YO−ZURI LURE


1.タランチュラ

一時期、超プレミアが付いていた、珍品度高いタランチュラ。
しかーし、このルアーは極道なほどの不良品。
なぜならば、使ってルアーをぶつけたり、バスが飛び出たりすると、大抵リップ割れる・・・。
コレも、そんなことでぶっ壊れたが、運良く割れたリップを回収できたんで、
瞬間接着剤で直して、その後BOX内で永い眠りについた。
まあ、使えば壊れるルアーなんで、永遠に使用不可能ですな。


2.トンボ

これまた、一時期すんげープレミア品だった、珍品度高いトンボ。
タランチュラほどではないが、これもリップが壊れやすい。
タランチュラよりも、やや柔らかいリップなので、破損には至ってないが、
使い続ければ、間違いなく壊れる代物なので、これまた永い眠りについてしまった。
ジョイントボディで、タランチュラよりもアクションがイイ。
釣りキチ三平ルアーに使われていた、壊れないリップを搭載して復刻して欲しいもんだ。


3.デメキン

デメキンというよりは、メバルみたいな顔で、
尻尾が縦じゃなくて、横に付いているのがヨーヅリ流って感じ。
コロコロなボディで、アクションはなかなか・・・。
なんというか、この当時のヨーヅリって、思いつきでなんでもアリだったんだろうなー。
その当時のルアーの開発って、今みたいにくだらない肩書きに左右されずに
自由に思ったことを形にしてた感じで、とっても素晴らしい。
なんで今はそういったことが出来なくなってしまったのか?
なんか、生意気になったもんだね。
ついこないだ、ようやくW杯に出場出来たっていうのに、
次の大会では3位を目指しますみたいなことが平気で言えちゃうのと
同じくらい、なんか調子に乗ってるよね。
くだらない、能書き付きのルアーはいらんから、オモロイのを作ってくれぃ。


4.ゴールドフィッシュ


エマクリースシリーズという名の不思議な素材。
軟らかいけど丈夫・・・みたいな。
ボディは、ぶつかっても傷つかない。
それって、スゴイことだと思うのだが、短命に終わった・・・。
現代なら、この素材を上手に扱う事が出来るんじゃないかな?
この金魚は、リップの付いたシャロークランクみたいな感じ。
尻尾がヒラヒラするけど、それが邪魔で釣れないね。
バスってのは、食べやすいモノを好む習性があるんで、
明らかに食べ辛いこんなモノにバイトするのは、奇跡と言える。


5.エビ

1980年代、色んな生物のリアル化にチャレンジし続けたヨーヅリ。
おそらく、あの当時のヨーヅリが、後にも先にも世界No,1の珍品ルアー開発会社だったと思う。
そんなヨーヅリが、たぶん海用に作ったのがこのエビ。
カラーリングは、最強のセンスとクオリティのシロモノだと思える。
大きい方のエビは、画像の青と緑の他に、
↓赤があった。

こんな茹でエビカラーは、エビちゃんが生きてるうちには存在してないのだけど、それが逆にエエよね。
食べる側のオレ達は、むしろコッチの色こそ正解な気がしちゃうもん。
ハサミの部分が、毛で表現されているのが、オレ的にはお気に入りな部分なのだが、
この赤に搭載されてた毛は、経年劣化でボロボロだったんで、新たな毛を搭載してみました。
本家とは違うけど、悪くは無いでしょ。
この毛がある事によって、コレはオレの妄想だが、魚から見て食べやすいルアーになっており、
なおかつ、毛っていうのは、バスにリアクションさせる要素を、時として保有しているとオレは確信しているのさ。
小さい方は、釣具屋のオヤジとブツブツ交換して手に入れたモノなのだが、
ふつーに店頭で見つけた記憶がないので、すんごくレアな珍品じゃないかと妄想中・・・。
色合いも、不思議なレインボー系で、超お気に入り。
これらのエビちゃんは、普通のミノーの様に使えばOKなルアーで、特別な威力は感じられないが、
ミノーで釣れる状況であれば、一応それなりに釣れるルアー・・・だと思う。


