REBEL LURE


1.バズンフロッグ

何十年もの間売ってる、ロングセラーの隠れた名作。
カエルの足の部分が、プロペラ構造になっていて、足全体が回転するのだよ。
リリーパッド生い茂るエリアで、コレを投げると爆釣・・・することは無い。
ただ、バズベイトと違って、沈まないのが最大の特徴。
↓でも、足のプロペラは、あんま水を掴まない感じ・・・。

ヘビーカバーだと、こんなペラじゃボロ負けです・・・。
それでも、こんな独創的なアイディアは他に無いから、何十年経っても支持されてる要因なのだろうと思う。


2.ベビーバス

まったく同じ形状で、ベビーパーチという名の色違いも存在してる。
クランクベイトと考えるべきか、シャッドと考えるべきかは、使う人によって違うんじゃないかな?
オレ的には、ダイビングミノー的な感じで、ゴロタ岩の底を突っつきながら使うのが定番。
リヴァイアサンが登場するまでは、こういうルアーが重宝してた。
リアル柄は、現在のレーベルルアーから消え去ってしまったが、当時のバス、パーチ、クラッピー、ブリームといったカラーは、
芸術作品と言っても過言じゃない程、素晴らしいルアーだった。
今のメガと比べても、負けて無いぜ。


3.ファーストバック

1970年代のファーストバックが、箱つきの新古状態で、まさかまさかの270円で売られてた。
現代だと、このルアーは、ハンプバックという名でも紹介されてるね。
かつて、ダイワが取り扱ってた時代は、ファーストバックという名だった。
この箱の中に入ってるカタログにも、FSと書かれてるから、ファーストバックが正しい名だとオレは思うけどね。
↓リップに、一応REBELの刻印がある。

ただ、埋もれてて、EBELの部分しか見えてないけど・・・。


4.SST


このルアーより先に、ブラックスターというルアーを発売しており、
そのルアーの金型を流用して簡素化したモノがコレ。
ブラックスターは、クリアー系なボディで近未来系な不思議ルアーだったのだが、
それが全くウケずに売れなかった・・・。
その失敗作の元手を、少しでも赤字を解消できるように・・・と、近未来を止めて、構造を簡素化して、
今まで通りなスタイルのカラーで塗って売ってみた。
まあ、結局、コレも大して売れなかった様で、今は市場で見る事は無い。
中古屋にも、滅多に出回らない程、レア・・・なんじゃなくて、認知度と所有率の低さから、出回らないだけだね。
出たところで、こんなのを知ってるコアな人しか買わんでしょ。


5.Wee−R

シャロー、ディープ、サスペンドの3タイプがあり、初期のモデルは、全てリアルな生物のカラーだった。
生物カラーは、全6種あり、フロッグ、パーチ、クラッピー、バス、クローフィッシュ、ブラウン。
その後、別の金型によるのか?左の白いタイプの様な「レーベル定番の斜線」が入ったウロコ模様となり、目玉も彫られたタイプに変わった。
ただ、リアルなお魚時代の金型で、リアルじゃないカラーも登場したりするので、
同じルアーに2種の金型を、長年使っているのかね。
アクション的に、違いは無いと思う。
どっちが好きか?なんてことも談義される事が無い程、誰も気にしてない要素だね。
↓こんなカラーセレクターバージョンもある。

カラーセレクターというのは、1980年代にアメリカの大学教授が、長い年月をかけて調査し、実験し続けたデータを基に開発したという、
それはそれはアメリカでだけブームとなった、インチキ臭い装置で、センサーを水中に投下すると、
水質から釣れるルアーカラーを選んでくれるというスグレモノ・・・?
その装置に合わせて、色んなアメリカンルアーが、カラーセレクター用のカラーというモノを放ったのだよ。
コレも、そんな1種。
オレ的に思い入れがあるのは、サスペンドタイプ。
ルアーが水中で静止する・・・なんてことを最初に学んだのは、このルアー。
幼心に、そんなことが出来るのはなんでなのか?謎だらけで興味津々だった。
でも、水中の事なんで、それを目視で確認出来なかったのが、当時悔しいというのか、ホントなのか?
なんて、疑いたくもなったもんだった。


6.ジョイントミノー

レーベルミノーといえば、斜線上のウロコ模様が特徴的で、
1980年代のパクリミノーといえば、ラパラかレーベルだった。
そんなレーベルミノーは、多彩なサイズとカラーラインナップだけじゃなくて、こんなジョイントもあったのさ。
ラパラのジョイントは、ルアーの中間部で接合されており、ウネウネと蛇の様なアクションをするのに対して、
このジョイントは、お尻よりでジョイントされているだけじゃなく、動きにも制御されており、蛇のようにまではウネウネしてない。
滑らかに、尻尾方面が動いてる様な感じで、実によく出来てる。
考え出した人は、天才だね。


7.TRACDOWN MINO

↓メーカーが貼ったラベルには、

MINNOWじゃなくて、MINOという表記になっているのが、なんとも不思議。
MINNOWは、略すとMINOになるのが、現地じゃ定番なのかな?
TRACDOWNも、TRACの後に「K」が抜けてる気がしてならない・・・。
そこいら辺の謎は、永遠に解けない事でしょう。

