[CORMORAN]


コーモランってのは、誰がなんと言おうと、日本いや世界No,1のパクリルアーメーカーだとオレは思う。
本物と比べ、サイズを微妙に変えた、目玉を飛び出してみた、リップを変えてみた、
いや・・・、面倒くさいから全てをパクる!などなど、
あまりにも微妙な違いや、もはや開き直ってしまうというパクり手法、う〜ん実に日本的で素晴らしい。
現代、モノマネルアーに関しては、賛否両論があるんだろうけど、
いいじゃん、楽しければ・・・ってのが、オレの見解。
そんなに細かい事、ガタガタ言いなさんな・・・って。

さて、「コーモランについて」といっても、コーモランってけっこうマニアがいるんで、
今さらオレが書くことなんてのは、あんま無い!
なので、全コーモランルアーの紹介を・・・、とも考えたんだが、種類が多過ぎるんすよぉ。
実際に何種類あるのかなんてのは、わからない。
というのも、海外向けに変名してたり、時代の変化で変名したり、時には名前さえ付けなかったり・・・と、とにかくテキトー!
なので、とりあえず、オレが持っているモノで、分かる範囲で語ってみます。
出来る限り、未開封品を多く優先してみたいと思う。
未開封品だと、こんなパッケージのコーモランもあったんだぁ・・・なんて、
パッケージの移り変わりも楽しめるかな? とは思う。
けど、年代の判別がオレには不可能なんで、時代は前後しちゃうと思うよ。 
まぁ、コーモランの楽しさってのが体感出来ればなぁ〜、って思うんで、夜・露・死・苦!


これは、1980年代に売られていたパッケージの品。
1990年代後期にも、一部で流通したらしいが、量は少なかったらしい。
裏面に、当時の主力ラインナップが写真付きで記載されているのが特徴かな。
左のどじょっこってのは、へドンのカズンUのパクリとして有名だね。
トップバグってのは、シマノのフライダイバーのパクリだと思うが、
確か、当時バグリーからも似たようなルアーが販売されていたと思う。
この2種は、素晴らしい出来栄えだと思うよ。
実際、どじょっこは、かなり釣れる!
使い方は簡単、投げて巻け! そんでけっこう釣れちゃうね。
ちょいとフッキングが悪いんで、大きめのフックに交換するとイイね。
トップバグも、当然ナイスなアイテム。
「使ってて幸せ」系なルアーだね。



この辺のパッケージは、年代不詳、古いのもあるし、最近でも見かけるモノある。
MY PLUGってネームは、いつから使われてんのかね?
「TOP−3」は、見ての通りフラポッパーのパクリ。
その隣は、一見メドウマウスなんだが、尻尾の変わりにシングルフックが付いていて、
そのフックにワームを搭載できるという変り種。
しか〜し、ワームを搭載したままにしておくと、ルアーのボディが溶けてしまう・・・、
というオチまでが完璧に用意されている。
このワームを搭載するフックは、シャンク部がすんごく短いんで、
おそらく、バスがフッキングすることは不可能に近いことだと思う。
ワームを搭載するためだけに作った機構ならば、フックじゃなくても良いんじゃないのか?
なんて、必ずユーザーが疑問を抱く作りになっているのは、さすがコーモランだね。
その隣は、ジッタースティックのパクリ。
ジッターバグのロングボディで、テールにスイッシャーが搭載されたタイプだね、これは素晴らしい出来!
というか、忠実にジッタースティックのアクションをパクってる。
その隣は、コットンコーデルのクレイジーシャッドのパクリなのかな?
コレは・・・、それなりというか及第点だね。
その隣は、豆粒サイズのソニック。
テールフックの変わりにブレイドを搭載して、テールスピナーな仕様なんだが、
通常スイベル等に搭載されているブレイドが、ヒートンに直付けされている。
そのため、ブレイドは回らない!(回れない!)
コレは、オレの勝手な非常に良い意味での解釈なのだが、このブレイドは、
バランスを崩したアクションを狙って実演するために搭載されているのかも? って思った。
その証拠にか、通常ブレイドってのは水を掴む面が下を向いて搭載されると思うのだが、
コレには逆向きで、水を掴む面が上を向いて搭載されている。
狙ってそうしたのか、それともヒートンを搭載する時に半回転間違えて付けてしまったのか?
様々な謎を呼ぶルアー作りは、相変わらず「さすがコーモラン」だね。
ところが、このルアー、オレの読み通りにはいかなかった。
まぁ、ちょっと考えれば分かると思うのだが、ブレイドの水を掴まない面が水流を受けるんで、
ルアーアクションにブレイドが与える影響力ってのは、無いね。
無いってことは、バランスを崩すもなにも無いってこと、当たり前だね。
んで、ヒートンを半回転させて水を掴むように改良(元通り?)してみた。
すると、水を多少なりとも掴んでいるみたい、バランスも崩れているんだろうか?
色んなことをルアーアクションさせながら考えたんだが、オレ的な見解としては、
こんな小さい(ボディ3cm)サイズで、バランスを崩してどうなる? そんなんでアピール出来んの?
そんなことするんだったら、ルアーをデカくするとか、違うルアーを使うとか・・・、
などなど、実に色んなことを考えさせてもらえるルアーとなっていた、さすがコーモラン!
ラストの「MY PLUG series 217 スーパーコッド」ってヤツは、実はけっこう素晴らしい。
トップウォーターミノーイングのために作られたルアーで、現代風に言うならば「ライブリー」って扱いなのかな?
↓こんな形状なんだけど・・・、コレは粗悪な作りだよね。

もしかしたら、コーモランのパチモノなんじゃないか?なんて、疑いたくもなるほど、安い樹脂やん!
手抜きにも程がある・・・。



コレは、ちょっと古いモノかな?って思えるラパラ風の箱入りなタイプ。
ルアーは、へドンのソニックをパクった形状だね。
鱗があるってのが、コーモラン的な主張かな。
1988年のカタログによると、「SC−7 オネストJ」というルアー名で紹介されている。




コレは、上のルアーと同時期に売られていたキーホルダー。
キーホルダールアーっては、他にもいろんなタイプがある。


↓ポッパーね。



↓タイガー風もある。

コレは、素晴らしくエエ。


↓先に紹介してるウロコ模様のソニックもある。

キーホルダーを搭載してるアイが下顎にあるから、ルアーとして再生する事は不可能だと思う。
まあ、ウエイトも入っているのか、ちょっと妖しいから、そもそもルアーには出来ない可能性が高い。


↓偽トビーもありまっせ。

コイツは、キーホルダーの形状が違うのだよ。
他のキーホルダーは、雫型なのに、コイツは角型。
なぜに、2種分けたんだ?
仕入れの都合・・・とか?
それとも、プラグには雫型にしないとならない、何か特別な理由でもあった・・・なんて妄想してしまう、今日この頃。



コレは、ちょっと分かり辛いんだが、ルアーの箱を上、横、裏からとった写真。
箱の横に「WOODNOTE」と書かれている・・・、どうも「MY PLUG」から変名したらしい。
んで、箱の裏に書いてあるフレーズがスゴかったんで、画像を載せたかったんだが、
この画像じゃ、何が何だかわかりゃぁしねぇ! ってなワケで、その内容を紹介。
「ウッドノートルアーとは、コーモランプロダクトが30年間ルアーを専門に作って
アメリカやヨーロッパ各地に輸出して好評を博しましたルアーを、日本のフィールド
の条件に合わせてサイズやデザインを工夫して作りました。
ぜひ、川、池、または海等にてお試しください。」
ってなことが、この箱の裏面に書いてあるんだけど、
どう? どう? コレを読んでツッコミが入れられない人は、シャイだね。
オレは、唸ったね、「う〜ん、さすがコーモラン」だね。
とりあえず、「30年間ルアーを専門に作って、アメリカやヨーロッパ各地に輸出して
好評を博しましたルアーを、日本のフィールドの条件に合わせてサイズやデザインを工夫して作りました。」
って部分には、色々なツッコミが可能だが、あえてそれには触れずにおこう。
んで、次の「ぜひ、川、池、または海等にてお試しください。」って部分。
一見何でもなさそうなんだが、よくよく見直すと「湖」ってのが無いじゃん!
なぜだ〜! バス用のルアーとしては、通常「湖」ってのが、メインフィールドじゃないのか?
その「湖」をあえて外すこの説明、なんでだろ〜、やっぱ、こういうところがコーモランなんだよな〜。



