その他の国産メーカー製ルアー
1.ナショナル電子発光ルアー
最近?でも、ナショナル(2002年現在表記名:パナソニック)から、光るルアーってのは発売されているが、
コレは、その元祖版!
なんと!昭和58年製のナショナルルアーです。
やっぱり、電子はナショナルだね。
当時から、こんな分野にまで手を出していたなんて、さすがナショナル!ただモンじゃない。
んで、このルアーは、「BR435」という、電気ウキでは定番の電池を使用。
そうすると!な・な・なんと、目が赤く光る!
う〜んアカメだね。
ルアータイプは、フローティング。
サイズは、98mmで12g。
パッケージと取説には、やたらとマスタッド針のNo,6を使ってることが強調されている。
なんでだ?
当時は、マスタッド針がそんなに評価されてたんだっけ?
外観は、どう見ても「ラパラ」のパクリ。
マニアックな見方をすると、ダイワのバルサミノーシンカーにクリソツなんだが、アレもラパラのパクリだから、
結局は、ラパラのパクリでしょう、ちゃ〜んと口紅もあるしね!
カラーの種類も、画像の青銀と赤金の他には、金黒と銀黒の計4色なんで、
ラパラが移入開始された初期のカラー種、S,G,B,GFRの4色とまったく同じ。
定価は、1500円。
コレは、当時のラパラよりも、ちょいと(100円位)高い。
ダイワのバルサミノーは、定価で660円だったから、倍以上もする高級ルアーだったんだね。
ところでこのアカメは、意外と効果あるかもしれなーい・・・・な〜んてオレは思った。
いや、絶対効果抜群!爆釣間違いなし!って信じてた。
けど、ビックリしたね〜。
ルアーを投げて、泳がすと、なんとな〜く変な巻きゴゴチ・・・。
なので、手元で止めてみると、なんと!ルアーが斜めに浮いてる!
なんだよコレ・・・、不良品だったのかよ!
そこで、もう1個持ってた別カラーの品にチェンジ。
うん・・・、やっぱりコイツも斜めに浮いた。
なぜじゃ!
答えは、オレに問題アリ。
電池・・・入れてなかったんす。
設計的に、電池を入れてのバランスだから、電池入れてないと、ちゃんと浮かないんだね。
使ってみたら、意外とアクションは良い。
ローリング系・・・っていうの?
メガのグレートハンティングミノーに似たような・・・、あくまでもオレの独断と偏見だが、そう見えた。
↓そんなアクションの動画もあるんで、良かったら見てね。
ナショナルからパナソニックへ! 光るルアーは、迷走の歴史的珍品
2.妖しいコブラ
コレは、前から巻くとクランクベイト、後ろから巻くとバイブレーション?ってなルアーで、
画像一番右のモノが、コブラって名のルアー。
んで、その隣の2種は、コブラのパチモン。
↓カエル柄のは関東のどっかで、反射板入りのは四国(香川かな?)でえぐったルアーなのだが、
どちらも、単なるビニールに入って300円位で売られていた。
単なるビニールに入って売ってただけなんで、メーカー等の詳細は不明。
ウワサでは、「サンケイベイトのバスボーイ」ではないのか?っていう話。
オレは、サンケイベイトっていう会社そのものがよく分かって無くて、実在して何を作っていたのか?が、何も分かってない。
なので、タイトルを「妖しいコブラ」としときました。
↓昔のルアーにしては、妙にクオリティが高い。
コブラとの決定的な違いは、↓後ろから引くためのラインアイが無いこと。
ただし、ヒートンを取り付けるための穴がボディに開いているんで、
ヒートンさえ取り付ければ、コブラ的な使い方もたぶん可能。
スゴイのは、なんといってもカラー!
↓カエル柄は最高だね!
このカラーを考え出した人は、超芸術家だとオレは思う。
反射板入りのものも、カエルに負けずナイスだね。
オレは、反射板カラーってのに滅法弱い!
反射板さえ入ってれば、どんなルアーでも買わずにはいられない。
ってなワケで、オレは、このコブラのパチモンがお気に入り。
最高にいい味を出してるよね!
