さて、今回は、2015年11月26日発売のRod&Reel 1月号に載った
えぐり道中膝栗毛・拡大版のロケ模様でーす。

えぐりファンの皆様、お待たせ。
久々の5P拡大版が、帰ってきましたぁ。
ちょっと、長かったよねぇ。
今後は、もうちょっと、コンスタントに5Pやっていきたいもんだね。

さて今回は、群馬の富岡に出没。
ホントは、別の場所へ行くつもりだったのだが、相方がロケの失敗を恐れて、
メインと考えてた釣具屋さんにだけ、アポの電話を入れてみたところ、
「オレオレ詐欺」的なモノと勘違いされ、まさかの取材拒否!
がちょーん!
そんなんある?
というワケで、ロケに行く数日前に、突如場所変更の要請が入った。
どこにすんべか?
群馬なら、こないだいった店が面白そうだし、近くに有名な老舗がある。
もしダメでも、ちょっと足を延ばせば、押さえとなりそうなお店も点在してるんで、なんとかなるでしょう。
緊急なんで、2軒共アポ無しだが、大丈夫・・・だよね。

道中では、そんな群馬の話題が弾む・・・。
オレ的には、群馬って・・・、何があんだ?って感じ。
チープな遊園地や動物園に来たことはあるけど、それ以外は・・・。
BOOWYの出身地だということが、全国的なネタとして有名だが、後は・・・。
井森美幸とか、中山秀征が、観光大使とか・・・?
そんなトコ、なんもねーから、あんま行かねーな・・・と言ってしまったら、 車内中で非難轟々!
「ああっ!この人、言っちゃならねーこと、言っちゃったぁ!!!」みたいな。
オマエらだって、そう思ってるくせに、何を言う!
まあ、そんな、なんもねー群馬だけど、富岡は製糸場が世界遺産になったばかりで、
大フィーバーしてるのだから、色々とえぐれることでしょう。

そんじゃ、PAで恒例の朝飯いってみよー!
先を急ぐ時には、PA飯に限る。
早い、美味い、大して安くない!
そこが、ミソだね。
圏央道の狭山PAに入ってみたら、すんごくキレイ。
メニューには、狭山らしいモノも多い。
↓オレは、名物らしき「茶そば」を用いた大根蕎麦


↓ウチの奥さんは、のぼりにあった、名物な肉汁うどん。


ウチの息子には、↓茶そばの山菜そば


↓&ミニカレーを頼んでみた。

PA飯は、蕎麦&ミニカレーが、鉄則でしょ。
カレーってのは、各地各家庭で味が違うのだから、どこで食べても、毎回スペシャルな味なのさ。

↓相方は、山菜うどんに天カスてんこ盛り。


↓揚げ物も、色々と頼んでみた。

里芋コロッケ、卵天、いも天の3種。
里芋コロッケは、ホクホクのヌメヌメ?で、妙に美味かった。
蕎麦も、今回はご当地モノの茶そばを用いて作られた、大根蕎麦や山菜そばだったんで、最高に美味かった。
こうやって、土地の名物が食べれることもあるのが、PA飯のイイとこ。
もし、名物が無い時には、「天玉そば」で決まりだよ!
天ぷらと生卵のゴールデンコンビが、最高な一品なのさ。

そんな飯を腹に入れたなら、高速を北上。
関越入って、上信越道に入って、やっとこさ富岡に到着。
意外と、距離があるのだね。
道理で、オレの足も、あんま群馬へは向かなかったワケだ。

最初にやってきたお店は、
↓「パイオニア商会」

確か、10年以上昔に来て以来・・・だなぁ。
その時は、他のルアー店には無いアイテム満載で、スゴイお店だったけど、もう10年以上前の話だからね・・・。
果たして・・・?
お店に入って、おっちゃんと話がてら、パーッと見渡しただけで・・・、
ハンパねー!
30年以上昔のアイテムが、ゴロゴロあるじゃないですかぁ!
いまだに、こんなお店が残っているのか・・・。
まるで、タイムスリップだね。
店のおっちゃんが、すんごく優しい上に、メチャクチャ協力してくれて、古いご自慢のアイテムを、次から次へと見せてくれる。

↓ガルシアのケース


↓中には、OLDスピナーてんこ盛り!