コレは、左から、Bass Fighterという名のカエル頭のスピナベ。
その隣のジッターバグもどきは、ちょいと見かけない珍しいパッケージに封入されている。
パッケージに使われている文字が全て英語なんで、もしかすると輸出用なのかも?。
実は、このパッケージには、どこにも「コーモラン」とは書かれていないんだが、
内蔵されているジッターバグもどきのリップにCORMORANって刻印されているんで、コーモランだろう。
その隣のBig Countryという名のクランク?は、なんとMADE IN U.S.A.
コーモランにアメリカ工場がある、と考えるよりは、アメリカでどっかの会社が作ってるルアーを
コーモラン製品として売り出していると考える方が、まぁ、自然というかそれがコーモランって感じだね。
このルアーは、MADE IN U.S.A.だけあって、たぶん、お得意のパクリとは
違う路線のルアーなんじゃないかな? と思ってる。
が、しかし、お世辞にも、ナイスデザインとは言い難い。
アクションも、まぁ、それなり、唯一ガンバったなと思えるのは、アバロンシートが内蔵されていることだね。
最後のスズキ用ルアーってのは、どう? 超ナイスなデザインのパッケージだと思わない?
オレは、このスズキの絵を見て即買い! だったね。
ちなみに、このシリーズはA、B、Cと3種類もある。
Aはバイブとミノー、Bはミノーが2個、Cは画像の通りミノーとジョイントミノーになる。
このミノーは、レーベルミノーと似た線状の鱗があるミノーで、
ルアーのアクションは最悪! ルアーのボディバランスも最悪! ルアーをぶつけると一撃でリップが折れる
という、あってはならない3大長所を完備している、恐ろしいミノーだね。



コーモランの割とメジャーな商品といえば、このかえるくんかな?。
左は、昔のパッケージで、昔は名前が「かへるくん」だったんだよね。
んで、かへるくんは、かえるくんよりもちょっとファット。
かえるくんは、ダイエットに成功して、ちょいとスマートになっちゃってるね。
けれど、太っていようが、痩せていようが、どっちにしろ、オレの使い方だと釣力は同じだね。
オレの使い方は、カバーにぶち込む! か、ポカン釣りの様にピョンピョン使うだけなんで、
多少のサイズ違いなんてのは、アクションに大して影響しない。
泳がせて使うんだと、多少は違いがあんのかも知れないが、泳がして使うんだったら、
太っているとか痩せているとかではなくて、かえるくんか、違うメーカーのかえるを使うのか?
ってことを、考えるのが正解だね。



変り種としては、こんなのもある。
左のは、コーモランのワーム。
グラブのボディにツインのピンテールという、一見どっかにありそうでない、デザイン的にも意味がない
という気がする形状を作り出すあたり、ワームでさえも、さすがコーモランと言わせてくれる。
その隣は、ジグヘッドなんだが、コレは愛用している。
そのワケは、安かったからってのが、確かにある。
不要になった店が多いらしく、この1パックが100円以下で売られていることが多いね。
だが、愛用理由は機能的にも気に入っているから。
このジグヘッドは、通常市販されているジグヘッドに比べて、ややシャンクが長い。
そこが、オレのお気に入り理由だね。
現代の一般的なジグヘッドは、ちょいと短い(コーモランのジグヘッドよりも)シャンクが主流だね。
単なるオレの独断なんだが、コーモランジグヘッドのサイズが、オレは最もフッキングが良い気がする。
ヘッドのカラーも色々あるし、ラインアイが塗料で埋まっているってのは、
コーモランとしては、当然の現象だと思うしね。
むしろ、コーモランなのに、この辺がちゃんとしてたら心配になるね。
ホントに、コレ、コーモランか? ってね。
だが、あくまでオレの推測なんだが、このジグヘッドはたぶん、EAGLE CLAW社製だと思う。
コーモランルアーには、EAGLE CLAW社のフックが標準装備されていた経緯もあるし、
このジグヘッドの針もEAGLE CLAW社特有の針先のネムリがあるんで、たぶんそうでしょう。
このジグヘッドで何匹かバスを釣り上げているんだが、実は一度もトラブルが無い。
コーモランの針だったら、バスが掛かったら針が伸びてしまうだろう、とか、色んな心配をしたんだが、
余計なお世話だった! う〜ん、このクオリティは、EAGLE CLAWかな?
ラストは、コーモランの予備スカート。
コレは、パープル、ピンク/チャート、チャートの3種が入っているんだが、
購入当初から、パープルは既に劣化が完了していた! さすが、コーモラン!
ついでに、ピンク/チャートのツートンカラーは、チャート部に当然ピンク色が色移りしている、さすがだね。
唯一まともかと思えたチャートは、ちょっと引っ張ったら余裕で千切れた! う〜ん、さすがコーモラン。



コレは、ちょっと古いコーモランのスプーンセット。

↓中身は、こんな感じ。

オークラをパクったと思われる形状のスプーンが3個入ってる。

↓刻印が入ってる。

「Cadet」と書かれているのかな?
おそらく、コレがこのスプーンの名になってたのでしょう。

↓ケースにも、「コーモランルアー」と書かれてる。

現代じゃやらないであろうけど、当時は頑張ってた証でもあると思う。
1970〜80年代のモノだと思うけど、当時は国産メーカーがみんな、海外製のルアーをパクって売り出してたからね。
その中でも、コーモランはピカイチだったとオレは思う。


↓コレも、同時期に売られてたセット。

先に紹介してるのと違って、2種入ってる。

↓一番上のだけ楕円型だけど、下の2種は菱形。

なぜに、1個だけ変えたのじゃ・・・。

↓コレは、4種バラバラ。


↓右の2種のお粗末感が、なんとも素敵。

こんなスプーンで良かったのだから、エエ時代だったんだよねぇ。



コレも、ちょっと古いコーモランのスプーンのピン売りタイプ。
古いコーモランのスプーンは、たぶんほとんどの種類全て、ルアーの裏面にCORMORANの刻印がある。
なので、中古屋さんでも発掘しやすい。
コーモランのスプーンは、中にはけっこう冒険した形状のモノがあって、
アクションを度外視して、形状を優先して作っただろうと思えるスプーンってのがけっこうある。
アイディアは、最高なんだが、ルアーアクションにそれを反映させないところが、実にコーモランだね。



このバススプーン(表記はバススプン)は、まさに形状優先して作ったと思われるスプーン。
この形は、ムカデなのか? 芋虫なのか? なんなんでしょうか?



同じ名前で、多彩なサイズと形状のモノがある。



ほとんどのスプーンが、何かを参考にして作られているのは、間違いない。



コレは、サラマンダーが元かな?



コレも・・・、何か見たことある系だよなぁ。



コイツは、元々名前を付けて貰えていたらしく、
↓ルアー名らしきものが刻印されている。

Scotia?
かつては、この名で売られていたけど、いつの間にやら、バススプーンの一員とされてしまったのでしょう。



コレは、ちょっと珍品。 
BASS SPOONと書いてあるのに、中身はスピナー。
こういうクオリティが、実にコーモラン。



コレは、ブレイドにメップス風の文字列が記載されている。
「FJORD」と書かれており、読みは「フィヨルド」。
意味は、氷河の浸食によって形成された地形の湾や入り江の事。
特に、ノルウェーの海岸に多いらしい。
そんな言語を、なぜにブレイドに記載したのだろうか?
ヨーロッパ向け・・・と、アピールしたかったのか?
ヨーロッパで実績があると、アピールしたかったのか?
単に、お洒落だと思ったのか・・・、謎じゃ。



それにしても、なぜに「バススプーン」「バススピナー」と名付けたのだろうか?
当然、対象魚はブラックバス・・・だよね。
ブラックバスに、スプーンとスピナーが効くってのは、オレも賛成なんだけど、
なぜ、バス専用として売り出したのだろうか?
それも、過去にトラウト用として販売してたモノまで寄せ集めて、バス用とした意味はなんだろね。
市場的に、バス専用のスプーンとスピナーを欲してるなんて時代は無かったと思えるだけに、意味不明だよなぁ・・・。



