31.常識破りのバス釣り66の極意

初版発行は、1999年4月30日。
著者は、伊東 由樹氏
大人気釣り具メーカー、メガバスの社長が放った、当時は大人気となった本。
メガバス創立当初は、キテレツなルアーを作ってる変人みたいな印象だったが、
リヴァイアサンで業界に衝撃を与え、POP−Xで大爆発した。
当時は、ルアーフィッシングブームだったこともあり、より人気に拍車がかかり、
メガバスのルアーが一気に入手困難となった、とんでもないバブル期だった。
この本は、そんな人気絶頂期に作られた。
こういった著書での説得力も相まって、メガバス人気は上昇一途だった。
本の内容は、独創的な内容も多く、影響力はハンパ無かった。
一気に、心を鷲掴みにされたマニアが続出したんじゃないかな?
この当時は、新理論として語られてる事が、2021年現在じゃ、常識となっていることもある。..
変人と言われてた人が、天才と称されて、皆から認められ、崇められる様になってしまった。
スゴイよなぁ。


32.初めてのルアーフィッシング

初版発行は、1989年6月1日
著者は、西山 徹師
オレが持ってるこの本が、1994年4月発行の57版。
とんでもない、ベストセラーだね。
その内容は素晴らしく、イラストや時には漫画も交え、入門者には非常に分かりやすい内容になってる。
著者の西山徹師は、ダイワのインストラクターでもあったが、紹介してるルアーは、そういった影響を受けておらず、
師が推奨する、当時のルアーが紹介されており、現代でも非常に参考となるだけじゃなくて、
懐かしさもこみ上げて感慨深い。


33.バス・フィッシングがわかる本

初版発行は、1995年10月16日。
著者は、つりトップ編集部。
当時、学研が定期的に発行してたバス釣り雑誌が「つりトップ」。
その編集部がまとめあげた、入門者向けの本。
バスの釣り方だけじゃなくて、バスの習性・種類・生態といった事にまで解説してあり、
特に、バスの1日の行動パターンや、産卵についてまで、カラー写真付きで解説されてる本は、コレ以外ないと思う。
さらには、入門者が分かりづらい、長さ(フィートやインチの表記)や重さ(オンスやポンド)の早見表も完備。
かゆいトコには、全てに手が届いてる、これぞ入門者向けの本としては決定版と言える内容。
この本は、永遠に発行し続ける価値があると、オレは思うけどなぁ・・・。


34.ミラクルコミック 10倍釣れるバッシング

初版発行は、1997年8月15日。
監修は、村田 基氏
内容は、ほぼほぼ漫画。
基ちゃんのおでこが、相当にディスられてるというか、悪意すら感じちゃうのは、オレだけでしょうか?
バブル当時に、様々なメディアで基ちゃんが言ってた内容が、まんま漫画になってる。
「風が吹いたらスピナーベイト」や、「バスを狂わすジャーキング」などなど、
独創的な15タイトルを、独創的な見解で解き明かす、実に楽しい内容になってる。
自身の経験に基づく内容なんで、実践的に試す価値のある事ばかり。
それが、結果を伴ってくるのだから、バブル期は大人気者だった。
そのパワーは、衰える事無く、いつまでも楽しいね。


35.釣り・ルアー

初版発行は、1984年3月10日。
編者は、毎日新聞釣友会。
カラー写真が多彩に使われている本で、当時としては異例とも言えるんじゃないかな?
現代の様に、デジカメで何千枚も撮った写真から選んで、デジタル処理する・・・なんて時代じゃなく、
高価なフィルムで、36枚撮りや24枚撮り、それらで、今何千枚から選んでる1枚を撮るという技術が必要だった。
そんな写真をふんだんに使い、890円という値で売る事は、採算度外視なんじゃないか?と思うほど。
そのクオリティは素晴らしく、
↓当時のタックルも、カラー写真で読める。