↓しかも、両面!

コレは、非売品なのかと思いきや、ケース丸ごとで10000円也!
う〜ん・・・、安いのか?高いのか?

↓ダイワが初めて作ったという電動リールが登場。


↓横から見ると、こんな感じね。

あまりの巨大さにビックリだが、 もっとビックリは、それが、まだ3台位在庫があるという・・・。
オイオイ・・・、こんな世界遺産的なリールが、なぜそんなにもこの店に?

もっとスゴイのは、
↓スピニングの電動リールなんて珍品が出てきた!


↓DUET−701

1970年代に、東京科研工業という会社が作ってた珍品。
なんじゃそりゃ???だよね。
スピニングが、電動って・・・、どゆこと?
これまた、博物館行きレベルだな。

さらにさらに、スキューバしながら使えるオリムピックの珍リール、
↓マーク1まで、あるじゃないですかぁ!


↓ブルーボディは、珍しい気がするなぁ・・・。

オレが持ってるのは、ブラウンボディなんだよね。
どっちが、古いんだろ?

さらに、おっちゃん秘蔵は、↓コレ

ダイワのインスプールリール「スピンスター500」
まあ、市場的価値は一切無いのだけど、1960〜70年代のモノかと思われるだけに、
実に素晴らしいね。

リールで、これもんだから、竿も色々ある。
レスターファインなんてのが、ゴロゴロしているみたいだが、竿みたいな長物は、撮れ高がない・・・。
グリップ位しか、特徴として写しようがないのに、長いからね。
オマケに、白黒ページじゃ、竿は映えないのだよ。
ただ、コブラで有名な、今は亡きメーカー「ヒノウエ」と直接取引してたから、その手のグッズは、強かったみたい。
竿は、見つからなかったのだけど、竿ケースやら木箱やら、レスターファインが居たであろう形跡いっぱいだったね。
おそらく、おっちゃん秘蔵の倉庫には、何本か隠れているのだと思う。

おっちゃんのトコに、面白いアイテムが集まる様になったのは、昔仕入れに相当力を入れていたのだと。
まだ、流通がちゃんとしてない1970年代でも、北海道の業者と取引してたというんだから、そのパワーは計り知れない。
スゲーやね。
ラパラもツネミさんから箱買いを強要されたんで、ムカついて並行輸入やったる! と、ケンカしたんだとか・・・。
まあ、取引しねーぞ!的なケンカじゃなくて、そういう事を他の釣具屋はやってんだぞ・・・的な教えもあったみたいだね。
その証拠に、ツネミさんからしか買えない、ジャパンスペシャルが、いっぱいあるやないかーい。
さらに、↓1979年製や1981年製のジョイントもあれば、


↓レアな、ピカピカのパーチカラーまであった。


↓1980年製のカウントダウン。

口紅、腹巻が、最高に美しい。
これぞ、OLDラパラだね。

↓シャッドラップのシャローランナーもある。

しかも、ジャパンスペシャルのブルー。
下のシャッドラップは、口まで青い珍品だ。
実に素晴らしい・・・。

↓非売品だった、ラパラのステッカー。

ちょっと、色褪せ気味だね。

さらに、ルアーと小物は、無限の可能性があるほど掘り甲斐がある。
三平グッズが、非売品ながらも、色々と点在。
↓Tシャツ

ちょっと、ビルノーマンのワッペンとかが邪魔だけど・・・、
その下にあるのは、ダイワとフクスケのコラボで誕生した釣りキチ三平のTシャツ。
他に、バスハンター柄とかも当時はあったのだが、それは無かったね。

↓シール。

色落ちしそうな、安価な素材の昔のシールなんで、大事に保存して欲しい・・・ね。

↓鉛筆

コレは、なかなかお目にかかれない。

↓バッヂ

コレは、オレも初遭遇。
メッチャ欲しい。

↓紙袋

紙袋だけは、まだ数枚在庫がある様で、お客さんによっては、プレゼントすることもあるんだとか・・・。
オレも欲しかったけど、残り少ないので、そこは、他のえぐり客へ回してもらうとしよう。

昔のダイワグッズも豊富で、非売品だったが、
↓マグカップとライターは、素晴らしくイイモノだった。

オレの持ってるライターとは、色違いなんだね。
こんなブラウン系のカラーもあったのかぁ・・・いいなぁ。

↓ドリンカーは、元々ルアーだったのを、キーホルダーに改造してる感じだね。

もちろん、非売品だった・・・残念。

↓カジキのバッヂは、グレイト素晴らしいのに、まさかの110円で販売!