ABUのトビー風スプーン。
一番左の画像のルアーのパッケージには、スキッド DG 18グラム 460円とある。
真ん中は、スキッド DG 28g
一番右は、スキッド DS 12g
ルアー名はスキッドで、DGやDSってのは、ルアーカラーを表してる。
まんま、トビーだし、安心の日本製。
とはいえ、昭和の発展途上時代の国産品だから、それほどクオリティの高い商品というワケでは無いがね。
ただ、パクリとしては、間違いなく一級品。



コレも、スキッド。
28gもあるデカいヤツで、本家が高かった時代に、実に重宝された。



コイツは、3gしか無い小型モデル。
でも、コイツの方が、実釣には出番が多い。
この小さいケースに入れられたタイプのコーモラン製スプーンやスピナーは、昔上州屋でよく売ってたタイプだね。
大きく「3」と表記されてるのは、ルアーの総重量が表記されているのだよ。



DOSAN−KO
群馬のパイオニア商会で見っけたんだが、なんとビックリ、北海道から仕入れたんだと。
北海道向けルアーだった・・・のか?
本土じゃ、あまり見なかった気がする。



3個セットだが、色違いなだけみたい。
スプーン名も無くて、3ACTION SPOONと・・・、雑過ぎる。
↓赤白のは、こんな感じ。

パチ元は、オークラかな?
クルセイダーの小さいのに、似てるんだよなぁ・・・。



カナディアンという名のスプーン。
なぜに、カナダを・・・?



正式なルアー名はワカランけど、ABUの「Lill Oringen」をパクったスプーン。
向こうが、日本国内じゃ短命だった様な気がするんで、必然的にコイツも短命だった気がする・・・。
裏に刻まれてる「Cormoran」の字体が、スプーンによってなのか、時代によってなのか、色々と違うのも面白いね。



コーモランのルアーの中じゃ、一番人気なのがこの「まるちゃん」じゃないかな?
ヘルメットは、中日ドラゴンズバージョン。
ヘルメットの種類は、セリーグ全6球団あるのだけど、1980年代に発売されたルアーだから、
横浜DeNAベイスターズは無く、↓大洋ホエールズバージョンになっている。

コレはちょっと、珍品度が高いよね。
ボディには、ウイグルワート風のルアーが採用されている。
ボディには3タイプあって、どれもがストーム風のルアー。
当時、まるまるパクったルアーにケチがついたようで、様々なパターンでリサイクルされたのだよ。
マルちゃんも、もしかしたらリサイクルするための、苦肉の策だったのかもしれないね。


コイツは、広島カープバージョン。
ココまで紹介してる3球団のボディ形状は、皆ウイグルワート風のクランクタイプなのだけど、
他に、シャロークランクとディープクランク・ジョイントがあるんで、それらも紹介していきまひょ。

↓ジョイントは、無理矢理に尻尾みたいな円柱のパーツを搭載するという、実に安い構造となってる。

ヘルメットは、ヤクルトスワローズバージョン。
2017年現在では、美品や新古品だと、1個2000円以上位でも取引されてるらしいから、珍品度はピカイチなルアーと言える。
このボディ形状は、おそらくストームのDDTじゃないかな?
本家は、尻尾にソフトテールが採用されていたのだけど、コッチはジョイントにしました・・・。
もしかしたら、コーモランルアーに採用されてる樹脂だと、ソフトテールを組み合わせて使った場合、後々溶けだしちゃう事を懸念したんじゃないかな?
それで、苦肉の策として、こんな変なパーツをジョイントしたのかもしれないね。

↓阪神タイガースバージョン。

ボディは、シャロークランクね。
このボディ形状は、ストームのファッツオーでしょう。
本来あるべき姿のシャロークランクに、無理矢理ヘルメットを搭載してるから、ボディバランスとか、そういうセオリーは全部無視。
まともに動かなくたって、いいんだよ。
この発想が、あり得ないし、それをルアーとして売り出せた、良い時代だったのだよ。
おそらく現代じゃ、ドコのメーカーからも、こんなセオリー無視なルアーは発売されない。
そういう時代がイイ・・・とは思えないのは、オレだけかな?

↓新品状態。

でもコレは、発売開始当時のパッケージじゃなくて、後に再販された時のモノ。
バブル期に、こういったパッケのコーモランルアーが、各地で出回る様になってた。
ブームって・・・、スゴイね。
その時に、コーモランは、ほとんどのデッドストックを捌けたんじゃないかな?
急な注文の多さに、パッケージまでこだわってる状態じゃなく、とにかく売りさばいたのでしょう。


コレが、初期の頃に使われてたパッケージ。
ただ、中身は2019年に復刻されたモノ。
2019年に、コーモランの創業70周年という事で、まるちゃんの古希セットというのが発売された。
10個セットで、お値段が13000円とかしてたんで、オレは買わんかったけどね。
後に、持て余した店舗では、バラ売りも開始されてた。
それが、左のフロッグカラーの方。
ただ、復刻とはいっても、過去の6球団のヘルメットじゃなくて、コーモランの歴代ロゴが入ってるというヘルメットだったんで、
オレ的には、何の魅力も無し!
とはいえ、そのセットの中身の1個位は欲しいなぁ・・・というのが、本音です。
↓というワケで、某中古屋さんで1個買っちゃいました。

色んなカラーがあったけど、一番好きなフロッグカラーにした。

↓フツーは、ヘルメットに描かれてる、ロゴの方にこだわるのかもしれん。

メットのロゴは5種あって、10個セットに各2種ずつ入ってる。
ロゴだけじゃなくて、メットのカラーも5種ある。
過去の6球団は、セ・リーグだけで、ヤクルト、中日、大洋は、みんな青系だったからなのか、
今回の復刻モノには、3球団のどれかと思われる1色しか使われていない。
巨人、広島、阪神と思われるカラーのヘルメットは、そのまんまで、画像の黒に赤いツバのタイプは、今回初登場だと思う。

コレは、それとは別路線で、どっかの釣具屋さんが特注で発注したモノ。
↓浜ちゃんという名。

青いヘルメットタイプもあって、そっちは「浜くん」という。

↓当時と違って塗りがキレイな上、ウロコ模様のシールまで貼ってある。


↓コレが、過去の品に無かった部分。

ルアー名だけじゃなくて、重さとサイズまで記載されている。
ずいぶんと、頑張ったなぁ・・・。
だったら、限定売りじゃなくて、多彩にバラ売りすりゃエエのに。
2020年になると、黄色い看板の某中古屋さんオリジナルモデルも発売された。
特売されるようなことがあれば、いつの日かえぐってみたいもんだね。



コレは、1980年代当時、ファッツオーのパチモノとして登場。
ただ・・・、ソックリが災いしたのか、何らかのケチがついたらしく、このルアーは短命で消え、マルちゃんのボディとかに採用されるようになった。
ただ、その際には、ストーム調に彫ってあった目玉は止めた。
なんせ、彫ってあって、黄色に黒目じゃ、ストームのルアーしか連想しないからね。
よっぽどのクレームがあったのかな?
それほどまでに、ストームのルアーに対してだけ、後手後手な対応が垣間見れる。
ただ・・・、それによって「マルちゃん」が誕生したのであれば、禍を転じて福と為す・・・と言ってあげたい。



コレは、オレのお気に入りの「サーフマウス」
当然、へドンのメドウマウスのパクリだと思うが、メドウマウスよりも一回り小さい一口サイズ。
ボディカラーは、ファー系の作りなんだが、このファーの持ちがけっこうイイんで気に入っている。
アクションもイイね、まぁ、左右にダートさえしてくれれば、コーモランとしては上出来な気がするよ。
コレは、リップがあるから安心だよ、コレでダートしない方がコワイよ。
ただ例によって、フックのサイズアップを図ったほうが、当然フッキングが良くなる。



