鮎毛鉤・ハヤ・ヤマベ毛鉤


いつかはやってみたい釣りの一つに、鮎の毛鉤釣りがある。
某中古屋さんで、激安に叩き売りされてる毛鉤を手に取った際に、衝撃的に魅せられた。
だもんで、思わず買い漁り、いつの間にやら、ちょこちょこ溜まってきたんで、せっかくだから紹介していきまひょ。
ただ、正直オレは、鮎の毛鉤についての知識は乏しく、機能的なことは全くワカラン。
なんせ、使った事すら無いからね。
なので、ココで紹介する内容は、画像頼りになりますんで、そこんトコ夜露死苦です。
調べたところ、北陸地方(昔の加賀藩)では、この毛鉤釣りが盛んで、今でもこの毛鉤を製作する職人さんがいるらしい。
加賀藩が絡んでいるからなのか、金をあしらったモノが多いね。
そんで、各毛鉤に粋な名前がついてる。
それがまた、この毛鉤の魅力的な部分だと思う。
もちろん、加賀藩以外でも盛んで、土佐針や播州針なんてのもある。
古来より、愛されてる釣方で、奥が深そうですな。
とりあえず、ココでは、そんな毛鉤たちを画像メインで紹介していきますんで、そこんトコ夜露死苦!


加賀秀峰作 あみだ

「あみだ」は、阿弥陀と表記する事もあるみたい。
朝マズメや夕マズメの、晴れた日のクリアーウォーターで、浅場に最適とされてる。



龍王鈎本舗 赤熊 中金

「赤熊」は、朝マズメや夕マズメの深場向きで、特にクリアーウォーターで効くらしい。



龍王鈎本舗 赤熊 中金 元南郷

さっきのと同じ「赤熊 中金」なんだけど、「元南郷」とある。
↓頭の金玉の下が、さっきの毛鉤と違うの分かるかな?

赤いボディに巻いてある黒いのが、薄く(細く)巻いてあるため、下地の赤が見えてる。
この巻き方を、南郷というらしい。
元は、金玉の下の位置の事ね。


富士印 白熊元赤

赤熊のアレンジバージョンになるのかな?
赤熊でいう、赤い部分が白になっているから、白熊なのだろうと・・・。
ただ、コイツは元赤といって、金玉の下が赤いから、紛らわしい。



富士印 新魁黄角

キラキラ鉤だったり、ホンテロン付とあるのだが、何がどう違うのかね?
↓針のキラキラ感は、他の毛鉤と変わらん気がするんだけどなぁ・・・。



赤熊 中金 赤ツノ 元朱玉

製作者の名前が、達筆すぎて読めましぇん。
角印を読み解くと・・・、「藤岡謹製」と読める様な気もするが・・・、ワカラン。
↓金玉が多い中、赤玉は珍しい・・・打ち止めか?



赤熊 赤ツノ

赤熊と言うが、黒いボディに、赤のワンポイントがあるから、赤熊なのかね?
↓赤ツノってのは、たぶんツインテールが赤いのを、そう呼ぶのだろうと妄想中・・・。



平六 赤ツノ 元孔雀入

孔雀というだけあって、鮮やかな色合いだねぇ。
クリアーウォーターのTOPで効きそうな気がする。



平六 赤ツノ 川セミラメ入

コレは、さっきの孔雀をカワセミに変化させたバージョンになるのかな?
それとも、孔雀の方がカワセミをアレンジした・・・とか?
う〜ん・・・、ワカランなぁ。



鮎駒 赤ツノ 元梅田

シルバー系の珍しい色合いだね。
ルアーには多い色合いだけど、鮎毛鉤だと・・・珍しい気がするのはオレだけ?



北斗南郷 赤ツノ

南郷ってのは、先に紹介してるボディの装飾の巻き方で、
↓今回のは、下地が見えつつ黒い糸が巻いてある。

この黒い糸の巻き方が南郷で、下地の色合いが北斗・・・になるのかな?
赤ツノは、ケツから出てるヤツの事ね。


小春 青ツノ

巻き方は、南郷に思えるけど、そう書いてないから・・・、う〜ん・・・、ワカランなぁ。



お安 青ツノ

これまた、南郷巻きに見えちゃうね。



村雨 黄ツノ 元黄

ハデハデで、蜂の様にも見える気がする。
村雨は、この派手さから、濁った時や深場でイイみたい。



花きんけい 黄ツノ

毛量が、だいぶ少ないタイプだね。
どんな時に、効くんだろ?



