ABU LURE


1.Hi−Lo


上のタイプがOLDで、下のはバブル期の頃に復刻されたモデルだったと思う。

↓OLDタイプは、こんなロゴ。

両肩落ちのABUロゴだから、1970〜80年代のモノでしょう。

昔の海外製ルアーによくあった、パイクをモチーフとしたルアー。
日本でも、ルアーフィッシングが本格的に伝わり始めた1980年代頃、日本にはパイクなんていないのに、
なぜかこの形状のルアーが、各社から続々と発売されていた。
ダイワはコネリー、シマノはシャンクノーズ、リョービはクランキーシリーズのクランク、そんな感じで売られてた。
でも、日本製のは、こんなに細長なボディじゃなかった。
ダーター的に使う本家と違って、シャロークランク的なポジションになってたのが、日本で起きた変な勘違い・・・だった気がするね。
さて、このハイローですが、リップの角度が買えられる珍機能がある。

この状態が、一番水平に近い、にょーんとなった状態。
↓逆に、コレが一番の垂直状態。

この状態だと、全然沈まずにTOPで使える。
実に面白い機構だし、ラインアイの構造も、素晴らしく凝ってる。
当時のセンスが、溢れてるよなぁ。
ある時は水面で踊るダーター、ある時はガンガン潜るシャロークランク・・・という風に、
使い分けすることが出来るのはスグレモノだった・・・・と、言ってあげたい。
でも、そんな優れた機能を発揮する環境というのは、滅多に無い!
だもんで、誰もがこの珍機能を「スゴイ」とも感じられず、結果として「釣れる」ことも、あんま無いルアーとなってしまった。
でも、バブル期にはフツーに復刻されたので、けっこうロングセラーなルアーでもある。
今は作っているのかさえ、ワカランがね。

2.キラー

見た目は、まんまレーベルミノー。
↓腹に、この文字が無ければ、誰もがABUのキラーだとは思わない。

SWEDENと書かれているから、本国で生産されたのかね?
ABU社にルアーを作るノウハウって、あったのかな?
ラインナップを見る限り、OEMが主体な気がしてならない。
ルアーに、統一性が全くないんだよね。
逆に、バラエティに富み過ぎてて、バークもどきの軟体ボディなルアーまであるもんなぁ・・・。
このキラーも、パチモノ得意な会社がテキトーに作った感がつおい。


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