コレは、「サーフパンフィッシュ」ってヤツなんだが、コレは完璧な不良品です!
キャストして、水に浮かべてもらえば一目瞭然なんだが、このルアーは、真横に浮きます!
リップは、ルアーが縦に浮いて初めて機能する構造なんだから、真横にしかも水面に浮いたら
果たしてどうなるのか? って、ダメに決まってるじゃん!
オレの推測なんだが、コレはウエイト入れ忘れて作られちゃった可能性大!
1個だけなら、たまたまだと思えたんだが、オレはこのルアー5個も持ってて、全て真横に浮いた!
なので、かなりの数が「ウエイト入れ忘れ状態」で市場に出回っている。
それなのに、何の問題にもならない! さすがコーモラン!
買った人も、み〜んな「コーモランだから・・・」って納得しちゃったんだろうな〜。
どうせ、真横に浮くんだったら、リップも横付けにして、フレッド・アーボガストの「ティプシー」
みたいにしちゃうって方法もアリかと思う。
オレは、フロントフックのスプリットリングにナス型重りの0.8号を搭載して使ってる。
この位の重さを搭載すんのが、一番バランス良いと思うよ、貼る板重りで増量してもOKだね。



左のは、販売当時の1980年代のパッケで、右のは、1990年代にロドリの影響でプチコーモランブームが起き、
色んな釣具屋さんに、コーモランに眠ってたであろうデッドストックが出回った時のパッケージ品。
おそらく、1980年代のパッケージが用意出来ずに、当時使ってたパッケージを流用したんじゃないかな?
↓パッケの裏には、こんな風に表記されておりました。

この手法は、バブル期に売られたコーモランにありがち。

↓中身は、こうです。

ヘドンのカズンUを、ほぼ忠実にパクった「どじょっこ」。
カズンUとの違いは、ワイヤーの角度というか、形状に若干の違いがあるだけ。
まあ、本家には、腹にメーカー名とルアー名の記載があるんで、ワイヤーなんかで見分けなくても、すぐ分けるけどね。
アクション的には、底をついばむ魚なんだけど・・・、けっこう移動しちゃうんで、イマイチ効果的じゃない。
その場に止まって、底をグリグリ出来たなら、けっこう釣れるルアーになってたんじゃないかと・・・、無理か?



ヘドンのクレイジークロウラーをパクった一品。
ルアー名は、バッカスで、尻尾を搭載したファー付きボディだと、
↓スペシャルバッカスになる。

コレは、本家にもこういったタイプが、その昔(1970〜80年代かな?)にあったんで、まんまパクったのだと思う。
ただ、スペシャルは短命だったが、バッカスの方は、その後「TOP−4」という名でも売られ始める。
コレは、コーモランルアーには、よくある現象だね。
サイズ的には、タイニークレイジークロウラーと同じ。
色までヘドンに合わせたけど、目玉だけ出目です・・・という事で、全てを誤魔化そうとするその根性に脱帽です。
本家と決定的に違うのは、ルアーアクション。
オレが持っているこの2種は、まともに泳がない・・・。
羽根を調整すればどうにか直るか・・・と、色々とチャレンジしてみたが、そんな事じゃどうにもならない。
果たして、世に流通してるバッカス全てがイカレてるのか、それとも、オレが持ってる2個だけが、たまたまなのか?
その調査のために、今後も見つけ次第、捕獲していきたいと思う。
ちなみに、クレイジークロウラーは、メーカー表記だと「クレイジークローラー」になっているが、
オレは、愛読書「ヒット:バスルアー」に記載されている「クレイジークロウラー」を珍重しているのさ。



ヘドンのブラッシュポッパーをパクった、とんがり虫。
本家との違いは、シール目だという事。
本家には、画像のバズベイトの様なプロペラタイプの他に、スイッシャーの様な小型のプロペラタイプや、
もうちょっと大き目な三角バズを搭載してるタイプもある。
小型ペラのタイプは、1980年代にダイワがオマージュして、ブッシュマンとして売り出してたよね。
↓稼働する巨大なシングルフックを搭載してるんで、

そこにトレーラーとしてワームを搭載するとばっちぐー。
水面が、ハードなカバーに覆われている様な時、とんでもないモンスターを射止める事もある。
時として、凄まじい威力を秘めたルアーなのさ。




ボーマーポッパーをパクった形状で、
↓プロペラ付きなのが、本家とは違うよとアピールしてる部分。

このプロペラは、穴付きタイプもあったと記憶している。

↓ルアー名は、コレになるみたい・・・。

パッケの裏に記載されているのだから、間違いないだろうと言いたいのだが、
パッケから推測すると、バブル期のプチブームの時に再販されたとも言えるであろうデッドストック品。
ちゃんとした名前が記載されていると・・・思いたいが、1980年代のコーモランルアーには皆、
もうちょっとマシなルアー名が与えられている事を考えると、TOP−6って・・・雑過ぎない?



コレは、コード名がMY209で、ルアー名がダブルウイングになる。
コード名ってのは、一時期コーモランルアーには、MYなんちゃらと記載があったんで、
それを勝手にオレがコード名と呼んでるだけ。

↓Wスイッシャーなだけじゃなくて、ボディの先が不思議形状。

水を弾くため・・・?
切り裂く・・・感じかな?
とにかく、意味がありそうな形状なのに、ペラが邪魔して、あんま効果的に思えないのはオレだけ?

↓ペラにも、意味不明に穴があいてる。

この穴が与える影響って・・・、なんだろうか?
一応、泡を多く発する様になるとは思うけど、果たして効果はあるのだろうか?
謎多き、ルアーですな。



インジャードミノーをパクったルアー。
正式名はワカランので、分かり次第更新しときまーす。
確か、このボディを流用して、フロントにバズベイト用のデカいペラを搭載し、テールにはスカートを装着した発展型もあった。



コレは、正式なルアー名も判明してないし、パクリ元も判明してない。
形状としては、フレッド・アーボガストフラダンサーのボディをパクったものの、金属パーツとフラスカートまでやれなかったんで、
スイッシャープラグとしてリサイクルした・・・って感じかね。

↓プロペラは、妙にデカい。

さらに、穴まであけてあるのだけど・・・、効果あるのかな?
とりあえず、余ってたプロペラを、何の考えもなしに搭載した感が否めない・・・。
まあ・・・、真相は永遠に不明だがね。



コレも、新古状態でありながら、正式なルアー名が不明。
↓パッケには、何も記載がなかった・・・。

ルアーとしては、フレッド・アーボガスト製のルアーをパクったと思うのだが、ベースが何かは不明。
形状的には、フラダンサーに似ているのだけど、本家の金属パーツをパチるのを断念して、このまんまリリースしてしまった・・・のかな?



コレも、新古状態でありながら、正式なルアー名が不明。
1988年当時のカタログには、コレよりも大きいサイズのBig Oをパクったと思えるルアーが、
SC−6 バイグレイという名で紹介されている。
コレは、それの小さい版・・・の様に見受けられるのだが、果たして真相はいかに。

↓パッケには、JavavaUとある。

だが、Javavaがミノー形状だった事を考えると、こんなクランクベイトだった可能性は低い・・・と思う。
おそらく、バブル期にデッドストックを放つ際に、テキトーに余ってたパッケージを流用した結果、
たまたま、このパッケに入っていたのだと妄想中・・・。
もしかしたら、このルアーの名前が、JavavaUだという可能性も、今のところゼロではない・・・。
なんせ、オレは、JavavaUの存在すら、このパッケを見るまで知らんかった。
実在してるのかな?



ストームのシャイナーをパクったルアー。
コーモラン的な正式名は、MID−1だと思われます。
モノホンとは、見分けがつかない位、よくモノマネ出来てる。
↓ボディに、CORMOマークがあれば、それは間違いなくコーモラン。

コレが、パチモンの証です!
かっちょイイ!



偽フラポッパー。
大きいタイプは、かつてTOP−3という名で販売されていたが、コレはパッケの裏に「SM−22 RW」とある。
RWは、たぶんレッドホワイトの意味で、カラーを示していると思う。
となると、ルアー名はSM−22だね。
小さいサイズだけ、改名したのかな?

