CHARACTER LURE etc.


1.バンダイ ロボコン

↓中身は、こんな感じ。

でっかいリップに、デカめのプロペラを搭載してる。
コレが、一見潜りそうなんだけど、それほど潜らないだけじゃなく、
ちょうどプロペラが回る位置に水面がくるという、絶妙なバランスで水面をジタバタする。
↓ボディに邪魔されて、回りにくそうなプロペラだが、

コレが、よっぽど計算されたのか、すんごく良く回る。
これほど、水面でアピールしまくるルアーは、なかなか無い。
夜のナマズには、ムテキングだよ。


2.バンダイ 仮面ライダー1号

バブル期は、ホントに何でもアリだった・・・。
何がキッカケかワカランけど、アライくんの様にラスカルをオマージュしたルアーじゃなくて、
キャラクターそのものが、ルアーとなってしまう、とんでもない時代に突入してたね。
↓もはや、形状ありき・・・だよね。


↓なぜに、シャロークランクに、こだわったのだろうか?


↓どうせなら、ちゃんと足を再現して、ペンシルベイトで良かったんじゃね?


↓一応、足はちゃんとある。

ボードの上に、不自然にのってる風・・・なのかな?
ちなみに、2号も全く同じ形状で、色だけ変えて売っている。
V−3は、仮面ライダーとしても全くの別物だから、ルアーもジタバグ風になってる。
使うなら、V−3だね。


3.バンダイ マジンガーZ

ジタバグ形状のノイジータイプ。
ジタバグよりも、リップの角度は急なんで、水面で激しく泳ぐのとは、ちょっと違うイメージ。
リップの形状からしても、アクションありき・・・じゃなくて、形状ありき。
つまりは、釣果を期待して使うルアーじゃなくて、あくまでも水面での癒し・・・。
釣れない時に、ちょっと気分を和らげたい時、投げてみたらエエんじゃないかな?
構造上、マジンガーだけじゃなくて、色んなキャラで応用できると思うのだが、コレ以上展開し続ける事は無かったね。
今後は、おもちゃ会社がルアー市場にまで荒稼ぎに来ることは、無いでしょう。


4.タカラ モスラ

バンダイがやるなら、タカラもやるぜ!・・・みたいな、そんな感じだったのかな?
樹脂が、なんか安っぽい感じで、ラインアイとかのワイヤーも弱い。
完全に、使う事は前提に無い。
ブームに乗って、とりあえず作ったに過ぎないレベルの代物。
コレだったら、ガチャガチャのおもちゃに、ヒートン付けて遊んでる、オレが作ったルアーと同レベルだね。


5.ホッツ ブルブル・ゴマちゃん

何種かの形状があって、その形状により、ルアー名は、ピコピコ・ゴマちゃんだったり、スイスイ・ゴマちゃんだったりしてた。
ちなみに、このブルブル・ゴマちゃんは、
↓足がリップ代わりとなってる。

カラーラインナップが、一色しかない代わりに、多彩な表情があり、ウインク、泣き顔、怒り顔などがあった。
ちなみにコレは、笑顔バージョンだと思う。


6.スナフキン

発売元:株式会社サンライク 企画・製造:有限会社エム・ア・プラン
ルアーブランドとしては、全く無名なので、ブーム時に誕生した完璧な一発屋メーカー。
当時、ウルトラマンルアーの成功で、キャラをルアーにしちゃえば売れる!と錯覚した会社が、
色々と参入しては消えていったのだよ。
そんなバブル時代の産物ですな。
目を開いてるバージョンもあるらしいが、コイツは閉じたバージョン。
帽子がリップ代わりになって、水面でピコピコする感じ。
メーカーサイドの見解によると、「思いっきりノイジー」なのだと、商品が入ってたパッケージに書かれている。
まあ、おもちゃルアーで、そういうのは、どうでもいいっしょ。


7.釣りバカ日誌 鈴さんルアー

発売元は、(株)エムエスシー
企画・製造は、(有)エム・ア・プラン
ルアー業界じゃ、全くの無名だけど、製造会社は先のスナフキンを作ってるトコと一緒だね。
バブル期に金儲けで参入し、即刻撤退した会社なんだろうけど、他に手掛けたルアーは、あるのかな?
ルアー自体は、それなりに出来上がってる。
帽子のつばが、ポッパーでいう上顎の役割を果たし、スプラッシュとポップ音を発する。
さらには、スーケティングしながら、ジャークするとノイジー効果まであるという・・・。
勘違いも、はなはだしい。
所詮は、形状ありきのルアー。
面白いアイテムだが、まるで釣れるかの様な事まで、語る必要は無い。


