SHIMANO LURE
1.フライダイバー
昔のシマノルアーで、かなり珍品度の高いフライダイバー。
当時は、けっこうな高額(1500円)だったため、あんま売れてなかった気がする。
というよりも、その頃(1970〜80年代)は釣り具屋さんそのものが少なかったし、ルアー専門店なんて皆無だった。
ルアーを置いてる釣り具屋さんでも、ダイワが強いお店だと、ダイワ商品かダイワが代理店やってた海外ルアーが多く、
シマノ製のルアーってのは、当時なかなか発掘困難だった。
確か、コイツはバグリーに似たようなのがあって、まんまパクった・・・っていうか、
当時シマノとバグリーって、なんか密な関係だった気がする。
後に紹介するけど、両方の社名が入ったルアーもある。
そういえば、基ちゃんは、シマノともバグリーとも仲良しだね。
なにか、そういう関係で、色々とつながっていったのかな?
逆パターンも、ありそうだけど・・・。
2.マカボー
シマノの昔のハードルアーってのは、高い部門(定価1500円)と安い部門があった。
このマカボーってのは、モチ安い部門でお値段600円。
んで、外観は、完璧なボーマーポッパーのパクリですな。
でも、ボーマーポッパーには、いろんなサイズがあって、ペラ付きもあったんだが、
マカボーは、この6cmのポッパータイプのみしかなかった!
まぁ、色んなラインナップを増やすほど、当時は売れてなかったんだろうね。
マニアな人だと、上下のルアーの違い、カラー以外に分かるかな?
実は、背中の文字が、上のはメーカー名の「SHIMANO」、下のはルアー名の「MAKABO」になってる。
コレは、どういった経緯でそうなったのか?
まるでワカラン。
たまたまなのか?
リアル調なカラーのモノは、シマノにしたのか?
もしかしたら、輸出仕様はシマノだった・・・とか?
色々と、妄想が膨らむもんだね。
3.セミセクシャル
フロントフックのトコに、球状のウエイトがあるんで、浮き方がペンシル型のシングルスイッシャーにありがちな直立じゃ無い。
画像だと分かり辛いが、テールのペラにはボスも付いている。
1980年代当時、1000円と高額だったのだが、ウッドボディなので、納得でしょう。
リョービのバトラックとよく似ているから、製造元は案外一緒だったり・・・なんて事も、妄想しちゃうね。
ルアーとしては、イマイチなモノだったようで、名作と紹介されてる記事等を目にした事は一度も無い。
そういうルアーこそが、オレの壺でしょ。
4.ミギー
↑の画像のモノはフローティングタイプで、↓がシンキングタイプになる。
形状的には、レーベルミノーをパクった代物だと思う。
本家が、斜線型のウロコ模様だったのに対して、コッチはなんもしてない。
かといって、塗装もよろしくない感じだが、当時お値段が魅力的だった。
舶来物が1000円を超えていたのに、このミノーは定価で600円。
多少割り引いて売ってるお店が多かったから、実質480〜540円で買えた。
でも、本家同様に軽過ぎて、ソルト向きでは無かったね。
バスにも、それほど効果的なミノーじゃなかったんで、どうにもこうにもイマイチなミノーでした。
5.シャンクノーズ
ダイワはコネリー、シマノはシャンクノーズ。
外観も、サイズも、まあ一緒。
しかも、どっちも、そもそもは海外製品のパクリと。
もはや、いうことなし。
6.コロンベビー
シマノが、最初に作ったプラグが・・・コレだった気がする。
ストームのファッツオーを、まんまパクったルアーで、目玉が彫ってあるトコまで、忠実にパクりおった。
ただ、本家よりも小さい目にしたのは、無駄な足掻きだよね。
掘ってるサイズと、目の塗り方には、違和感満載じゃねぇーか。
まあ、そういう可愛げのあった時代だよなぁ。
良い意味で、大らかだったのだよ。
7.サーカス
言い訳無用な程、ホッテントットをパクったルアー。
本家よりも、若干ファットなボディかもしれない。
なにも目玉が窪んでいる所まで、パクらなくてもイイのに・・・。
一応、つぶらな瞳なんで、本家とは違います・・・と、言いたげなトコには哀愁が漂うよ。
8.キャッツィー
まんま、ヘドンのスーパーソニックをパックただけのルアー。
違いは、ラインアイやフックを搭載するアイが、異様にデカいこと位かな?
それ以外は、スーパーソニックと皆一緒。
それが、1980年代の国産ルアー界の現状だったのだよ。
今でこそ、シマノは釣具で国内一流とまで称されるメーカーだけど、
その成長過程では、イイ意味でモノマネからの技術向上もあったのでしょう。
コレは、そういう時代のモノ。
9.シマノバグリー エクストリーム401
ガッテルという名前だった気がしたけど、違ったけ?
↓背中に「SHIMANO」が印字され、
リップには、バグリーの刻印がある。
1980年代・・・かな?
シマノが、バグリーにOEMで製作依頼したルアーだと思う。
真鍮アイで、おそらくウッド(バルサ?)ボディなんじゃないかと・・・。
シャロークランク的な使い方が出来る、シャッドみたいなポジションを目指したのかな?
TOPで、使うイメージもあったのかな?
釣れそうな雰囲気はあるんで、気が向いたら使ってみるとしまひょ。
10.トリプルインパクト
バブルが落ち着いた頃、空前のビッグバドブームが起きる。
それに伴い、各メーカーから、続々とビッグバド風なルアーが乱立するようになる。
さらに、ビッグベイトブームというのも起きて、そのタイミングで出たこのトリプルインパクトは、
ビッグベイトのビッグバドというポジションから、絶大な評価を得て、空前絶後のブームを生み出す。
だが、既にバブルが去っていただけに、メーカーとしては、物足りなさもあったのか、発売後数年で撤退する・・・。
その後、かつてのバンタムブランドを引っ提げて復活し、このトリプルインパクトまでもリニューアルして登場することとなる。
コレは、リニューアル前の旧型。
オレは、ガチで使ったことも無い。
ただ、世間的な評価は高く、格安でえぐれるなら買っといて・・・と、色んな人から依頼されるモノでもある。
だもんで、コレは、そんな品からパチリと撮影してみただけ。
世間的には、釣れるルアーだと言われていても、オレにはこんなのを使うシーンすら、思い浮かばない。
なので、今後も使うことは無いでしょう。
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