↓赤いヘッドと白いボディの境界線が、雑な感じでイイ。

本家は、頭側の上の方だけちょっと赤いのだけど、コレは赤がボディにまでいっちゃってるからね。
そのテキトーさが、コーモランクオリティ。



ストームのシルバーシャッドのパクリと思われるルアー。
本家よりもファットなボディで、なぜか尻ビレと思われる突起部がある。
う〜ん・・・、なぜWhy?
本家には無い、反射板入りなのが、オレの壺。
ルアー名は、正解かどうかはワカランけど、
↓我が家にある新品のパッケの裏には「MY113 SP」という記載があった。

だが、1988年のカタログには、SC−1 ビブフラットというルアー名で紹介されている。
それが、なぜに、コードネームの様な、MY113 SPとなったのかはワカラン・・・。


↓コレも、似たルアーなのだが、尻ビレも無いし、販売されてた時期も違うと思う。

1980年代に売られてたけっこう古いタイプで、ベースルアーはストームのスィンフィンXTをパクったのでしょう。
確かルアー名は、MEDIUM−2だったと思う。



バスハンターDRのパクリ。
色合いが、上記ルアーと一緒なので、同時期パクられたのかね。
コレは、MY115でキャリアーDという名。
1988年のカタログだと、SC−4のキャリアーDとなっている。
シャローランナータイプもあって、そっちは、MY114でキャリアーM
1988年のカタログだと、SC−3でキャリアーMになってる。
時代によって、コードネームが変えられてたのかな?



コレは、ウォーターラン。
コットンコーデル クレイジーシャッドのパクリだね。



コレは、フォルテ115
コードネームは、MY202
↓他サイズもある。

コイツは、フォルテ90で、コードネームは、MY201

↓まんまロングAだよねぇ。

海外向けらしく、パッケに日本語の記載が一切無い。
SS SMELTというのは、SSサイズのワカサギという意味になるので、海外向けにはそういう名にしてたのかな?

↓反射板じゃなくて、蓄光樹脂が入ってるタイプもある。

このアイデアは、後に本家からも登場してたけど、コッチが元祖です!
ルアーは、パクったけどね。



フォルテシモ90
コードネームは、MY203

↓ジョイントタイプを、フォルテシモと命名。

まあ、コレもロングAが元なんだけど、9cmのジョイントは本家に無かったタイプなんで、
オレ的には意外と壺だった。


↓不思議な形状のスズキ用ルアーAセット。

↓中身はこんな感じ。

コレ、相当古いね。

↓リップの刻印が、まさかのカタカナ!

こんなん、初めて見た。
ルアーも珍しい形状だよね。
まるで、ザラスプークにリップつけただけ・・・みたいな。
それでも、反射板を内蔵してるは、スゴイと思うよ。
でも、こんなんあるのは、知らなかったなぁ・・・。
かつて、オレが所有してた「スズキ用ルアーA」に入ってたルアーは、こんなのじゃなくて、
レーベルミノーをパクったのと、バイブが入ってた。
おそらく、Aにはコレを入れる・・・という概念は無かったのだね。
その時の在庫状況で、セットに入れるルアーってのは、なんでもアリだったのでしょう。

↓ロングAをパクった、スズキ用ルアーSセット。


↓先に登場してる、フォルテ90とフォルテシモ90が入ってる。

色は、シーバス向けだねぇ。

↓パッケの裏に、スズキ用ルアーの詳細情報が!

ココで紹介してる、「A」、「S」、そして、
↓「C」の他に、「B」と「D」がある。


↓先に紹介してるのとは、別タイプのAとC

この2種は、よく見てもらうと、スズキの絵タッチこそ似ているが、角度の違い、「海釣に」の配置が違う事に気付いてもらえるだろうか。
おそらく、右の方が古いと思う。
時代に合わせて、中身の変更が行われたのが、左の方でしょう。

もし、他のセットも入手できたなら、ひっそりと更新しときまーす。
確か、中身を変えたセットも、後から発売されているのを確認してるんで、そういったモノもGET出来たら、更新しときます。



ボーマーのスマイリンミノーのパクリと思われるルアー。
↓コーモラン的なルアー名は、こうなる。

だが、1988年のカタログだと、SC−2 コーモシャッドという名で紹介されてた。
ボーマーの方は、1980年代以降、ほとんど入荷してきてない短命だったイメージなんで、
もしかすると、コッチの方が流通量は多かったかもしれない・・・と思ってるのは、オレだけ?
それほどまでに、某中古屋さんじゃ、本家には出会えないけど、コッチには出会えるのさ。



ダイブ バスクランカーという名で、パクリ元は・・・もしかしたら、ダイワのバスハンターDRかな?
ボディ形状は、SRに似せて、DRにしてあるから、本家とは違うでしょ・・・というパターン。
後々、コレが先に紹介してる、キャリアーDのベースになってるんじゃないかな?
パッケージは、1980年代のモノで、裏面には、
↓当時のラインナップが記載されている。

海外製のルアーだけじゃなくて、シマノやダイワのルアーもパチってるのが、さすがと思わせてくれる。



ピコパーチのパクリなのか、ホッパーストッパーのバイユーブギをパクったのか、どっちかね?
なんとな〜く、バイユーブギ寄りな気がする。
↓コーモラン的ルアー名は、コレ。

ただ、他のルアーでも書いたけど、パッケの裏に記載されているのだから、間違いないだろうと言いたいが、
バブル期のプチブームの時に再販されたデッドストック品なので、このルアー名が、
1980年代から用いられたのか、それとも再販時にテキトーに名付けたのかは、定かじゃない。
そう悩まされるほど、VIB−6という名は、テキトー感が満載だ。



コレは、1980年代当時のパッケージで、ルアー名が「VIB−RATION2」で良いのかな?
だとすると、先に紹介してるルアーは、このルアー名を継承してる第6弾、だからVIB−6というルアー名であることが納得できるね。
このルアーは、ゼブコのドールフィッシュをパクったのだと思う。
↓本家では、テールフックが搭載されている位置にブレイドがある。

だが、スイベルが搭載されていないので、ブレイドは上下に少ししか動かないと思う。
意味・・・あんのかな?



独特な形状で、元になったルアーが分からなかったのだが、詳しい方に教えて頂いたところ、
タックルハウスのツインクル VIVYのパクリと判明。

↓コーモランでのルアー名は、「ジャヴァヴァ」と裏面に表記されてる。

ちなみに、英語では「JAVAVA」になる。
解説によると、「トップにシャロウに使えるすばらしいミノウ」とある。
シャロウ?
ミノウ?
さらには、「スロウリトリーブでのシャロウの動きは、あざやかなローリングアクション・・・、バスは猛然とタックル」とある。
スロウ?
この独特な書き方は・・・、時代なのか?

↓お腹は一直線で、背中は山なり、不思議というべきなのか、単純に作っちゃったのだろうか・・・。

リップが、すんごくモロそうに見える。
ボディに使われてる樹脂も安い感じなんで、1980年代のルアーかな?



ラパラのシャッドラップをパクったルアー。
ルアー名は、裏面表記によると「MRシャッド7」
↓ラパラには昔無かった反射板入りが、唯一の長所だった。

近年はプラ化したシャッドラップをラパラも開発し、当然反射板入りカラーも登場してしまった・・・。
がんばれー!コーモラン。



パッケの裏には、「SM−24 RS」と記載されている。
SM−24がルアー名で、RSは、カラーを表しているんじゃないかな?
↓ミニサイズのポッパースイッシャー。

材質が、まさかのWOOD製・・・に思える。
それにしては、数百円で買えたのは・・・不可解だなぁ。
在庫処分だったのかね?