8.よしもとギャグルアー

せっかく新古状態で4種あるから、一応細かく説明しまひょ。
フルコンプするとなると、全6種になるのだと思う。
ただ、坂田利夫と山田花子の2種には、ペンシルとWスイッシャーがあるから6種となるので、
キャラ的には、島木譲二、間寛平、坂田利夫、山田花子の4人。
バブル当時、よしもとを一番盛り上げてたであろう人が、チョイスされたのかな?
発売元は、清原株式会社。
製造元は、仲内株式会社。
もちろん、どっちもルアー会社としての知名度はゼロ。
この時、一時的に立ち上げた会社なのか?
それとも、元々ルアーの販売や製作に、何らかのかかわりを持っていたのかは不明。
ただ、海外のパチモンを作ってる様な会社を使ったんじゃなくて、日本製なのは、ちょっと驚きですな。
やっぱし、日本製じゃなくちゃ、これらのキャラをルアー化するのは難しかったのかな?

↓島木譲二は、ノイジー。

ポコポコヘッドノイジーというのが、正式名。
定価は、1780円。
まあ、バブル期だと考えれば、手を出しやすい価格でもあったのかな?
裏面に書かれてるルアー紹介記事によると、過激なノイジングでアンダーウォーターのバスを「ポコポコヘッドは男のロマン」と引き出します・・・とある。
ちょっと、意味不明な文章となっているが、おそらく、バスと男のロマンを引き出します・・・が正解なんじゃないかな?
まあ、それにしても、何が言いたいのかはよくワカランが・・・。
ルアーとしては、丸いカップを持った形状のノイジーで、こういう形状のリップを搭載してるタイプは見た事が無いから、独特なアクションをしてくれるかもしれない・・・。
晩年の島木譲二氏は、ツルツルな頭になっていたから、このルアーのモチーフは、若かりし頃の髪の毛がある譲二氏だね。
面識があるワケじゃないが、TVから伝わるのは、その優しさ溢れる心と笑いだった・・・合掌。

↓寛平ちゃんは、ポッパー。

アヘアヘポッパーが、正式名。
定価は1580円と、譲二氏よりも200円安い。
おそらく・・・だが、ノイジー用の金属パーツ代が、高くついたのでしょう。
裏面の解説によると、スレた野池にも対応出来るスモールサイズで、
なまめかしいポップ音とスプラッシュで、アピール度UP
ポッピングアクションで「アヘアヘアヘ〜」と攻略・・・とある。
最後のポッピングアクションってのは、何を言いたいのかワカランけど、その前文の用語を見る限り、
バスフィッシングの知識を、それなりに備えてる人が書いているのだね。
浮かべてないからハッキリとはワカランけど、どうも水平に浮きそうな感じだから、ポッパーとしては・・・どうなんだろ?
チャグバグみたいな、ペンシルポッパーだと思えば、イイのかもね。

↓アホの坂田は、Wスイッシャー。

アホアホWスイッシャーが、正式名。
ちなみに、プロペラの無いペンシルベイトもあって、それの正式名は、アホアホペンシルになる。
定価は1680円だけど、たぶんペンシルは1580円。
プロペラの分、100円高くなっていた。

↓花子は、ペンシル。

カモ〜ンペンシルが、正式名。
アホの坂田と同設定で、ペンシルとWスイッシャーがある。
Wスイッシャーだと、エリザベスWスイッシャーという名。
定価は1580円だけど、Wスイッシャーは100円高くなると思う。
まあ、プロペラを搭載しているか?いないか?というだけの違いだけで、構造的には一緒。
どっちも、釣れはせん・・・。


9.ケムンパス

2タイプのモノが内蔵されている。
上は、顔だけのルアーで、メーカーの解説によると、ダータータイプだという・・・。
この形状でダーターって・・・、どゆこと?
下は、ジグヘッドタイプ。
とはいえ、解説によると浮くらしく、カーリーテールなワームを搭載して、水面直下を泳ぐ解説絵がパッケの裏面には記載されている。
どっちも、使った事が無いからなんとも言えんが、釣れはせんだろうなぁ・・・。
発売元 (株)丸昌
企画・製造 (有)エム・ア・プラン
発売元は違うが、製造元は「釣りバカ日誌ルアー」や「スナフキン」と一緒。
何らかの理由で、ルアー毎に販売会社の社名が変わってるのは、なんなんだろうかね?
税金対策なのか、著作権の問題が出た時の対策用とか、とにかく胡散臭いね。


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