そりゃ、買うさ!
コレは、イイものだ・・・。

さらに、おっちゃんが、三平のステッカーなら、予備が・・・みたいな事を言って奥に消えたと思ったら、
何やら紙袋を持って再登場。 その紙袋には・・・!!!
三平じゃなーい!
大量の、↓シーラカンスじゃないですかぁ!!!

そういえば、1980年代当時、初めて日本の調査隊がシーラカンスを捕獲したことで、大騒ぎになってた。
ジャンプの企画で、解体された上に試食までされたというのだから、好奇心旺盛な時代だったといえるのか、
ジャンプにすんごい力があったのか・・・、とにかく、スゴイね。
現代じゃ、考えられんよ。

さらに、おっちゃんは、秘蔵のステッカーを出してきてくれた!
ダイワ夏祭りのステッカーなんだけど、
↓水着ギャルっすよ!

誰なのか・・・? ワカランなぁ・・・。
ウチの奥さんは、夏目雅子じゃね?と言ってるが、どうなんだろ?
とりあえず、乳は無いね。
水着は、三角の極少タイプで、イイ感じだが、ビーチク隠すにはデカいなぁ・・・。
でも、最高に素晴らしいステッカーだ。
コレは、ホントに、イイものだ・・・。

↓あんま古くはない・・・かな?

それでも、1990年代モノじゃないかね?
バスプロショップの、帽子。
CAP仕様じゃないトコが、なんとも時代を無視してる感じだね。
市販の帽子に、ちょっとワッペンつけちゃいました・・・的な、てきとーに作られた感がハンパねー。

↓さっきの三平Tシャツ画像に、チラッと写ってたレアなワッペン。

コレは、ビルノーマンのルアーを箱で仕入れると、1枚付属してきたというレアモノ。
おそらく、1970〜80年代に仕入れてた時だけの特典だろうし、それをこうやって保存してるお店も皆無でしょう。
まず、お目にかかる事すら出来ない、激レアワッペンだと思う。

↓こんなワッペンもあった。

「フライフィッシング・スクール・テールウオーク」
う〜ん・・・、メーカーの名前じゃなさそうなんだけど、どういった経緯で作られたモノなんだろ?
海外のフライメーカーに、テールウオークってあるのかなぁ?

さらに、本も色々と発掘される。 もちろん、エロじゃなくて、ちゃんとした釣り本ね。
1980年代に発行されたダイワの書籍が充実しまくりで、オレ的にも超欲しいが、予算の都合で、泣く泣くスルー・・・。
さらに、高田弘之さんの名著
↓「ルアー&ロッド手作り入門」がある!

マジか!
これは、超お宝本なんだけど、現代人には、そうでもないのかな?
とりあえず、オレは持っているので、一応我慢・・・。
ただ、持っていても買いたいほど、素晴らしい本なのだよ。

さてさて、いい加減ちゃんとルアー掘りまひょ。
↓コーモランが、妙にいっぱいあるね。

新品のプラグが、こんなにあるお店も珍しいなぁ。
名品のパクパクは、2種もあるよ!

↓ABUのトビー風、コーモランスプーン。

かつて、トビーが大人気だったことから、トビー不足対策として、いっぱい仕入れたんだと。

↓これぞ、北海道から取り寄せたであろう、コーモランスプーン。

その名も、「DOSAN−KO」
コレって、本土で買えるの、ココだけじゃね?
っていうか、いまだにコレが売ってるお店自体、ココだけか?
それほど、プラグからスプーンまで、これほどコーモランが残ってるお店は他に無い。

滅多にお目にかかれないアイテムとしては、ワースのルアーがある。
かつて、フラッターフィンというルアーだけが人気のメーカーだったけど、
現代じゃ「ワース」というメーカーそのものを、知らない人ばかりなんじゃないかな?
まあ、プラグルアーをあんま作ってなかったしね。
エッグ系のソフトベイトを色々と作っていたのだけど、このお店で売ってたのは、ワームとスプーン。
↓ワームは、妖しいイソギンチャク的な作りで、やっぱ味がある。

よくぞ、まあ、こんなモノが残ってるもんだよ。
1970年代のモノじゃ無いかな?