↓コーモランルアーの名作。

本家のソナーよりも釣れると言われている、コーモソナー。
↓パッケの裏には、「コーモソナー VIB−7−SP 12g アユ」と書かれてる。

アユカラーは、本家に無いよね。
本家よりも、カラーが多彩で安いから、よく使われて実績があるのだね。
3ヵ所空いてる穴のドコにラインを結ぶか?で、釣果が違うと言う人もいるが、そんなもん、大差ない。
ドコに結ぼうが、釣れる時は釣れる。
ただ、そういう事を語り合うのが、楽しいのだよ。



レーベルミノーのパクリ。
ただ、リップが四角いのが特徴。
正式なルアー名は、ワカランです。



コレも、ルアー名は分からず、パクったベースのルアーもワカラン。
ただ、先に紹介してるミノーと、リップの形は一緒。
でも、レーベル風の斜線ウロコじゃないし、目玉はなんと出目!
スプラッシュクラブの専売特許みたいな、パクるなら出目にしろ!を、昔はコーモランもやっていたとは・・・さすがだのう。



コレは、「ダイブコンバット」。
1980年代のアメリカンルアー、フィンガーリングをパックた代物なんだが、
現代人じゃ、その元祖さえ知らないルアーになってしまってるよね。

↓似たルアー。

海外向けパッケージだから、ルアー名や日本語表記が一切無い。
↓ダイブコンバットよりも、リップが巨大。

ボディは似てるけど、リップはちょっと強靭なモノとなり、より深く潜る仕様になってる。



コレは、ボーマーのウォータードッグのパクリ。
本家とクリソツなんで、見分けが難しい程なんだけど、
本家は、金属パーツに刻印とかがあったりするんで、そこで見分けることが出来るのさ。
ルアー名は、1980年代だと「DEEP−4」だったのだが、もしかしたら、その後改名してるかもしれん・・・。



コレは、ヘルベンダーのパクリ。
ただ、コーモラン製なのか?は、確証が無い。
それでも、パクリ品だと言い切れるのは
↓ココ。

ブレイドに、「JAPAN」と刻印されているのだから、コレは日本製。
つまり、1980年代当時、OEMでホッパーストッパーへ提供してた事は無いと思うので、パチモノである・・・と。
ただそれが、コーモランなのか、得体の知れないメーカーなのか、いつの日か判明出来る事を夢見てます。



正式なルアー名がワカランのだけど、レーベルのザリガニルアーをパクったのだと思う。
本家と違って、お目目がカワイイ!
なにこの三角赤目、センス抜群じゃん。
パクリ疑惑をかわす手法として、目の形状を変えるというのは、よくある手法。
ウイグルワートとか、ストームのルアーをパクる時、あの特徴的な目をまんまやっちゃうとバレバレなんで、
昔のシマノは、小さく変えたりしたもんだった。
コレも、そういった手法の一つ。
コレを、コーモランだと見破る方法は・・・、
↓リップで、あっさり判明します。

「CORMO」と彫ってあれば、それはもう紛れもなくコーモラン。



コレも、正式なルアー名がワカランのだけど、ホットショットをパクったヤツ。
本家だと、色んなサイズがあったと思ったのだけど、わざわざ小さくて不人気そうなヤツを作るなんて・・・、さすがコーモラン。
もしかしたら、他のサイズもあったのかもしれないんだけど、オレが確認出来ているのは、このサイズだけ。
しかも、ピンで売ってなくて、ケースに入った3種のプラグの1つとして売ってた。
さらに、そのケース内には、色違いのホットショットまでいたんす。
つまり、そのケースに入ってたルアーは、ホットショット2色とインチビッグのパチモノ1個だった。
小さいルアーしか入らないケースだったんで、当時はそれ位しか小さいルアーを作ってなかったのかもしれないね。



コレは、フローティング ワーミングヘッド パクパク&プクプク。
お得意のパクりじゃなくて、コーモランが生み出したアイディアルアー?
おケツのシングルフックに、ワームを搭載して使う。
そんな構造なのに、ワームを搭載したまま保管してしまうと、ワームに触れっぱなしになったルアーのボディは溶けてしまうので、注意が必要!
っていうか、搭載したまんまにしちゃアカン・・・。
コーモランには、そういう詰めの甘さがつきまとう・・・。
ルアー名は同じようだが、ヘッド形状は2種。
↓ポッパータイプが、パクパクという名になる。


↓リップ付きのタイプは、プクプク。

スイミングワームと、シャロークランクの合体・・・?
目指したのは、そういうトコかな?
搭載するワームによって、動きは色々と変わってきちゃうと思う。
ゲリヤマさんのグラブは重いから、どうなっちゃうのかね?
逆に、エアテールワームだと、どうなんだろ?
色々と興味膨らむ、楽しめるルアーだ。
まあ、釣れはせんだろうけど・・・、オレは奇跡を信じて投げるぜ。
他に、このシリーズには、デカいリップに丸いボディの「アップダウン」というルアーもある。



コレは、ホットテイル。
けっこう重めのヘッドに、バズとスカートが搭載されている。
フックはダブルフックなんで、トレーラー的なモノは搭載できない。
ヘッドがかなり重いので、トップでバズベイト的に使う事は出来ない。
水中をかき回す、不思議なルアー。
釣れんのか?
↓パッケの裏は、ツッコミ所満載!

まずは右上にご注目ください、「スピンナーベイトの第4弾」とある。
となると、第1〜3弾までの、スピンナーベイトも気になるなぁ・・・。
↓そう思ってたら、ご丁寧にカタログまで記載されとります。

おそらく、この3種が第1〜3弾のスピンナーベイトかと思われます。



第3弾は、マイティスピン
ボディはホットテイルと一緒だが、スカートが無く、バズじゃなくてブレイドを搭載している。
ボディが肥大したリトルジョージと考えれば、けっこうアリなルアーなんじゃないかね?
↓裏面のカタログは、姉妹品をよろしく・・・でした。

第4弾のスピンナーベイト・ホットテイルは、まだコレが発売された時には生まれていなかったのかな?
おそらく、第1・2弾のスピンナーベイトは、とんがり虫とバスファイターで確定な気がする。
もしかしたら、BUZZBUZZが、どっちかに食い込む可能性もあるのかな?



コレは、ストームのバグプラグをパクったルアーで、画像のモノは本家よりも小さくて、
名は「ベィビィバグ」、コード名は「MY104」になる。
本家と同じサイズもあって、そっちは「ダイブバグ」という名になる(コードは不明)。
だいぶバグプラグに似てるからダイブバグ・・・じゃなくて、ダイブは潜るって意味ね・・・分かるか?
2サイズあるのは、本家よりもラインナップが多い事になるね。
小サイズは、本家よりもリップが斜めになってる。
本家は、水平気味だからね。
小さい分、それほど潜らない仕様なのかな?
という事は、コレって、ちゃんと考えて作られたのか?
まさか、コーモランに限って・・・。



1980年代に売られてたモノで、ルアー名は、MEDIUM−4
ヘドンのタドポリーをパクったのだと思うが、リップの裏にウエイトを搭載してるのがミソ。
それにより、急降下で潜っていくけど、アクションは死んだ・・・。
そういうトコ、実にコーモランらしい。
1990年代になると、コレをベースに改良したと思われる、モノが登場する。
ボディの後ろの方で、左右から無数のラバースカートが生えるという、実に不思議なルアーで、その名は「マター」。
そのラバーゴムに、果たしてどんな効果があるのだろうか?
永遠の謎じゃ!



コレも、正式なルアー名は分かってないのだが、確かスピンバイブ・・・だったと思う。
本家には無い、スピナーテール仕様。
でも、スイベルはベアリングの入ってない安いヤツ。
さすが、コーモラン・クオリティだよねぇ。



トラトラという名のスピナーベイト。
スカートが独特で、詳しい方に教えて頂いたところ、なんと絹なんだと。
裏技的に、フィッシュフォーミュラーを染み込ませて使う事が出来るんだとか・・・、すげーなぁ。
フツーのシリコンラバーと違って、全然劣化しないのはイイことだね。

