DAIWA MINNOW


1.バルサミノーシンカー

1980年代のダイワが、まんまラパラのカウントダウンをパクったルアー。
当時、ラパラが高級品(1200円とか)だったのに対して、コレは600円程度で買えたもんだった。
同じ、バルサ製でハンドメに近い製法なのに、どうしてそんなに安く作れたのかね?
スゴイもんだよ。
ただ、ルアーの泳ぎは、全然違う・・・。
見た目で違うというよりも、釣果では雲泥の差が出た。
当時のラパラには無かった、サバ柄がすんごく気に入っていたのだが、
残念ながら釣れた事は無い・・・。

↓良かったら、動画もあるので見てみてね。

目指せラパラ! 1980年代の大手国産メーカーのミノー達、大集合!

ちなみに、動画で紹介してる浮いちゃうバルサミノーシンカーは、バルサミノーマグナムの間違いです!
通常のバルサミノーよりも、キャスティング性能を向上させたファットなフローティングタイプ、
それがバルサミノー・マグナムとしてナインナップされていたのを、勘違いしてバルサミノーシンカーの不良品みたいに紹介しちゃってます・・・。
バルサミノーマグナムについては、↓この本の紹介動画の中で触れてますので、良かったらコッチも見てみて下さいませ。

昭和の名本!ダイワルアー・フライ 初期のダイワタックル満載やでぇ!


2.バルサミノーシンカーU


初代は、まんまラパラのカウントダウンなんだけど、
Uのシェイプは、ラパラのフローティングに似てるね・・・。
Uになっても、パチ元はやっぱりラパラなのか・・・と。
TとUの違いは、画像で分かると思うが、胸鰭が薄く彫ってあります・・・。

↓ルアー名も、入れちゃいました・・・。

だからといって、ラパラをパチってないとまでは言わせんぞ。


3.ハリアー

1980年代当時、ダイワが代理店でもあったストームのスーパーシャイナーを参考に開発したんじゃないかな?
スーパーシャイナーも、現代では姿を消してしまったように、名品とはいえないシャッド型ミノーで、
それをパクったモノ・・・となれば、当然イイものと評価される事は無かったと思う。
オレ的にも、このルアーで魚を釣った記憶は無い。
飛距離も出ないし、アイが曲がるとすぐに変なアクションをしてしまう程、バランスの悪いルアーだった。
それでも、そのバランスの悪さがリアクションを生む・・・なんて効果があったのかもしれないね。
今後は、使い込んでみようかな?

↓良かったら、動画もあるので見てみてね。

ダイワの名作?珍品?ミノーなの?シャッドなの? 気になるそいつは、ハリアー!


4.ロビン

サイズは8cmで、後に10cmも登場する。
ダイワが、自社製ルアーとして放った最初のラインナップの一種だと思った。
モデルとなったのは、初代アブ・キラーで、ロビンが発売された頃には、キラーがモデルチェンジを図っていたので、
実はこのルアーは、初代アブ・キラーを生産してたトコから仕入れた・・・という説もある。
ホントかどうかは、初代アブ・キラーを持ってないからワカランけど、それほどまでに瓜二つなのでしょう。
ロビンは、銀山湖で活躍し、激流に耐える上、10色のラインナップが当時はリアル?と持て囃された・・・らしい。
昔のダイワの本に書いてあったから、そういう事なんでしょう。
止水じゃ、まったく泳ぎのヘタなクソルアー・・・だったみたい。
それが脚光を浴びるようになったのは、トップウォーターフィッシングでの活用。
泳ぎが下手だからこそ、トップウォーターで巧く扱うと、バスが良く釣れ、
ベイトキャスティングでも扱いやすい様に、
↓サイズアップした10cmが登場する。

ヘドンのタイガーの様な使い方が、まさかまさか見事にハマったのだね。
それなのに、1980年代では姿を消して、スーパーロビンが登場した。
マニアウケが良い・・・とされてたのは、身内だけの話だったのかなぁ。
西山徹師は、コイツのフロント側に穴をあけシンカーを埋め込み、ヘッド側からスローシンキングしていく改造を施し、
ウインターバッシング用の秘密兵器としていたのは、有名な話。
その際、他のミノーではリップを削っていたのだが、泳がないロビンは削る必要性が無かったのだとか。
色んな意味で、実に素晴らしく楽しいルアーだといえるでしょう。

↓良かったら、動画もあるので見てみてね。

ダイワの名作ミノー? それとも駄作? メーカーでさえディスっちゃうミノー、そいつは、ロビン! ついでに、スーパーロビンも!