オレは、こういうルアーが大好きなのさ。
3.Plastic Lure
その名の通り、プラスティックで作られた代物。
コレは、ルアーと呼んでも良いのか?って思えるほど
ものすっごくショボイ作り。
プラスティックで作られたボディにワイヤーを通し、
先端にヨリモドシ、末端にトリプルフックを搭載。
ボディは、ワームと一緒にすると溶けちゃう素材で、
魚に似せた形状なだけで、アクションさせるための
水を掴む構造なんてのは無い。
ウエイトも入ってない!
コレで、どういうアクションするのか?ってえと
何もしないね、ただ引っ張られてきているだけ。
サイズ4cmで、ウエイトは1.8gしかないんで、
まったくもって使い道がない!
最終手段はキーホルダーかな?
↓こんなタイプも、発見。
魚の形状が違うので、同じメーカーのモノかはワカランけど・・・、魚がカッチカチなトコは一緒。
フロントにプロペラを設置してるのは、釣れない・・・という弱気な姿勢が前面に出てしまったのかな?
こんなプロペラ搭載したところで、釣れはせん・・・。
4.BALSA−50 ディ−プダイバー
昔のBALSA−50には、こんな形状のもあったのさ!って知ってるか。
昔の50っていうと高値で取引されるんで、我が家にあった50はほぼ完売!
唯一残ってたのが、コレだった。
出目なのが、パチモノみたいなんで、すんげ〜気に入ってた。
これだけの浮力があって、ラトル音がGoodなディープダイバーって他にはない。
アクションは、すごくイイ!
とにかく、他のルアーにはありえないほど反応がイイね。
このキレの良いアクションと、驚異的な浮力が好きだった。
でも、高額で取引される代物に陥り、もはや使える代物ではなくなってしまい
タックルボックスの肥やし状態になってたから、ヤフオクで売ってまったのさ。
5.HMKL ダイナモ
バスプロにして、有名なビルダーでもあるHMKLの社長様が作ってるスピナベ。
ウィードエリアでのすり抜けが抜群で、フラッシング効果も高い。
もっと簡単に手に入る代物ならば、ガンガンに使いたいほど優秀なスピナベなのだが、
なんせ手に入りにくかった。
現代では、量産化されたモデルもあるのだが、オレが大好きなのはコレ。
でも、もう手に入らないだろうから、使えないよねぇ・・・。
6.UMINO バストライ
ウォーターソニックに通づる金属ボディなバイブなんだけど、コッチの方がウォーターソニックよりも古いはず。
ただ・・・、とんでもなく短命だった上、取扱店も少なかったと思われることから、その存在を知らない人も多い。
ネットで検索しても、まず引っ掛かることは無い。
中古屋で出会える確率も、無いんじゃないかな?
それほど知名度が無い上に、当時も売れなかった・・・のだと思う。
↓パッケは、可愛いよね。
ナチュラルサウンドの意味は、ワカランね。
金属製だから、ノンラトル・・・って事でかね?
↓オマケで、ステッカーも入ってる。
なんか・・・、知ってる感じの絵なんだけど、ワカランなぁ。
「UMINO」ってのは、メーカー名で、当時は埼玉の川口にあったが、今はワカラン。
読みは、「ウミノ」でいいんだと思う
それ以外に、読めないもんなぁ。
ルアーの側面に、↓ウロコ模様風に「UMINO」って彫ってある位だから、
相当「UMINO」に、こだわってると思うんだけど・・・根付かなかったなぁ。
売られてたのがバブル前だったから、ちょっと早過ぎたのかね。
口が開いてるのも、なんでだろう?
ルアータイプは、このバストライ以外に4種あって、全5種だったと思う。
小さいたい焼きみたいのが、BBキャッチ(14g・4.7cm)。
ブレイドを搭載してる、BBスピナー(25g・6.7cm)。
イボダイみたいな形状のバスターキー(27g・7cm)。
アマダイみたいに頭がずんぐりしてるのが、バスタックル(40g・8cm)。
ちなみに、唯一持ってたバストライは、33g・8.7cm
重さ的には、完全にソルト仕様かと思いきや、当時の広告には「シーバスにも使えるよ」とあるから、淡水での使用が前提みたい・・・。
まあ、確かに、「バス〜」と名付けてるのだから、バス用か。
それにしては、ルアーウエイトが重過ぎだよね。
そういうのも、ウケ無かった要因かな?