↓ブレイドも、単なるヨリモドシ(スイベル)で装備されてる。

コーモランには、ボールベアリング内蔵のスイベルなんて、必要無いのだよ。





Bass Fighterという名のスピナーベイトと、BUZZ BUZZという名のバズベイト。
コレは、パチモンコーモランの中にあって、ちょいとオリジナルなイメージが強いルアー。
なぜか?というと、元のデザインになったルアーが分からない!
もしかすると、コーモランオリジナルデザインなのかも知れない・・・。
でも、あの、コーモランがオリジナル?
まさか?そんな・・・。
まあ、とにもかくにも、このルアーは、頭が実にカワイイ蛙顔、グレイトだね。
画像の通り、スピナーベイトとバズベイトがあって、スピナーベイトの方は、新品のパッケに記載がある通り「バスファイター」となる。
バズベイトの方は、「BUZZ BUZZ」と書いて、「ブズブズ」と読む・・・。
なんでやねん!
実に素晴らしきコーモランクオリティですな。
ブズブズは、コーモランにしては、ちょいと生意気なダブルバズ仕様で、
上下のプロペラは逆設定にまでなっている!
頑張ったな〜。
反面、スピナベは極悪!
バランスなんて関係ねぇーという作りで、ある意味、実に素晴らしい・・・。
このスピナベは約23gあって、搭載しているウイローリーフのブレイドが6gもある。
こんなバランスで、まともに泳ぐ方が奇跡に近いのかも・・・。
とにかく、スローロールなんて高級な芸当は不可能。
ゆっくり巻くと、横になって泳ぐ・・・。
早く巻けば、なんとかブレイドが水をつかむ・・・けど、「こりゃぁ、改造しなきゃダメだ・・・」と、
使った人が皆、そう感じざる負えな泳ぎを披露してくれる・・・、強烈だねぇ。
オススメの改造方法は、ブレイドを全部外して、軽い(3〜4g位)ブレイドに変える。
シングルタイプにした方が、バランスは良くなると思う。
アームが異常に柔らかいんで、ちょいと短くするってのも良い。
スイベルも、当然ベアリング無しのモノなんで、回転重視の人は、ベアリング入りに交換しましょう。
コレで、なんとか、泳いでくれることでしょう。
バズベイトは、なんとか合格点を与えられる泳ぎだね。
ただスカートに問題があって、バズに絡んでバズが回らなくなる事もしばしば・・・。
一応、スカートの素材は2種あって、ゴテゴテのゴムスカートと、しなやかなシルクのスカートがある。
このシルク・スカートは、良いモノなので交換しなくてOK!
逆に、ゴテゴテのゴムスカートだった場合は、交換すべきですな。
アームの曲げ方にも、非常にセンスを感じる。
コレは、わざとバランスを崩して、リアクションバイトを誘発するために計算されて作られた!
という可能性があるかもしれない・・・と、勝手な想像が出来る曲げ方だね。
絶対、適当に曲げて作った、なんてことは無いよ・・・、ね。
とにかく、このルアーのこの顔は、BOXの中にいるだけでイイ。
そんだけで十分楽しいっす。
けど、オレはちゃ〜んと改造して使ってるよ!
でも、まだ釣れないよ!
これからもカンバルよ!



このルアーには、実は「コーモラン」の記載は無い。
パッケに書かれているのは、ルアー名と思われる「SLOWLY」
肩書には、スーパーミノーとある・・・。
メーカー名なのか、ブランド名なのかはハッキリしないが、Quick&Slowとも書かれている。
この得体の知れない感じなのだけど、
↓裏パッケージの文言に見覚えが!

スーパーペンシル「ミノウ」とある。
「スロウリイ」という文言も、なんだか共通している気がする。
この文言、先に紹介してる「ジャヴァヴァ」というルアーの裏パッケ、
↓ココで遭遇してる!

「シャロウ」に「ミノウ」・・・、コレがコーモラン語なのだとするならば、
↓コイツも、コーモランと断定できる。


↓ココに注目!

コレが何を意味しているのかというと・・・、
↓ルアーがパッケにくっついてます・・・。


↓どうやっても、剥がれましぇん・・・。

中のルアーはベトベトで、もはや飴状態!
とんでもねぇーな。




V−6 ポッパークランク
バブル期の頃だろうか?
突如、コーモランは「VIVA」という新ブランドで勝負に出る・・・。
現代じゃ、コーモランというブランド名じゃ・・・ダメなのかね?
オレは、全然アリだと思うのだが・・・。
このポッパーは、実に独特な形状をしており、
↓正面から見ると、こんなにもチャーミング。

ポッパークランクというサブネームの意味は、使ってみて分かった!
なんと、コイツ、沈むんです・・・。
水面で使いたい場合には、沈む前に操作し続けて、沈む前に動かす・・・を繰り返すしかない。
そんな使い方だと、ポッパーとしては、まともな機能を発揮することはできない。
じゃあ、沈めると・・・、う〜ん・・・、どうでしょう?
ポッパーなお口が水を掴んでダートするのかと思いきや、全然そんなことは無い。
じゃあ、どう使うのが正解なのでしょうか?
たぶん、それは、永遠の謎でしょう。



でっかいタイプまで、ありました!
ただ、コイツは沈まない・・・。
つまりは、ちゃんとポッパー!
う〜ん・・・、どゆこと?



コレは、ルアー名がワカランのだけど・・・、VIVA N’MINNOWだった気がする。
アマゴが、妙にキレイでお気に入り。
↓背中には、「VIVA Sinking」と書かれている。

Sinkingは、ルアー名じゃなくて、タイプを表しているのだと思う。



コイツは、「VIVA DE CRANK」
カラーは、艶々でお色気たっぷり。
形状的には、特にベースとなったモノが浮かばないから・・・、オリジナルかね?
とはいえ、そんなに考え込んで、テストにテストの末、ついに商品化・・・というモノでは無いでしょう。
それでも、コーモランからの脱皮というのか、そういう意思が伺えるね。
それは、オレ的には、とても残念な事なのだけど・・・。
↓箱入り状態。

新品なのに、ルアーには汚れがあるのが、コーモランクオリティ・・・。


コレは、SWISH70

↓もちろんな、VIVAブランド。


↓目が、出目気味だよね。


↓プロペラ部は、こんな感じ。

ちょっと尖がったペラに、ビーズを噛ませてある。
プラグルアーで、この仕様は珍しい気がするね。
けっこう細長のポッパーなのだが、こんなにケツが重いと、スイッシャーの役割はイマイチなんじゃないかな?
う〜ん・・・、どうでしょう。

↓小さいサイズもある。

コイツは、VIVA SWISH50

↓もちろん、VIVAでっせ。

プロペラは、丸いモノに変更されてる。

↓しかも、ロゴまで入れとる!

ずいぶんと凝ったもんだねぇ。
でも、じぇんじぇん売れてなかった気がする・・・。



コレも、VIVAブランド。
だが、パッケには「パラゴンルアー」なんて記載もある。
迷走しとるのぅ。
ルアー名は、フライトミノー70
↓独特な顔をしてる。

裏面の解説では、やたらと重心移動機構を搭載してる事がアピールされまくってる。
そんな機構を搭載してあっても、釣れはせん・・・。



コレも、VIVAブランド。
そんで、コイツにも「パラゴンルアー」の記載がある。
何がしたかったんだろうねぇ。
8cmと9cmの2種があり、各種「VIVAペンシル80」「VIVAペンシル90」という名で売られてた。
ハンドメ調のアルミホイルフィニッシュで、けっこう凝ってる。
ただ、ペンシルなのにフェザー付けちゃうのは・・・、どうなの?
ピンポイントで、クイクイやる分には、そっちの方が正解なのかね?

↓コレは、コーモランの共通パッケに入れて売られていた。

売れ残ってたのを、後にこうやってパッケを変えて売ったのかな?
本来は、テールフックがフェザー付きのはずなのに、フェザー無しでソルト用のカドニウムフックを搭載しているから、
海用として、こういう風に売ったんじゃないか・・・と妄想中。
ただ・・・、海用として売るにしては、オイカワ♂カラーをチョイスしちゃってる事に、違和感しか無いがね。
相変わらず、謎多きコーモランですよ。




これもVIVAブランドの「バグ・アイ・ポッパー」。
スプラッシュクラブから発売されてた、S.C.POPPOと、全く同じ形状。
どっちが先に売られてたのかはワカランけど、OEMで作った余りを、自社ブランドで発売しちゃった・・・可能性が高いかな?
同じ神戸の会社なんで、つながりは深いのでしょう。



これも、VIVAブランドから放たれた「ナミダくん」
腹の表記に、ナミダくんCDとあるから、たぶんカウントダウンなんだろうかと妄想中。
サスペンドやフローティングもあるのかね?
カラーは、実に面白いよね。
カモフラで、サメ顔。
いいアイデアだと思う。
リップがデカいからなのか、ダートは大きく、意外とアクションがイイ。
スピニングタックルで使うのだけど、このサイズにしては、飛距離が不思議と出る。
硬めの長い竿で投げ倒すべし!