6.TOP45

一見、フツーな感じのルアーにも見えるのだけど・・・、
アイが尻尾にあるのがミソなのだよ。
ジャンル的には、ペンシルベイトで、ルアー名の通り45度位で浮くのだと思う。
だからといって、釣れる要素は一切なく、逆さまなのが珍しいルアーでしかない。

↓アルミホイルフィニッシュは、クオリティ高い。

昭和の時代は、こういうハンドメ調のカラーがキレイで素晴らしかった。

↓ヤマメ系なカラーかな?

フックは、純正じゃない。
この時代のヨーヅリは、金メッキのフックを搭載していたのだよ。
なので、フックをみればOLDヨーヅリを見極める基準に・・・は、ならんか?

↓ソルト向けなのか、レッドヘッドもある。

ただ、海外では、昔からバス用にレッドヘッドはフツーに使われているカラー。
でも、日本では、レッドヘッドってソルト専用とも勘違いされるほど、バス界では使われてない。
不思議なもんだね。


7.ガッチャミノー

薄いボディで、細身なミノー。
昭和の時代に流行った、ハンドメ風のアルミホイルフィニッシュ。
1980年代は、こういうミノーが流行ってた。
まあ、当時のミノー界は、とにかくラパラが絶大だったのだよ。
そこに一石を投じたのは、高価でも空前絶後のリアルなハンドメイドミノーだった。
それが、プラの量産モデルだったのなら売れるのか・・・?
そういう感じで、こういったルアーが各社から発売された。
でも、ハンドメミノーほどの大人気には、ならなかったね。


8.タキオン

その昔、タランチュラだとか、トンボといった珍品を世の中に連発しまくってたヨーヅリ。
そのヨーヅリがミノーを作ったら、こうなりました!
小さいタイプは、かなり無理して作りました!って感じの出来栄えで、あまりにもアンバランス。
異様なほど、リップがデカく見える。
まぁ、機能やアクションなんてのは、どうでもいいよって思えるヨーヅリルアーなんで、こんなもんでしょう。
最高に素晴らしいと思えるのは、ルアーカラーだね。
反射板にウロコ模様を施したカラーは、一見「蛇」にも見えるカラーで、すんげ〜気に入っている。
昔のヨーヅリって、全てのルアーに何らかのオモシロさを完備していた。
なぜに、現代のルアーには、こういった感覚がなくなっちまったんだ?
残念だよね。


9.バスフラッペ

めっちゃ、不思議形状でしょ。
ボディカラーは、コーチドッグとは言い難い模様だよね。
アルミの貼り方も、ちょっと雑。
それでも、金のフックを搭載してるのは、なんかの意地なのか?
少しでも、豪華なルアーに見せたかったのかね?

↓リップが、にょーんとしてる。

ボディと、ほぼ同じ長さじゃないかね?
ディープダイバーとしては、やり過ぎなリップなのに、小さいボディという、意図がワカラン。


文字の捺印が、ブレまくりでしょ。
色んな意味で、さすが、ヨーヅリだなぁ・・・。


10.ホットジョーカー

不思議形状なボディに、リップも独特。
ジャンル的には、シャッド的なルアーとなるのかな?
横から見ると、画像の通り卵型というか、丸っこいボディなんだけど、
↓こんなにも、薄い。

リップも、不思議なスコップの様な形状。
水をよく掴む構造なのは、このボディを、とにかく派手に動かしたかったのかな?
この時代のヨーヅリルアーは、スプリットリングやフックに金メッキが採用されてる。
なので、中古で得体の知れない形状のルアーが、金メッキのフックを搭載してた場合、
ヨーヅリ製じゃないのか・・・?と、疑う余地アリ。


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