5.スーパーロビン


初代ロビンとは、まったくの別物なルアー。
スーパーを名付けるよりも、全く別の名にしちゃった方が良かったんじゃないかな?
初代よりも、↓リップがかなりの急角度なんで、潜行能力が高そうに思える。

わざわざ、アクリル製のリップを一度曲げてるのは、相当面倒だったんじゃないかな?
それほどまでに、最初の設計とリップの角度が噛み合ってなかったのかね?
だとしたら、ボディの切込みを直す方が簡単だったんじゃないかと思うのは、オレだけ?
アクリル製のリップ曲げるのって・・・、大変そうだよなぁ。
曲げ位置や、角度は、どうやって精度を出したのかね?
なんか、不思議がいっぱい過ぎるよ。
ココまでして作られたリップなんだから、さぞかし凄いアクションをしてくれるのかと思いきや、そうでも無い。
なんか・・・弱い。
ブルブル的なダートを、あんましないのだよ。
う〜ん・・・、これじゃあ「スーパー」になってないなぁ。


6.ザ・ミノー

サイズは、9cmと11cmがあったと思った。
画像のは、9cm
9cmは、固定ウエイトで5g程度しかないから、飛びましぇん。
スピニングタックルで遊ぶか、レイクトローリングに良さそうな気がする。

↓フローティングとサスペンドがある。

下のがサスペンドなんだけど、見えないよね。
リップじゃなくて、カップを設けたザ・ミノーポッパーというのもあった。
世にも珍しい、長身なミノー型のポッパーだったけど、チャグバグを意識したんじゃないかな?
チャグバグ好きなオレとしては、いつの日か手に入れて使い込んでみたいもんだ。


7.シースネーク

元のデザインになったのは、ニルズマスターのインビンシブルだね。
カラーリングまで、インビンシブルにそっくりなのがある。
アクションは、本家とちょっと違い、ラパラっぽさが混じった感じ。
ウミヘビという名から、デッカイうねうねアクションを期待してしまったが、それほどデカくダートするワケじゃなかった。
とはいえ、釣れるアクションな感じで、テクトロでは効果的。
ただ、海だと軽過ぎて使えるもんじゃなかった。
湖でも、あんま飛ばないから、出番は減る。
一番な使い方は、レイクトローリング・・・なんじゃないかな?


8.シーバスハンター

1980年代に登場。
逆三角形デルタボディと呼ばれる、角ばったボディが特徴。。
頭位しか丸みが無くて、ルアーサイドは平面になっとる。
それが、特に効果的とは思えなかったなぁ・・・。
多彩なカラーがあって、リアルなイワシカラーなんてのは、当時衝撃的だった。
オレが好きだったのは、レッドヘッド。
↓白い部分が、ミラクルシャインと命名された「ビーズ塗装」で、キラキラがすんごくキレイだったのだよ。

コレは、幼心にグッときたね。
「絶対釣れるでしょ!」って、思ったもんだった。

↓さらに、こんな奇作まで登場!

