Bagley LURE
1.ラットフィンク
古いとデカイボディで、現行品は、
↓古いモノよりも一回り小さいのが特徴だった。
だが、いつの間にやら、古いボディサイズでも復刻され、いまや何が何だか・・・。
過去のロドリ記事の影響で、一時期やたらと古いボディ品が人気とはなったが、
それほど極端に釣れるルアー・・・って程の威力じゃ無いよね。
そもそも、このサイズだから、バスがTOPに出る・・・なんてことは無い。
出るときゃ出る。
だもんで、オレ的には、デカイサイズが特別スキってワケじゃ無い。
だけど、小さいモノより、見た目のバランスがイイね。
フロッグ調のカラーも、大好きだ。
2.マイティーミノー
コレは、オレ的に思い出深いルアー。
というのも、行きつけの三田の日の丸釣具屋さんで、1985年だったかな?
あの液晶リールを買った時、お店のおっちゃんが、サービスでこのルアーをくれた。
ラパラ風なアルミホイルフィニッシュが、幼心にイイ感じに見えたけど、
その出来栄えは、いかにもアメリカン。
所々、雑な感じが、逆にイマドキのルアーには無い、最高なエッセンスになっていると思う。
当時、1500円オーバーな高価なルアーだったのだけど、お店のおっちゃんが、快くサービスしてくれ、
「頑張れよ!」と励ましてくれたのを、いまだによく覚えている。
イイ経験を、させて貰っているね。
そういう人を見て、オレも将来はこうありたい・・・と、思ったもんだった。
そんな思い出深いルアーですが、いまだにこうやって健在なのは、あんま使ってないからなのさ。
まあ・・・、良く言えば大事にしてた。
でも、以前、北海道の人で、このルアーを大量に所有している人とメールをやり取りしていた時、
なぜなのか?を聞いてみたら、鮭釣りですんごく効く事があるんだと。
このルアーにしか出せない、不思議なダートが、時として鮭を魅了するのだという。
そんな不思議なダートを、オレもいつの日か北海道で、鮭相手に炸裂させてみたいもんだね。
3.King−1
バグリーと基ちゃんが、コラボして生み出したルアー。
1980年代後半から1990年代かな?
その当時、基ちゃんが多用してたルアーが、バグリーのバッシングシャッドとDB−3
だった。
その2種とは対極なアクション、基ちゃん流に言うと「ナチュラル」なアクションとして生み出したのが、このキングシリーズ。
とはいえ、2種しかないのだけどね。
↓ルアー名の「King」は、王様というニックネームから、名付けられたのかね?
King−3という、もっと大型のディープダイバーもあった。
そのどちらにも、ボディの下側に
↓「HAJIME Jim MURATA」と記入されているのが、実に素晴らしいやね。
シャロークランクの様な風貌にも見えるけど、おそらく分類としてはシャッドになるのでしょう。
ナチュラル・・・というよりかは、ラパラのシャッドラップに近づけた様なアクション。
だったら、シャッドラップを使うよね。
だもんで、短命だったのでしょう。
4.スモールフライ シャッド
スモールフライとは、小魚の意味で、バグリーからは様々な魚がスモールフライシリーズとして、ルアー化されている。
今回のは、シャッドという魚で、アロサと呼ばれるニシン科の魚がモチーフとなってる。
シャッドは、扁平ボディで、↓薄いのが特徴。
ラパラのシャッドラップが、有名だよね。
ただ、日本製の近年のルアーだと、ベビーシャッドが流行った後、ミノーみたいな細身のシェイプでも、
クランクベイトみたいなリップを搭載しているモノをシャッドと呼ぶようになってきてる。
これは、日本独特の現象なんじゃないかな?
↓オレ的には、こういう扁平ボディしか、シャッドだと思えないけどね。
下のルアーは、基ちゃんが昔愛用してた「バッシング・シャッド」。
日本のフィールドにベストマッチしたサイズで、良く釣れるのだよ。
↓リップのデカさが、こんなにも違う・・・。
巻き抵抗もハンパ無いけど、昔はこういうルアーを扱う為の「たくましいタックル」が色々とあったもんさ。
現代のタックルってのは、高性能なのかもしれんけど、オレには軟弱モノに見える・・・。
5.ママキャット
ボディ形状は、まんまオタマジャクシなのに、母猫という不思議なネーミング。
それには、ちゃんとワケがある・・・のかもしれんが、オレは知らん。
ただ、小型サイズの「ファットキャット」というのも、当時(1990年代)はリリースされており、
それもどう見たってオタマジャクシな風貌なのだが、見ようによっては太った猫にも見える・・・かな?