↓スプーンは、こんなん。

ドット系の色合いが、毒々しくてイイね。

さらに、コットンコーデルのアイテムが、豊富にある。
誌面にも登場したけど、Babe BIG−Oなんてクランクベイトは、
↓ケースで残ってたりする。

BIG−Oに、ベイビーがあったことさえ知らない人も、多いんじゃないかな?

↓スピナベは、滅多に見かけないアイテム。

スカートは、絶賛劣化中!

定番のバイブも、↓ノーマル


↓ローボールタイプ


さらに、↓サバ顔まで存在してた。

こんなのを、新品として売ってるお店が存在してるなんて・・・、ありえんでしょ。

↓ノーマンのリフレクト系クランク。

誌面にも出たけど、カラーの方がキレイさが伝わるでしょ?

↓へドンのSOUNDERとかいう珍品も発見。

絵柄から、鮭用・・・かね?

↓初代シーバスハンター

アユカラーは、かなりの珍品だね。

↓ファントムまである!

ソルト系も充実。

古モノ以外もモチロン豊富で、アライくんをパチったであろう、
↓たぬっちを発見!

フロントヒートンに、プロペラをかますという、なかなかの珍機能だね。

さらに、基ちゃんグッズの中でも、一世を風靡したグランダー武蔵グッズの珍品、
↓ギガラインカッターも発見。

プラグじゃなくて、ラインカッターが売れ残ってるのが、なんともらしい。
基ちゃんも、前髪ふっさふさだね。
この頃だったら、バンダナで隠す必要ねーのに・・・。
だからこそ、逆に、今は潔くなったのかな?

↓ラパラに紛れて・・・。

一番右にあるのは、シマノ製のミノー「ミギー」。
1970〜80年代の代物だね。
それが、新品で売ってるなんて、あり得ないでしょ。

↓レーベルのミノーも、箱入り娘で・・・。

これまた、1970年代のモノだね。
箱入りってのは、もはや巡り合えないレベルでしょ。
当時、ミノーをパクるとしたら、ラパラかコレだった。
線状の鱗が、なんとも素晴らしい。
でも、それ以上に、レインボートラウトやブラウントラウトの様なリアルカラーが、オレには衝撃的だった。

↓近代的な、変なルアー。

ちょっと画像だと分かりづらいのだけど、ライムチャートなモノをクリアーな樹脂が包んでいるのだけど、
その樹脂のボリュームが、尋常じゃないほど分厚い。
ちょっと、意図が汲み取れないあたり・・・、珍品度が高いね。

↓ジェンセンが、新品であるとは・・・。

一番右にあるホットショットは有名だけど、後の3つは・・・、なんだ?
「SHBACK!」っていうのかね?

↓コレは、1990年代のモノだと思う。

フレッド・アーボガスト製の、ペンシルベイト。
確か、ウッド製だった気がする。
スヌーカーとか、そういう不思議系ウッドルアーと、同時期に売られてた気がする。
だもんで、あんま人気は無かったね。

↓ダイワのダンサーは、1970年代モノのパッケージ。


↓1980年代のダイワ製トリプルフック発見!

当時モノのフックが欲しい人には、ヨダレもんでしょ。

他にも、↓マーチンのフライリール


↓オレの愛用してるストレーンのライン


↓スライダーのジグヘッド


↓ナウい耳あて発掘!


↓どんだけ古いんだ、コレ?