塗装は、アルマイト加工による8色。
当時の定価は、1300円〜1650円。
決して高くは無いと思うが、釣れなかったのかなぁ・・・。
7.Twinkle JERKY
今は、タックルハウスから発売されてるミノーの名が、Twinkleとなってしまった様だが、
かつてはTwinkleがブランド名だった気がする。
色んなルアーを発売しており、ハンドメ界では、その全てのルアーが、かなり高評価だった。
中でも、このジャーキーは、ミノーのボディを流用した様で、
実はちゃんとWスイッシャーのボディとすべく、整えられていった感じが見受けられる。
センス抜群で、実に素晴らしい。
ただ、軽過ぎるんで、あんま実用的じゃない。
野池で、朝一にスピニングタックルで使うと、イイ感じかね。
8.ティムコ クランキーダーター
にょーんと伸びたアルミ製のリップが、ホントに特徴的。
後にも先にも、これ程のリップを搭載してるルアーを見たことは無い。
リップに100と書かれているタイプの他に、
↓90と90Sってのもある。
90Sは、当時としては珍しかったサスペンドタイプ。
止める、止まるを目的としたタイプなんだろうけど、発売当時のバスシーンでは、それを理解出来てるユーザーは、ほとんどいなかった。
だもんで、消え去ってしまったのでしょう・・・。
使い込んだ事が無いので、オレには、性能がよくワカラン。
潜行能力は、このリップからすると、相当なモノ・・・だよね。
そうじゃなきゃ、困るでしょ。
こんなデカいの、無意味に搭載なんて・・・あり得んよ。
だもんで、潜行能力は凄まじい・・・と。
ラトル音も、かなりデカい。
眼の利かない深場でのアピールは、ラトル音に限る。
後は、付け根問題。
リトリーブ時だけじゃなくて、キャスト時にも風の抵抗を受けやすいだけに、付け根が頑丈じゃないと、
リップを残してボディだけが飛んでいってしまう・・・。
そういった体験をした人もいるらしいので、付け根にアロンを盛るとか、使い込む人は、強度UPを図った方が賢明でしょう。
オレの妄想じゃ、使い込めた人にとっては、すんごい武器になると・・・、そう信じて疑いましぇん。
9.SAOYOSHI SAX110
「さおよし」というメーカー?が放ったルアー、SAX110
ソルト用のミノーで、日本製。
「さおよし」という名も、漢字でどう表記していたのかが不明で、新品のパッケには「SAOYOSHI」と書かれてる。
会社は、小田原にあったらしいのだが、現在は消滅している。
このルアーが放たれたのも、いつの時代なのか分かってない。
ただ、相当に古そうな雰囲気なんで、1980年代なんじゃないかと妄想中。
釣力は未知数だが、信じて使い続ければ、いつの日か夢が叶う気がするのは、オレだけ?
10.キャンベルミノー
キャンベルってのは、上州屋グループが、アウトドアグッズとルアー&フライに特化した店舗を、一時期「キャンベル」としていた。
今では、ルアーとフライ専門・・・になるのかな?
要は、エサ釣り用品が一切無いよ・・・って事。
そんなキャンベルが、相当昔(1980〜90年代だと思う)にオリジナル商品として売り出していたのが、このミノー。
見ての通り、忠実にラパラのカウントダウンを100%パクってる。
内蔵ウエイトが、若干重い以外、完全コピーといっても過言じゃない出来栄え。
かつて、ダイワから放たれた「バルサミノーシンカー」も、紛れもない完全コピー品だったが、コッチの方がコピー度は上。
経年劣化で、ボディにひび割れが生じるバルサミノーシンカーと違って、コッチは耐久性も抜群。
ココまで仕上げてあれば、本家に負けない程売れてもおかしくない・・・。
だが、結果はどうだったのかね?
もう生産はしてないみたいだし、中古市場に出回る量としては、ラパラの1/100か、もっと少ない気がしてるので、
あまり売れはせんかったのかな。
確かに、オレも、当時は買おうなんて思ったこと一度もない。
バブルが弾けた今、某中古屋さんで108円だったから買ったけど、それ以上のお値段じゃ、買わんもん。
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