ルアーに限らず、竿やリール、スプーン、スピナー、ハンドメイドルアーや、グッズまでもがカラー写真で紹介されている。
巻末には、各地のポイントまで網羅されているのだから、こんなに素晴らしい本は無い。
当時のルアーフィッシングに対する熱意を、ビンビンに感じられるのが、オレ的には妙に心地良くて嬉しい感覚だね。


36.湖上の風に吹かれながら・・・

初版発行は、2001年9月1日。
著者は、田辺 哲男氏。
オレ的な勝手なイメージなんだけど、のりぴーは、トーナメンターとしての極みに居て、
バスフィッシングに真剣に哲学的に取り組み、トッププロとして輝かしい実績を誇る、
日本を代表するバスマンの一人。
だもんで、お堅いイメージが強くて、バスフィッシングの先生的な存在。
なので、発行される本は、まるで教科書の様なモノが多かったのに、
この本は、そういった偏見を覆す、トーク集になってる。
本当ののりぴーの姿がみれて、ますますのりぴーのファンになってしまうんでないかい?
オレ的には、のりぴーの本の中で、コレが一番好きかも。


37.RIDE ON FISHING アウトドアーズのためのフィッシング戦略教書

初版発行は、1981年7月29日。
発行人は、小野 和俊氏
内容としては、ブラックバスに標準が絞られている事が無く、
ルアーフィッシングというよりも、アウトドアの教書。
釣りスタイルもとらわれておらず、様々な対象魚に様々な釣り方が紹介されている。
驚くべきは、1981年当時の広告があり、リョービのキャスプロ5000Vや、ミッチェルのインスプール、
飲みのモノHI−Cなどなど、その時代が垣間見えるのが、最高だった。


38.田辺哲男のバスフィッシング道場

初版発行は、1997年6月20日。
著者は、田辺 哲男氏。
月刊誌のバサーに連載されていたコーナーが、1冊の本になったのがコレ。
お題が出され、それに対して読者がアクションして、のりぴーが正解の解説をしてくれる・・・って感じかな?
例えば、最初のお題は「2月の人造湖」で、詳細な地図が書かれている。
それに対して、このエリアあのエリアで、こういうバスを狙う・・・みたいに回答し、
それに対してのりぴーが、85点とか、70点とか採点した上に、解説もしてくれるというスタイル。
なので、トーナメンター向けの内容ともいえるかな?
陸っぱり専門バサーには、ちょっと手の届かない内容であると思う。
まあ、それでも、バスを釣るための参考やヒントにはなるので、読んで損する事は無い。


39.田辺 哲男Bassing Pattern Book

初版発行は、1997年3月1日。
著者は、田辺 哲男氏。
バスフィッシングをパターンに当てはめるのは、アメリカじゃポピュラーなスタイル。
それを、日本風にアレンジしたのが、コレと言っても過言じゃないかな?
アメリカでの釣りを学んだだけじゃなく、その卓越したテクニックで、トーナメントを優勝、
それも、日本のみならず、アメリカでも優勝するほどの成績を収められたのは、
こういったパターンフィッシングが根底にあるからでしょう。
トーナメンターを目指すなら、必読すべき内容だし、トーナメンターを目指さない人でも、
多くのブラックバスと出会いたいなら、読む価値は絶大です!


40.バスフィッシングの裏シークレット48

初版発行は、1998年4月30日。
著者は、今江 克隆氏。
裏というだけあって、今まで他じゃ語ってない事まで、余すことなく書かれている本。
イマカツファンなら、絶対に読むべき内容である事は間違いない。
でもその前に、この本が裏という通り、その前に表が発売されているので、
まずはそっちを読むべき。
でもいまは、発行元が倒産してしまっているので、なかなか入手困難だとは思うが・・・。
バブル期には、あくまでもオレ調べ・・・だけど、トーナメンターの中じゃ、一番人気を誇ってたお方。
そんな人が、エバグリからルアーを放ったら・・・、それはそれは、大変な入手困難で、スゴイ時代だった。
その後も、ガンを克服して魅せたり、ますます人としての魅力の幅が広がるというのか、
色んな方面からファンが増えていった様に思えた。
努力型の苦労人・・・だけども、センス抜群の天才だとオレは思う。


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