↓ちょっと分かりづらいけど・・・

手前のカメとかは無視で、奥にある「electric smoker」ってのが、
ルーハージェンセン製の珍品なのさ。
ルアーメーカーが、スモーカーを作ってた一時代があって、ABUもその昔(1970年代かな?)作っていたのだよ。
それでも、ルーハージェンセン製のスモーカーなんてのは、お目にかかれることさえ、あり得ないとまで言えると思う。
激烈珍品なのだけど、その価値観は、誰にもワカランだろうね。

こんな感じで、掘れば掘っただけ、何でも出てくるハンパ無い状況。
お店の滞在時間は2時間を超え、アイテムの撮れ高は、多過ぎる位。
この店1軒で、5Pやれちゃうんじゃないか?って感じだったね。
思わず、お店出た時にゃ、相方とガッチリ握手するほど、最高なお店だった。

続いては、近くに、群馬じゃ知らない人はいないという「永井食堂のモツ煮込み」。
それの冷蔵モノだけを販売してる売店が、
↓近くにあるので寄ってみた。

以前、我が家旅では、コレを買いにわざわざ桐生から大移動してきたというのに、まさかの16:00閉店で買えなかったのだよ。
その教訓を活かし、今こそ買うべし!
↓コレコレ

コレが、めちゃんこ美味いぜよ!
ポン酒に、最高に合うのだよ。 幸せだなぁ・・・、僕はぁ・・・。

お次は、1軒目で盛り上がり過ぎて、カロリー消費しまくったから、ランチに行くべ。
偶然、相方おススメの
↓「くるまやラーメン」に遭遇

そんじゃ、ランチはココに決定。
オレ的には、十数年前に行ったことあるような・・・、そんなぼんやり記憶だけ。
だもんで、味までは覚えてないっす。
相方おススメは、↓味噌バタコーンということで、ウチの奥さんもそれを発注。


ウチの息子は、↓和節ラーメン。


オレは、このお店オリジナルだという
↓「富岡ラーメン」にしてみた。


さらに、↓餃子を2枚と、

ウチの息子に小ライスを頼んで完璧!
味噌バターコーンは、そりゃあ、北海道の味。
隠し味の生姜も効いて、バランスのイイ味わいで美味い。
和節は、ちょっと後味に甘味があるのがオレ的には気になったけど、ウチの息子はガンガンに食い漁ってた。
富岡ラーメンは、背油浮きまくりだけど、それが味にしつこさを与えることなく、
昔ながらの中華そばに、旨味が強まってる感じで、美味いなぁ。
餃子も、ビールと共にイキたい味。
いいねぇ・・・。
やっぱね、ラーメン屋で、わちゃわちゃ喰うの、最高だよ。
旅で美味いモノといえば、ラーメンが欠かせないね。

そんな大満足な飯を喰ったなら、2軒目行ってみまひょ。
オレ的には、1ヵ月位前に、桐生が岡遊園地&動物園に遊びに行った後、わざわざやってきてた
↓「よろづや釣具」さん。

そん時に店内を軽くえぐっていて、なかなか面白いアイテムが多いなぁ・・・と思ってた。
それが、原動力となり、今回予定してたお店がポシャった時、後釜を富岡にしたのさ。
とはいえ、パイオニア商会が予想以上の撮れ高で、チビリまくりだったがね。

ではでは、店内へ。
おっちゃんに取材許可をお願いすると、「オレを写さなきゃ、何やってもイイよ!」と、
今思えば、「ちゃんとオレも写せよ!」ってことだった気がしないでもないほど、メチャクチャ親切にやさしくして頂いたね。
そんなおっちゃんのご自慢の商品は、お店に来てたお客さんが、
「お店に飾りなよ!」と持って来てくれた、ハンドメイドの巨大ヤマメのルアー。
クオリティ高い一品で、誌面にハトヤ持ちで登場してるから、そっちを見てね。
その人の作品は、他に、もうちょっと小さいサイズのヤマメや
↓アユもあった。

あくまでも趣味の延長でやっていることだから、有名ビルダーというワケではないらしいのだけど、
弟子は有名ビルダーになっているのだとか・・・。
なんだか、スゴイやね。

↓でっかいバスもいる。

コレは、どっかのルアーメーカーのアイテムだったと思う。

では、オレ目線で、店内を掘ってみるとしまひょ。
まずは、偵察時から気になってた、
↓ダイワ製の貝スプーンを。

天然白丁貝を使用した、その名も「ザ・カイスプーン」
2300円もする高級品なので、泣く泣くスルーしたけど、めちゃんこイイモノだった。

店内にあったモノで、おそらく一番古いと思われるのは、
↓箱入りのフラットフィッシュ。


↓WOOD製で、1970年代の代物じゃないかな?