名前の後に「BN」とついているのは、骨入りシリーズの証。
当時、このシーバスハンター以外に、バスハンターとハリアーにも骨入りがあった。
釣れる釣れないは別として、素晴らしいアイディアだよね。
現代でも、こんなの作るのは相当な技術がいるはず。
それが、1980年代にあったのだから、ホントにスゴイよ。

リップは、当時流行りのラパラをリスペクトしたと思える形状。
ただ、シーバスハンターのリップは頑丈で、壊れやすかったラパラと雲泥の差だった。
おそらく、一度も壊れなかったんじゃないかな?
そこが、当時小学生でビンボーだった少年には、スーパーありがたいことだったのさ。
なんせ、ラパラは当時、シーバスハンターの倍値だったからね。
そのリップが壊れると、アンモナイトになったものさ・・・。
そのラパラを失った怒りを、このシーバスハンターは、どんな使い方しても壊れないタフさで応えてくれた。
こんな素晴らしいルアーは、無いぜ。
でも、そんなシーバスハンターは、全然釣れなかった・・・。
まあ、オレの使い方が悪かったのかもしれんが、とにかく釣れなかった。
だが、日中に釣りしてた時、手元までピックアップされつつあったシーバスハンターに、突如巨大魚が飛びつく!
うおおおお!!!
超ビックリしたが、ピックアップ動作中だったこともあり、フロントフックに掛かって、そのまま「うぉりゃー」とランディングしてしまった!
上がったのは、なんと60cmオーバーの巨大ボラ!
シーバスじゃないのぉ!
ボラハンターやんけ!
しかも、フロントフック3本が、ボラのおちょぼ口に全部フッキング!
どうやら、吸い込みスタイルで、フッキングしてしまった様だ・・・。
それがもう、外すの大変で大変で・・・、巨大ボラは暴れまくるし、ハンパじゃ無く格闘したなぁ。
そんな思い入れがあるんで、メッチャ好きなんだけど、まあ・・・使わねぇな。
たまには、裏の川で投げてみるとすんべかね

その後登場した↓二代目が、けっこうな長期政権だった気がする。


その後、↓三代目も登場し、


近年じゃ、↓初代のリメイク版まで登場してる。

ただ、OLDな初代よりも、フロントフックの位置が前にズレ、アイも、やや下向きだね。
そういう変更は、あんま好きじゃない。
中途半端だよね。

これほど長期に渡り色んなシーバスハンターが登場してるところをみると、人気シリーズと言えるんじゃないかな?
まあ、初代と二代目、三代目は、全然別な形状だから、まったくもって別のルアーといっても過言じゃないのだけどね。
オレが好きなのは、やっぱ初代かな?
二代目を一番使い込んだ気がするけど、釣果を上げたのは初代だけ。
三代目やリメイク版は、つい最近手に入れたんで、今後使い込んでいってみたいと思う。

↓良かったら、動画もあるので見てみてね。

ダイワ シーバスハンター 初代から三代目まで、いっぱいあるぜよ!


9.ショアラインシャイナー

ウチの奥さんが、ルアーで魚を釣った最初のルアーが、コイツ。
多彩なサイズが存在してるけど、我が家的に一番実績があるのは、
↓この「ショアラインシャイナー R−30S」

