アライくん オマージュ系


1.ラスカル

1990年代の半ば頃、アライくんの大ヒットによって生まれた、便乗商品だった気がする。
左はリップ搭載型で、右はリップ無し。

↓マジで、イイっしょ?


↓食パンは、苦肉の策なのかな?

確か、発売開始初期の頃は、食パンリップじゃなくて、丸くて透明なリップを搭載してた。

↓横から見ると、食パン感が活きてる。


↓裏は、こんな感じ。


↓ちゃんと、形状の違いで手の位置も違うのだよ。


↓ケースに入ってた紙。

著作権的な部分は、クリアしてるみたいだね。


2.たぬっち

左のルアーのパッケージの裏には、たぬっちNo,1とあり、右のには、No,2とあるから、カラーでナンバー分けしてたみたいだね。
群馬のパイオニア商会で出会って、一目惚れして買ってしまった。
他店じゃ、見かけたことすらない、超珍品だと思う。
作ってる会社は、ミハラ美工ルアー製作部、ブランド名は「AIAN CRAFT」となるみたいだ。
ミハラ美工って会社は、浮きなんかも製作してる。
現在のHPを覗いてみたら、たぬっち居たけど・・・、ルアーじゃなくて、マッサージアイテムに成り下がってた。
形状も、まったく別物となって・・・。
おそらく、バブル期に多くあった、ブームに便乗して小銭を稼ぎたい一発屋だったのでしょう。
ミハラ美工のHP上に、ルアーは一切無かったから、もはや「たぬっち」は生産はされてないようだね。


このたぬっちは、フロントヒートンに、プロペラをかますという、本家には無いなかなかの珍機能だけで、
別物を装うあたりに、抜群のセンスを感じる。
だもんで、1380円もしたのに、ついつい買ってしもうたなぁ。
まあ、アライくんは発売開始の時、2980円もしたからね。
それが、飛ぶように売れる時代って・・・、狂喜だよなぁ。


3.水面のトラさん

ウィル・インターナショナルという会社の製品。
他に、どんなルアーを作っているのかは・・・、知らん。
まんまアライくんと同じサイズで、
↓口がポッパーになっているのがミソ。

New in BOX状態だと、まるで捕らえられたトラを、檻に見立てたパッケージに内蔵されて売られていた。
バブル当時、けっこう大量生産されたようで、2016年現在でも、アッチコッチの釣具屋さんで見かけることがある。
定価は、アライくんよりも高価な3300円だったのだから、そりゃ、売れんわな。


4.バスダス よくばりオカッパー

デカいお口なんで、ポッパーというよりはダーター的なルアー。
おケツのブレイドが、そん時にサウンドを奏でる・・・みたいな。
まあ、形状ありきなルアーにしては、良く出来てると言えるアイテム。
後付けのお皿や、塗装も、ずいぶんと凝ったものだね。
実に素晴らしい。
画像のオリジナルサイズの他に、ZEALでいう「チマチマ」サイズもあったんで、
アライくんパチリルアーの中では、ラスカル級に売れた部類なんじゃないかな?
当時の定価はワカランが、某中古屋さんで864円でした。
そんなお値段だったら、使う使わないは別として、買っとくべきでしょ。
まあ、オレが使うようなことは、無いだろうけど。


5.Big Mouth BASS PEN
↓中に入ってた紙&ルアーに尻尾に、

Big Mouthと記載されているのだが、コレが、ルアー名なのか?メーカー名なのか?
どっちかワカラン。
紙の裏には、BASS PENとも書かれていたので、どっちかがどっちかだろうと・・・。
神戸系のインディーズブランドであることが、中紙から伺える。
出会ったのは、2016年の春、某中古屋さんで432円だった。

↓もはや、疑う余地のない、アライくんのパチモノ。


↓リップが無いから、本家とは違うよ・・・みたいな。

コレで、アライグマじゃなくて、ビッグマウスだというのだから・・・。
その往生際の悪さ・・・、イイね!


6.Eight One LURE パチモノ アライくん

バブル当時は、木箱に入って売られていて、「Eight One LURE」という記載と、木箱には「F&F企画」という焼き印がされていた。
ボディにも「Eight One」と記載されているから、それがルアー名なのかと思いきや、他にウッド製のペンシルベイトでも、
「Eight One」という記載がある事が確認されているから、ルアー名では無いと思われる。
果たして、「Eight One」というロゴを、何にしたかったのか?・・・、ワカランね。
製造会社は、F&F企画になるのだろうとは思うけど、木箱に焼き印されているだけで、所在地等の情報は、なんも無い。
まあ、おそらくバブル期にアライくんをパチって小銭を稼いで、即撤収したのでしょう。
ちなみに、この偽アライくんには、リップの無いタイプもある。
それは、目玉が立体的で、ちょっと不気味なのだよ。

一応、WOOD製の様で、↓なぜか腹が真っ平。

この方が、生産効率が良かったのかね?
ちょっと、意味不明だなぁ。

↓某中古屋さんで、まさかのお値段!

でも、買ってきたのはオレじゃなくて、ロドリのY編集長。
値札までネタになるだろうから・・・と、そのまんまくれた。
オイオイ・・・、ずいぶんと安いギャラだなぁ。
でも、こういう心遣いは、ホントにありがたいっす。
オレの変癖が、こうやってみんなに伝染していき、何か大きなモノを生み出すパワーに広がっていってくれれば本望ですな。
色んな意味で面白いルアーを、編集長あざーす。
また、夜露死苦!


7.SPLASH WATER フロッキーズタヌキ

パッケの上部に「SPLASH WATER」とあるのだが、コレがルアー名では無い。
後記するが、同じパッケを用いて別形状のルアーが売られているから、シリーズ名として考えるのが正解・・・かな?
まあ、昔パチモノによくあった手法で、続々とパチモノを生み出す都合上、共通に用いれるパッケを作ったのでしょう。
ルアーと重なっちゃって、ちょっと分かりづらいとは思うが、赤いラベルの部分には、アルファベットで「フロッキーズ」と書かれているのだと思う。

↓裏には、こんなラベルが貼ってあった。

フロッキーズタヌキ 植毛タイプというのが、正解になるのかな?
パッケの表じゃ、1700円となっていたが、裏では2200円!
コレが、正貨なのかな?

↓コレは、同じパッケを用いた、別のルアー。


↓まんま、ゲイリーウイッチのパクり。

フロッキーズと同じパッケなんだけど、裏面には、なんの記載も無い。
表に「フロッキーズ」と書かれていた場所には、「N’s FAMILY」と変更になってた。
税金対策なのか、なんらかのインチキの為なのか、社名はコロコロ変わってたみたいだね。
たぶん、N’s FAMILYの方が先で、フロッキーズは後からラベルを貼った感がある。
傾向的には、ZEALのルアーをパクったモノが多かったのかな?
クオリティ的には、遠く及ばないけどね。


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