それにしては、妙に箱の状態がイイ。
きっと、最近、店奥からでも発掘されたのでしょう。

後は、1990年代のB〜C級ルアーが、面白い。
ベジタブルファミリー、スプラッシュクラブ、ロリーポリーなどなど、色々あるけど、
↓骸骨頭のスピナベが、オレの壺。

あのブームの時代に誕生したけど、 イマイチ乗り切れずに売れ残ってしまったヤツらが、
実に哀愁漂うイイ感じのアイテムとなって、売れ残っとるね。

↓コレも、ハンドメルアーブーム時に誕生したのかな?

木曽桧ってのは、ヒノキってこと。
つまりは、素材の事だね。
ルアーとしては、おそらく、それほどちゃんとしては、いないと思う。
形状を見る限り、とても釣れるルアーとは思えない。
ハンドメイドでヒノキが材料ですよ・・・ということだけで、2500円は払えないなぁ。
でも、一昔のトップウオータープラグブーム時には、コレでOKだった。
今思えば、恐ろしい時代だったね。
だからこそ、その時代に翻弄されてしまった2大トップウオータープラグメーカーが、倒産してしまったのだろうなぁ・・・。

↓オレ的に、買おうか悩んだバルサマックの復刻版。

もっと安ければ、間違いなく買ってたと思う。

ルアー以外での衝撃な一品は、
なんと↓鹿角売ってる。

おっちゃんの九州の知り合いから仕入れたらしいのだが、値段の基準なんてワカランから、おっちゃんの気の向くままの価格。
だもんで、1本1000〜2000円程度。
安くね?
コレを、2本買って、床の間の刀置き・・・ならぬ、竿置き作ってみたいなぁ・・・。
う〜ん・・・、すんげー悩んだけど、買わずに帰ってきてしまった。
今度、機会があったら、買いたいねぇ 。
そんなお店でお買い上げしてきたのは、
↓カメスプーン、200円。

鹿角にカイスプーンなど、買いたいモノは色々とあったけど、パイオニア商会での豊作ぶりに、予算が追い付かず、
止む終えず、こんなスプーンを200円でお買い上げでした。

さてさて、一通りえぐり終えると、お茶でもどうぞ・・・って、優しい奥さんからのおもてなしがあり、茶を飲みながら、おっちゃんと色々釣り談義。
おっちゃんは、渓流に精通してる感じで、そっち方面に強い相方とは大盛り上がり。
箱眼鏡でカジカを釣る・・・なんてお客も来て、そんなディープな釣りまで対応できるのかと、ビックリだったね。
お客さんは、引っ切り無しに来るのだけど、驚くことに、ルアーじゃないお客さんばかり。
ワカサギや渓流の方が、盛んな土地なんだなぁ・・・。
そんな地域の釣具屋さんだからこその品揃え・・・ってレベルを、遥かに超えてるからこそ、色んなお客さんが来るんだね。
確かに、ココに来れば、なんでもある。

コレにて、釣具屋のえぐりは、OKでしょう。
撮れ高十分なんで、後は、我が家的なえぐり旅を盛り込むべく、ご当地スーパーへ行ってみまひょ。
チョイスしたのは、近くにあった「七日市スーパー」。
とにかく、野菜が安い!
キャベツやレタスが、98円!
他店の半額だぞ!
ホウレンソウやブロッコリーなんて、68円!
ありえへん!
ハンパか無いっす!

さらに、隣接されてる
↓酒屋が、初代黄門様の家系だという。

そりゃ、行ってみるべきでしょ。
けっこう巨大な店舗で、人気銘柄を掲げているから、相当黄門様の威力があるのかと思いきや、
中はスッカスカ・・・。
広い店内に、ポツポツと酒がある。
人気銘柄はあるものの、バッチリプレミア価格・・・。
なんじゃそりゃ?
そんな店で買うモノなんて無いかと思いきや、一升瓶なのに1400円程度で売られてるポン酒を発見。
↓東鶴 純米うすにごり生