R−30Sというのは、ベストマッチしたタックルを用いた場合、30mの飛距離が得られるという意味もある。
また、パッケージにあるナイトリミテッドというのは、ボディにガラスビーズをちりばめた特殊な塗装を用いており、
魚のぬめり感を、忠実に再現したモデルなのだという・・・。
まあ、その真意はさておき、確かに、我が家的には、このガラスビーズを散りばめた塗装方法を用いた、
パールホワイトとチャートバックに釣果が集中している。
さらに、ウチの奥さんは、オレと付き合うようになってから、釣りをやる様にはなったものの、
そう簡単には釣れない現実に、あんま乗り気じゃなく、
バス釣りに行っても、小一時間程度ルアーを投げたら、後は車でマンガ読んだりゲームしてたり・・・みたいな感じだった。
だもんで、心身共にちょっと変化を与えようと、シーバスのナイトフィッシングに連れ出してみた。
今までとは違う対象魚。 オマケに、魅惑のナイトフィッシング!
けっこう、ノリノリで釣りに出かけた。
でも、その前に、オレ的にも、久々のシーバスフィッシングだったので、ちょいとルアーの調達にも出かけてみた。
ガキの頃こそ、芝浦で西部警察の撮影を見ながら、シーバスを狙ってたけど、
引っ越してからは、淡水方面の釣りにしか出かけなくなってたのだよ。
なので、オレが持ってるシーバス用のルアーは、その当時(1980年代)のラパラが中心。
今(といっても、1990年代のお話)の、ルアーなんて知らん。
というワケで、まずは釣具屋へ。
多種多彩なルアーがある中で、オレの目に留まったのが、このショアラインシャイナーだった。
その理由は、単純に、ラパラと対照的に思えた事。
シェイプが細身だし、遠投性能もラパラ以上。
古いタックルばかりだったオレにとって、ベイトのカルカッタ200XTでけっこうな距離を投げる事が出来たのは驚きだった。
そんなショアラインシャイナーに対して、それほどの信頼ってのは、ハナッから抱いてはいない。
なので、釣り場で最初に使ったのは、当然ラパラのCD−7だし、ウチの奥さんのタックルにも、当然CD−7
1990年代当時は、ラパラの並行輸入が横行してたんで、安く買えたのだよ。
700円位で買えることも多く、セールだと、もっと安い事も珍しくなかった。
700円位で買えるとなると、ショアラインシャイナーの半額以下だからね。
実績がある半額ルアーと、実績の無い倍値のルアーじゃ、使用頻度に差があるのは当然。
だが、小一時間もやってアタリが無いと、やっぱし、なんかしたくなるもの。
2人で同じルアー使っても意味ないだろうから、とりあえずオレがショアラインシャイナーに変えてみる。
見せてもらおうか、イマドキルアーのショアラインシャイナーの性能とやらを・・・。
すると、わずか数投で、シーバスが飛び出してきた! ちょうど、ピックアップする瞬間にドカン!と、
目の前で出てきたもんだから、超ど迫力!
だが、そんな出方だったもんだから、当然ノラナイ。
でも、威力がある事は分かった。
というワケで、ウチの奥さんのルアーもショアラインシャイナーにチェンジ。
オレは、大好きなチャートカラーだが、ウチの奥さんには、イワシカラーを・・・。
まあ、2個しか買ってなかったから、その色しかなかったのだよ。
だが、わずか数投で、ウチの奥さんにもヒット!
当然の初体験に、大興奮と大パニック!
どうランディングするかも分かってないもんだから、竿先まで巻いたルアーのフックに、
シーバスがプランプランしてる状態で、竿先は海面に・・・。
オマエ・・・、それじゃあ、シーバスが落ちたら終わりやんけー!
というワケで、大急ぎで駆けつけ、そっこーで竿先を岸側へ。
竿先までルアーが巻かれてるもんだから、針を外すのも大変で、ベールを倒して糸を出せ!といっても、
興奮とパニックで、オドオドしまくり!
そんな初シーバス・・・というよりも、初めてルアーで魚を釣ったもんだから、それからは、もう楽しくて仕方ない状態!
調子コイて、もう1匹釣り上げちゃうほど、ショアラインシャイナー絶大な威力だった。
ちなみに、オレは、その日はバラしてお終いだったけど、後日キッチリとリベンジしたぜぃ、ホントだよ。
それから、我が家のシーバスフィッシングは、ラパラかショアラインシャイナーが、ど定番。
他のルアーは、ほとんど出番すら与えられない状態。
今でも、裏の川でメーターオーバーの怪魚をヒットさせてるほど、絶大な威力があるからね。
だが、残念なことに、オレの一番気に入ってる、この7cmサイズを含め、全ショアラインシャイナーは、
もはや製造中止となってしまったみたいだね。
↓新型は、こんな感じでした・・・。

フォルムも太くなって、ウロコが立体的になり、なによりリップの構造が変わってしまった。
それはもう、完全に別のルアーだよね。
残念じゃ。
これからは、日本中の中古店をえぐり倒して、旧型のショアラインシャイナーを100個GETするぞー!
おー!


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