そっから、大きめサイズのコイツは、ママと名付けられたんじゃないか・・・と。
↓ママらしさは、ココだけ。
でも、それでエエのだよ。
さり気なく・・・、こういうトコに、ちょっとしたセンスを放つのが、オレはお洒落だと思う。
イマドキの日本のルアーみたいに、なんでもリアル・・・ってのは、どうにも好かん。
6.スモールフライ ブリーム
ブルーギルをモチーフとしたルアーで、ブリームというのは、現地で扁平な魚を表すらしい。
アメリカはデカいんで、ブルーギルの種類も豊富におり、「〜サンフィッシュ」という名だったり、
「パンプキンシード」という魚もいるんで、通り名が色々とある。
昔から有名なのは、フライパンにキレイに収まる丸いボディから、パンフィッシュとも呼ばれているのだとか。
ただ、フライパンで丸焼きにしても、小骨が多くて、食べ辛い魚だがね・・・。
でも、味はイイのだよ。
・・・え〜っと、ルアーとは全然関係ない、ブルーギル談議になってしもうたね。
このルアーは、リップが2種あって、画像の様に潜るヤツと、シャロー用がある。
潜るヤツは、巻き抵抗がスゴイんで、ベイトタックルじゃないと辛いのだが、
扁平ボディが空気抵抗を受けまくって、全然飛距離が出ないという、とんでもない弱点がある。
だけど・・・、ロングセラーなんだよなぁ。
ちなみに、スモールフライというのは、卵から生まれたばかりの状態をいうのだと。
それにしちゃあ、デカいな。
7.スモー
イモムシみたいなボディの、すんげーカワイイクランク?それともミノー?
画像の左がシャロー用で、右がディープ用。
そういった構造だから、クランクなのかな?
短期間で製造中止に追い込まれた気がするから、たぶん売れなかったんだと思う。
オマケに、大して釣れないルアーでもあったんだと思う・・・。
オレも、たぶん一度や二度のスイムテスト以降、なんもしてねぇ。
どんな泳ぎだったのか、記憶の片隅にもねぇ。
そんでこのルアーは、今どこにいってしまったのか?
それすらもわからねぇ。
8.Bang−o−lure
Bang−o−lureは、様々なサイズとタイプがある。
画像のミノータイプの他に、所有していないがダブルスイッシャータイプ、スピナーテールミノー、ディープダイバーと、
多彩なラインナップがあるのだけど、それらを個別に名付けることなく、全て、Bang−o−lureとしてる。
↓ルアー名とサイズが、腹に記載されている。
#4や#5ってのがサイズを表している。
どういう意味なのかは分からんのだけど、もしかすると4インチ、5インチってことかもしれん。
↓こんな巨大なのもあった。
上のミノーは比較用で、サイズは#5
巨大なヤツは、どこにもサイズの記載が無かった。
↓スピナーテールタイプ
↓サイズは、先の紹介してるミノーと同じ#4と#5
オレの気のせいじゃなければ、#4サイズはフロントフックの位置がミノーとは違う。
コレは、なんかバランスとかの都合なのかね?
↓ペラ形状は、一般的な丸いヤツ。
いつの日か、競艇の様にプロペラにもこだわる時代が来る・・・かもね。
↓ディープダイバー。
↓サイズは、#2
オレの記憶が確かならば、ディープダイバーは大きいサイズになると、リップの形状が違うモノになってた気がする。
ちなみに、画像の紫単色のモノと、青単色のモノは、かつて「カラーセレクター」モデルと言われたモノ。
カラーセレクターというのは、1980年代・・・だったかな?
アメリカの大学教授が、長い年月をかけて調査し、実験し続けたデータを基に開発した、まあ・・・胡散臭い機械。
センサーを水中に投下すると、水質から釣れるルアーカラーを選んでくれるというスグレモノ・・・?
その装置に合わせて、色んなアメリカンルアーが、カラーセレクター用のカラーというモノを放ったのだよ。
バグリー以外に、コットンコーデル、レーベル、ヘドン等々、各社から、こんな単色なルアーが、続々世に放たれた。
もちろん、ルアーの色で魚が釣れるなんてことは、まず無いから、すぐに廃れたね。
っていうか、そんなん発売前に分かるだろ?
アメリカのルアーメーカーって、おバカだったの?
でも、オレは、そういうお茶目なトコ、大好きです。
9.バッシングシャッド
バブル期の前に、基ちゃんが愛用してたことで知られてたバッシングシャッド。
その後、基ちゃんが推奨する「アピール⇔ナチュラル」という定義で、シャッドルアーとしてのアピール代表がコレ。
ちなみに、ナチュラル代表は最初ラパラのシャッドラップだったが、後に自身がバグリーと組んで作ったKing−1に変わる。
基ちゃんがアピールルアーだという様に、パタパタとダートしまくる。
まるで、シャッド型のロングA
そのアピール力が、時に驚異的なバスの集魚効果をもたらす。
まあ、近年の様なスレたフィールドだと、滅多に無い光景だがね。
↓リップがデカい、ディープダイバータイプもある。
コレは、巻き抵抗もありすぎて、実に使いづらい・・・。
潜る役目は、他のルアーにすべきだね。
10.DB3 Long Cast
バブル期前のカスミ水系じゃ、かなりの人気を博したディープクランク。
特にボートフィッシングで結果を出してたルアーなのだけど、ちょっと水深がある漁港の様なスポットで使うと、
陸っぱりでもよく釣れたルアーだった。
やはり、バルサの持つ魔力なのか、プラ製のモノとは何か違う威力を秘めていたね。
まあ、単なるオレの思い込みかもしれんけど。
↓腹には、メーカー名とルアー名の記載があります。
DB3には、大抵サブネームがついていて、他に「DREDGE」というタイプと、「MAGNUM」がある。
OLDなモノだと、「DIVING B−V」と記載されているのもあるし、「bagley’s DB−3」と書かれているのもある。
「bagley」じゃなくて、「bagley’s」となっているのが、実はオレ的にOLDバグリーを見極める手法のひとつなのだよ。
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