國華四号 黄ツノ

四号というからには、一号二号三号もあるのでしょう。
國華は、クリアーウォーターの深場で効くらしい。



黒三光 赤ツノ

ピンクラメ入り、先エメラルド、貝入という、高級仕様。
↓なんだか、玉虫みたいで釣れそうな気がするぅ・・・。



鴨緑江くずし 赤ツノ

これまた、先エメラルドで貝入。
↓もはや、虫や魚の色じゃねぇ。



百万石 赤ツノ

球が、3個も配備された、なんだか珍しい気がしちゃうタイプ。
↓頭の金玉に、サブの金玉、そんで赤玉があって、その後にもまだ毛と赤いパーツが配備されてる。



まさる作最高峰 岡林一号

↓釣れそうな色合いでエエ。



まさる作最高峰 五郎

↓スカスカなボディで、ちょっと珍しいね。



まさる作最高峰 赤熊

↓黒いボディに、赤のラインとテールが効きそう。



石川式 新サキガケ

↓巻き方は、南郷巻きみたいに見える、青とピンクが効きそう。



石川式 黒海老

↓黒海老という名だが、赤いね。



音羽四厘

この名で正しいのか・・・は、自信が無い。
↓モノトーンで、釣れそう。



お染

「染」の字が、ちょっと違うのは、昔の文字なのかな?
それとも、別の読み方があるのは不明。

↓毛鉤は、こんな感じ・・・。

う〜ん・・・、どうでしょう。


もりもと特撰 夕映

↓茶色い巻き毛に、赤のボディが、夕映えを連想するのかね?



もりもと特撰 黒カミ 大将アラマキ

毛鉤名が、もはや暗号だよね。
↓どの辺が黒カミで、大将アラマキとは・・・なんぞや?



もりもと特撰 両国

コレは、鮎毛鉤じゃなくて、毛鉤とだけ記載されており、魚の絵も鮎じゃない。
オイカワかアブラハヤか、何らかの淡水魚であるのは間違いない。
市場には、ハヤ・ヤマベ用の毛鉤も多く売られていることから、そっち系かね?
↓茶色のボディに、おケツがちょい黄色。

この色合いが、鮎以外の魚に効くのかね?


山静 堂作 鳴子一号

↓青い毛は、なんの虫を表現してるのかな?



五郎 中金

↓中金の意味は・・・ワカランなぁ。



加賀大玉

↓大玉というだけあって、金の頭がデカい。



ふじしょう印 国華十一号

↓キレイだねぇ、十一号というのだから、一〜十号までも見てみたいもんだね。



ふじしょう印 清水

↓単なる金頭じゃなくて、昆虫の様に両目が装備されてる。



ふじしょう印 源氏車

↓赤熊と呼ばれてる毛鉤に、似た配色だね。


↓コレも、同じモノ。

↓先の毛鉤よりも、若干だが色合いが薄い気がする・・・。

赤が、オレンジっぽいんだよね。
単なる、経年劣化・・・かな?


ふじしょう印 黒仙石

↓独特の不思議な色合い。

水色の様なラインに、なんだかセンスというか、こだわりを感じる。

↓コレも、同じモノ。

↓やはり、水色のラインが気になるなぁ。



ふじしょう印 黒海老

↓確かに、海老っぽい配色だね。

でも、このサイズの小さい川海老は、透明なボディが一般的じゃないかな?
これじゃあ、サクラエビだよね。


特撰 紫鳥

「八大毛鉤」と読めなくもないんだけど、他の毛鉤には「ハス毛鉤」と書いてあったんで、ハスが正解でしょう。

↓ボディが薄紫色なのだけど・・・、分かる?

この色が、ハスに効くのかな?


特撰 黒虎


↓蜂っぽいカラーだね。

こういうのは、ナチュラルカラーとして間違いないのかな?


特撰 時鳥

コレは、ハッキリと「ハス毛鉤」を名乗ってる。
時鳥とは、ホトトギスと読むのだけど・・・、どの辺に反映されてるんだろ?
毛が、ホトトギスの・・・とか?

