後期の方に登場したタイプで、
↓ツイストバックシステムという、糸ヨレを直せる機能が搭載されてる。
スプールの下にある変なスイッチが、その機構なんだけど、
まあ、だからといって、使い道があったのかというと・・・。
現代じゃ、誰も知らないシステムなので、オレ的には、超ツボですな。
リアドラグってのも、すんごくかっちょいい。
リール自体も、金属感たっぷりの丈夫なボディ。
現代の様に、樹脂が主流となったモノと比べ、長年のタフな使用に耐えられるよね。
この先、何十年も、オレのナマズ釣りに大活躍してくれることでしょう。
7.DIAMOND COMET−No,GS
某中古屋さんで、たったの120円だった。
そのお値段通り、汚れもひどいし、キズや塗装ハゲも多い。
↓でも、光り輝く「DIAMOND」マーク!
そう、あの大森製作所のCOMET−No,GS
コレが、120円は・・・、あり得んでしょ。
動画で紹介したところ、数万円で取引されていたこともあったのだとか・・・。
まあ、こんなボロボロのヤツじゃなくて、良質なヤツだと思うけど。
↓ココにも、あのギアを模したマークがある!
痺れるねぇ。
↓これほど素晴らしい、インスプールリールは、なかなか出会えない。
オレ的には、ミッチェルよりもコッチの方が上。
なんせ、あの大好きな大森製作所だもの、中身が違うぜよ。
キレに汚れを落として、腐食してる部分は磨いて、艶消し黒で再塗装を施して、完璧な状態に甦らせてみたいと思う。
8.DIAMOND Super 1300V
まさかの、お宝リール発見!
なぜ、ブックオフに・・・こんな名品が!
↓まさか、この時代の大森製作所のリールに、2023年に出会えるなんて・・・。
しかも、未使用かと思えるほど、ボディはキズ一つない。
↓ハンドルが、素敵!
無骨な構造そのものが、なんともカッチョイイねぇ。
↓ハンドル周辺に、オイル漏れの痕跡もない。
50年以上前のリールなのに、この状態の良さが信じられん・・・。
単に50年眠っていたなら、オイル漏れや自然に生まれる汚れがあるものだけど、そういった汚れが一切ない。
とにかく、信じられない程キレイ。
よっぽど、丁寧にメンテナンスされてないと、50年以上という長い間、この状態は保てないよなぁ。
↓もちろん、日本製の証。
フットにも、キズ一つないのだよ。
↓スプールが、カッチョイイなぁ。
50年以上昔のリールなのに、このセンス・・・、実に素晴らしい。
↓こういう部分も、ホントにカッチョイイ。
キレイなんだよなぁ・・・。
↓真後ろからのフォルム。
美しい・・・。
置きキズも無いから、実釣には使われてないんじゃないかな?
ココまで保存状態が素晴らしいリールに出会えるなんて、奇跡に近いよね。
↓ハンドルノブにも、劣化や傷が見受けられない。
樹脂なので、こういう部分は劣化やキズがあってもおかしくないのだけど、ピカピカだ。
お値段は、3300円。
オレが買うには、ちょっとお高いのだけど、大森製作所マニアからしてみたら、この保存状態でこのお値段は、あり得ないでしょ。
大ラッキーでした。
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