コレもVIVAブランド、その名も「VIVA DE バイブ」
水を掴む頭を、けっこう大胆な角度をつけた上に、凹みもある。
コレが、釣れるアクションを生んでたら、たぶんもっと売れてる。
背ビレも、かなり大きめなんだけど、コレが何かしら良い効果でも生み出していれば、きっともっと売れたと思う。
ブラックバックにピンクボディという奇抜な色なんで、やっぱしキワモノと評されてしまうよね。
むしろ、そっちを狙っての事ならエエけどね。

↓だとしたら、VIVAじゃなくてコーモランで勝負すりゃいいのに・・・。

その方が、オレは絶対に売れると思うがね。



VIVAから放たれたルアーの中で、最も力を入れたルアーが、たぶんコレ。

1998年の寅年に発売され、↓4本の足と尻尾がジョイント

確かウッドボディのハンドメイドだったと思う。
それゆえ、コーモランとしてはあり得ない程の高額(2000円ちょい)だった。
まあ、ハンドメイドウッドルアーとしては、適切な価格とも言えるお値段ではあったがね
前年の丑年から、妙に干支ルアーというのが流行り、アライくんブームも絶好調だったことから、
コーモランは↓このルアーで勝負に出たのでしょう。

色んなお店で取り扱われていたし、出来栄えも良かったから、ソコソコ人気を博してた・・・と思う。
でも、発売から18年経った2016年に、愛知でロドリのロケで立ち寄った「柴山釣具店」や「ルアーとタバコのツヅキ」では、フツーにまだ売ってたがね。
たまたま、仕入れ過ぎちゃったのかな?
↓一丁前に、シリアルナンバーまである。

果たして、何個生産されたのでしょうか?



1999年にも、調子コイてこんな干支ルアーを放った。
コーモランにとって、兎年はハッピーだったのかな?
↓耳さえなければ、アライくん・・・?

でも、リップが無いから、アライくんとは似ても似つかぬか?
ボディ素材は不明なのだが、中にはラトルが入っているんで、ウッドじゃない・・・可能性もあるね。

↓耳は・・・、後付けなのかな?

ウッド製だったら、後付けじゃないと無理があるよね。
樹脂製でも、二分割ボディの構造によっては・・・、無理がある耳だよなぁ。
よく考えられて作ってあると称したいが、売れてはいなかった・・・。
だもんで、寅よりも遭遇率は圧倒的に低いね。
これで懲りたのか、翌年からは干支モデルが発売されることは無かった・・・と思う。



スリンキー ミラクルチュウ君
スリンキーは、コーモランの派生ブランド。
バブル期には迷走してたのか、色々と名を変えて頑張っていたのでしょう。
ベースとなってるルアーは、コーモランのサーフマウス。
昔のモデルより、尻尾が短くなってしまった気がする。
サーフマウスは、外観で分かる通り、ザウルスの有名なネズミをパクったルアー。
ザウルスのサイズでいうと、スモールマウスサイズ。
ファーなボディは、本家に無い良さだとオレは思う。
この白い色は蓄光なんで、ナイターでのナマズ釣りに活躍出来そうですな。



スリンキー タイニーバイブ
スリンキーブランドから放たれたプラグルアーってのは、VIVAと比べると少なかったように思う。
根付かなかったのだね。
そもそも、コーモランを止めてしまう理由も分からなければ、VIVAとスリンキーが突如出た理由もワカラン。
よくある税金対策・・・と思えるほど、儲かっているようには思えんから、迷走してただけなんじゃないかな?
このバイブは、ずいぶんとギュとした形状で、ずんぐりむっくり。
バイブとしては、珍しい形状だけど、釣れはせんかったのでしょう。


↓コレも、スリンキーブランドから発売された。

ソナーのボディだけを妙にリアル化し、テール側の背中にヒレの様な突起が2ヵ所追加された。
ルアー名は、「VIB FOUR」
コーモソナーも、VIB−4という名なので、4をFOURにしただけ?
リアル化に意味はあるのかい?と思うなかれ、やっぱしメイド・イン・ジャパンの強みは底抜けのリアル化なのだよ。
出来栄えも実に素晴らしく、よくぞまあココまでやり遂げたもんだ。
ちなみに、VIB SEVENという別サイズもある(もちろん、コーモソナーにもVIB−7がある)。
フォーやセブンという名から、フォーは4cmなのかな?と思いがちだが、5cmで12g
ちなみに、セブンは、6.5cmで、19g
なんやねん、フォーやセブンって!



Spartanという名のスピナーベイト。
コレも、パッケの左上に「Slinky」の表記がある。
パッケの下には、「LURE IS Slinky」とも書かれている。
なぜだろうか、この文言には、ちょっとイラっとしない?


とりあえず、ココでいったんコーモラン話は中断。
またヒマとネタをみつけたら順次増量していくんで、夜・露・死・苦!

さて、コーモランじゃないパチモノルアーってのは、国内外問わずいっぱいある!
モノマネの方が、オリジナルよりもナイスなルアーな場合もあるし、
モノマネから良いルアーが生まれることも多いとオレは思う。
実際、現在の日本のルアーってのは、何らかの元になるルアーを発展させたってタイプが多いよね。
そんなワケで、モノマネ万歳! オレは楽しく釣りが出来りゃ、何でもコイ!
なんでもかんでも「オモシロければ買っちまう」癖があるんで、
ついつい増えてしまった、コーモランじゃない、パクリルアーも紹介したいと思う。



小さい釣具屋さんなんかでは、けっこう見かけることが多いSANGOのルアー。
しか〜し、コーモランに比べ、ちっともメジャーな存在には成り得ないね。
見たことはあるけど・・・、ってな感じの知名度かな? 知らない人の方が圧倒的に多いのかも?
このサンゴルアーの作りは、かなりショボイ!
スプーンは、鉄に色塗っただけか? と思える作り。
スピナーは、コレで大丈夫か? ブレイド回んのか? と心配になる。
プラグは、ワームと一緒にすると確実に溶けてしまう素材。
ジッターバグもどきは、リップに湾曲部がなく、まっ平らという作り。
さらに、各ルアーには名前が無いらしく、全ルアー共通の箱かパッケージに封入されていることが多い。
う〜ん、あなどれないぞ、SANGOルアー! 次期コーモラン候補だね。
けど、虫&スピナーのコンビネーションルアーは素晴らしくない?
コレはオレの超ツボ! 目指せフルコンプ! って思って頑張ってる。


これらは、全て色んな国で作られたパチモノ系のルアー達。
ボーマベイトだったり、ビッグOだったり、シャドラップのシャロータイプ、パクリ定番のジッターバグ、
ソニックにフラットフィッシュといった、様々なパチモノがある!
古いのから最近のモノ、日本製、香港製、詳細が全く不明なモノなどなど、色んなのがあるよね〜。


プロデューサールアーってのも、パクリメーカーとしては、メジャーな位置だと思う。
左のパッケージ品は、日本国内で大量に流通してたタイプ、右のは、ちょいと古いパッケージ。


このルアーは、実はなんだか分からん!
が、しかし、妙に味があるルアーで、独特の素晴らしいセンスなカラー、妙に真中の位置のあるフロントフック、
折れやすそうなリップ、ワームで溶けちゃうボディ、などなど、明らかに妖しい系のルアー。
当然、ルアーのアクションも、とりあえず泳いでいるよ系のアクションだった。
しかし、このカラーは素晴らしい、超ナイスなセンスだと思う。
リアルなカラーってのが主流な現代だが、こういうカラーをメガバスやエバグリが作ったら
すんげ〜、面白い気がするんだが、やっぱ無理なのか?

どうだった、コーモラン? 
楽しめましたでしょうか?
オレは、こういうルアー達が大好きなのだよ。
現代には、こういう楽しくて面白くて味のあるルアー達が、まだまだ元気に存在している!
それって、実はすんごい幸せな環境だよな〜、なんて、ちょいとセンチなことまでも考えさせてくれる。
さすがコーモランだよ、最高だね。


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