↓ピンクのボディに黒い羽根。

不思議な色合いだけど、目立ちそうだね。


特撰 流星


↓細身のグレーボディに、赤や黄色が入ってる。

なんだか、釣れそうな色合いだね。


No,11

コレは、対象魚の表記が無いタイプ。
鮎と書かれないのは、ハヤ・ヤマベ用と考えれば正しいのかね?
毛鉤名もなくて、No,11とされているのだが、1〜10までも存在してるのかね?

↓白いファットなボディに、黒いネジネジ。

白い部分が黄色だったら、蜂みたいな色合いなんだけど、コレは何をイミテーションしてるんだろ?
対象魚が書いてないのだから、色んな魚に効くのかね?


赤城一号


↓上がブルーメタリック調で下にピンク、羽根は黒だね。

こういう配色は、何をイミテーションしてるのかを、知りたいなぁ。


音羽

コレは、ハエ・ヤマベ用。
つまりは、オイカワ用ね。
ヤマベは、東北や北海道だと、山女魚の事をヤマベと呼ぶのだけど、たぶん、この針に書かれてるヤマベは、
関東圏で呼ばれてる、オイカワの別名だと思う。

↓グレーのボディに、黒いアクセント、そんで上下金玉。

コレは・・・、蠅をイミテーションしてるのかな?
違うか?


油孔雀

コレも、ハエ・ヤマベ用。

↓ファットなボディに、不思議な色合い。

羽根は茶色だけど、ボディは・・・クジャク色?
なんだか、妙にキレイだね。


黒胴

コレも、ハエ・ヤマベ用。

↓先のと似てるけど、ボディは黒だね。

仕上がりが、ずいぶんとキレイだなぁ。


血丸

コレは・・・、何用なんだろ?
ひらがなで「かつおかけばり」と書かれている。
最初、「カツオ掛け針」なのかと思ったけど、「かつおか毛鉤」が正しいと思う。

↓赤い毛鉤。

見事な赤さで、コレは・・・、何をイミテーションしてるの?
いつの日か、そういう事を色々と勉強して、理解した上での解説をしながら、動画を作ってみたいね。


カゲロー

鮎用かと思いきや、まさかのハヤ用だった。
こういうのは、ハヤ・ヤマベ用と書かれることが多いのに、ハヤ限定なんだね。

↓蜂みたいな色合いで、面白そうだ。

毛がフッサフサに見受けられるから、浮力が強いのかもね。


↓コレは、たぶんコロガシ用・・・なのだろうと思う。


↓中身は、こんな感じ。


↓コッチの方が、毛鉤が特定しやすいかな?

何が何かは、オレにはワカランが、5種も搭載されてるのは・・・なんかエエね。
海用のサビキも、こういう風に針によって色や皮を変えるの・・・アリかな?


↓コレは、鮎用とは違うのだけど、箱がそそるんで紹介しときまーす。

箱絵もそそるが、オレ的には、魚心毛鉤という名前にも惹かれた・・・。
なぜなら、釣りキチ三平に出てくる「魚紳さん」と、字は違うが読みは一緒。
そんな毛鉤・・・、釣れるに決まってる!

↓コレが、中身でーす。

鮎用の毛鉤よりも、ボディがみんなファットなんだね。
飛距離を稼ぐためなのかな?


↓コレも、ヤマメ・イワナ用。

先のは、フライフィッシングに使う用・・・に思えるが、コレは古来からのテンカラ用。
↓黒い毛鉤が多いね。

鮎用に通づるツノもあるんで、どっちにも使えるんじゃないかな?


↓コレは同じメーカー製だけど、ハヤ・ヤマベ用。


↓毛鉤は、こんな感じ。

鮎にも使えそうな気がする。


↓コレも、同じメーカー製。

ハヤ・ヤマベ用とある。
ハヤとは、たぶんアブラハヤ。
西だと、タカハヤになるね。
ヤマベとは、正式名称はオイカワになる。
関西圏だと、ハエと呼んだりもする。
でも、描かれてるのは、ヤマメかアマゴに見えちゃうのは・・・オレだけ?

↓5種の毛鉤がついてます。

流し釣りで使う・・・のかな?
まだ、やった事ないので、なんとも言えないのだが、やってみたい釣りのひとつなんす。
道具だけは、ガンガンに揃ってくね。


とりあえず、こんなもんで。
ひっそりと、ちょいちょい増やしていきますんで、そこんトコ夜露死苦!


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