↓妖しく光るレッドヘッド。

キラキラ度が、他のルアーには無いほどで、特殊な塗装が施されているのかな?
あくまでもオレの妄想だが、ナイターよりも、日中太陽の光を乱反射させる目的で使う方が、もしかしたらエエのかもしれん・・・。
形状的には、昔からのレーベルミノーと何が違うのか・・・?
まったくワカラン。


8.リブンエンド

スイムベイトとやらが流行った頃、オレが疑問に思ったのは、
1980年代からあったコイツが、なぜ再注目されなかったのか?ということ。
ミノーとワームのイイとこを合体させたルアーなんて、まるで夢の様なアイテムだよね。
その元祖が、1980年代からあったというのに、全然日の目を浴びずに消え去ってしまい、
まるで、新型ルアーの様にスイムベイトが蔓延した時、オレ的にはちょっとビックリだった。
それよりも、もっと昔からあるコイツの方が、断然釣れるのだよ。
ちょっと分かり辛いのだが、先の画像は、左と右でサイズと色が違う。
左はパールホワイト系で、濁った水やナイターでは、絶大な効力を発揮するのだが、
緑は・・・どゆこと?
まあ・・・、淡水魚だと、ブラックバスは背中が緑っぽくもあるし、清流の女王鮎は、緑っぽいと言えるかね?
海の魚だと・・・なんだ?
ベラとか・・・?
釣れる雰囲気は、ゼロな感じの色だよね。
でも、アクションはグレイト素晴らしい。
スローに巻いても、けっこう大きめなダートをしてくれる。
シンキングタイプなんで、色んな層を探るチェックベイトとして、最高なルアー。
パッケには、LIV’N END SERIESとあるが、果たしてシリーズ化されてたのかね?
オレは、このシャッド型しか知らんぞ。
オレの愛読書「ヒット:バスルアー」にも、コレしか載ってない。
さらに驚きなのは、↓フックの構造。

ダブルフックを搭載することにより、着底時に根掛かる可能性はゼーロー。
さらにスゴイのは、ダブルフックを別に設けたアイに挟むという行為によって、フックが動かずロックされた状態となってる。
魚にフッキングして、このロックが外れない限り、フックは動かないのであーる。
それにより、根掛かりの可能性が減っている気がするし、フッキング性能も良くなっている気がする。
たぶん・・・、だけどね。
でも、いいんじゃない。
効くか効かぬかは、使う人によって違う。
ただ、明らかな新発想での、発明的な構造は、今でも十分に活かせると思うよ。
現代のスイムベイトの中には、マグネットをボディにねじ込んでいて、そこにフックが吸着する仕組みのモノがある。
そんな面倒な事をしないでも、十分コレは、それの上をいく構造だと思うよ。
なんせ、磁気なんて帯びてないからね。
強力な磁気を帯びてたら、水中で色んな鉄のゴミ吸着しちゃうでしょ。

↓長年(30〜40年)、パッケに内蔵された状態だったんで、変な汁が・・・。

コレは、経年劣化で溶け出した樹脂の一部なのかね?
せっかく、ボディとヘッドが別パーツなんだから、レッドヘッドとか、もっと多彩なカラーが作れたんじゃないかな?
まあ、そこいら辺は、個人で改造して作る方が、面白いのかもしれないね。


9.ラトリン スピンR

初代は、スカートの素材が、海用のフェザージグに使う様なキラキラした毛だった。
いつの時期からか、画像の様に、フツーのスピナベに使われるスカートが搭載された。
ブレイドのタイプは、シングルコロラドしか、見たこと無い。
↓ブレイドには、独特の刻印が入ってる。

呪いの言葉の様に、「G」が刻まれていて、下の方に「REBEL SPIN’R」と刻まれている。
う〜ん・・・、無駄だのう。

↓ルアー名の通り、ラトル入り。

ボディに内蔵されてる反射板みたいなモノにも、呪いの言葉「G」が入っとるのう。
なんなん・・・、このGって?
ところで、スピナベにラトルって・・・、意味あんのかな?
このラトルの入り方だと、リフト&フォールを激しくやった時だけ、音が鳴る構造だよね。
ピンスポットで、スピナベをジギングして使う・・・とか?
そういう使い方でもしない限り、あまりラトルの効果を得られないような気がするのは、オレだけ?
ちょっと、オレ的には用途がワカランなぁ。


10.mini−R

ミニなんて名前だけど、モノ的にはけっこうデカいサイズのシャロークランク。
この手のクランクは当時(1970〜80年代?)、BIG Oとか色んなメーカーのモノが人気を博してた。
オレ的な感覚では、ミニなんて名前に対してモノはデカいんだけど、実際使うにはデカ過ぎなくて、ちょうど良い感じのサイズ感だった。
でも、今の日本のフィールド向けだと、やっぱしデカくなっちゃうのかな?
シャローでブリブリやってるだけじゃ、釣れないフィールドになっちゃってるもんね。


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