佐賀県の酒。
ホントは2200円位するみたいなんだけど、なぜか、このお酒だけ特売価格。
その妖しさに、ウチの奥さんは、劣化してんじゃないの?と疑ったけど、
それが、まさかの大正解!
日本酒なのに、ワインの味がするぅ!
そう、それはまさに、酸化の証!
生のポン酒の味じゃない。
要冷蔵を忘れ、倉庫で放置されてたのを、秋になって思い出し、慌てて冷蔵庫に入れて販売・・・、そんな感じだね。
とんでもねー酒屋だなぁ。

続いては、ご当地スーパーへ、もう1軒寄り道。
今度は、「フレッセイ」へ。
ココでは、↓群馬の白ワインとやらを、550円でGET!

そんな安さなら、何本でも買うたるぜぃ。

↓群馬ちゃんのワンカップも、誌面用にお買い上げ。

でも、誌面に登場することは、無かった・・・。

そんじゃ、帰ろうか・・・と思いきや、どうにもパイオニア商会で売ってたルアーが心残り・・・。
初代シーバスハンターのアユカラーがあったのだよ。
1980年代のルアーなんだけど、当時、シーバスがアユを食べる・・・なんてのは、
狩野川でシーバスを狙ってる人の中でも、知ってる人だけが知ってるシークレットカラー。
それが、どういった経緯で、シーバスハンターに採用されたのかワカランけど、
そんな色が当時あったってことが、なによりスゴイ・・・気がする。
まあ、ベースがシルバーなミノーに模様を描いただけなんで、それほど効果的なアユカラーとはいえないし、
同系のイワシカラーと比べても、模様線の色が、青か緑かっていう違いしかない。
でも、使う人の心には、全然違うモノが芽生えるのだよ。
オレは、こういうのが大事だと思ってる。
だからこそ、アユカラー欲しい・・・。
ついでに、ファントムもUとかVじゃなくて、初代モノだった・・・。
ファントムは、当時500円台で買えるルアーなのに、シーバスが釣れるスグレモノだった。
当時のオレのシーバスフィッシングは、埠頭での釣りが多くて、水深も30mを超える様な場所だったから、
ファントムだとラパラで攻めれない場所が攻めれたのだよ。
それが、特に日中のシーバスに効果的で、いまだにラパラ同様に愛用している。
だが、我が家に残っているのは、ファントムU
初代は、もういない・・・。
その初代に巡り合えたのに、買わなくていいのか?
そんな想いでいたら、ウチの奥さんが、「うるせーから、寄って買え!」と。
「ココで買わなかったら、家帰ってから、ずーっとうるせーから、今すぐ買え!」と。
じゃあ、買うさ。
今度、ソルトでも連載開始するからね。
これからは、海のルアーフィッシングにも、ビシバシ行くぜ!

そんなワケで、パイオニア商会でお買い上げしたアイテムは、
↓こんなに盛りだくさんでーす。


↓このステッカーは、100枚位あったんじゃないかな?

オレと、相方用に・・・って、2枚くれたが、どっちもオレのモノっす。

↓コレも、頂いちゃいましたぁ。

謎の、美女ね。
おっちゃんから、車に貼ればいいじゃん!みたいに言われたが、
そんなことしちゃうと、ウチの奥さんに刺されちゃうので、ひっそりと保管しときやす。

↓なんなん・・・、コレ?

200円だったから、とりあえず買っといた。
フロントフックしか付いてないのは、わざとなのかね?

↓ドナルドの浮き発見。

1990年代頃から、ディズニーキャラのこういった釣具が、ちょいと市場に出回ったのだよね。
近年は、ポケモンとかに、そういう方向に進化してると思う。

↓初代ファントム。

コレが、2015年に新品状態で買えるとは、想像も出来なかったね。
思い入れがあるルアーだけに、めちゃんこ嬉しいっす。

↓驚愕のルアー。

アライくんをパクっておきながら、フロントヒートン部にプロペラをかますという、そのアイディアが好き。
↓名前も、あり得ないほど、おっさん臭い。

たぬっち・・・って。
しかも、No,1
No,2って、存在すんの?

↓このバッヂは、1970年代だと思う。

それが、たったの110円だった。
数個、在庫あるからこそ、当時の価格そのまんま・・・みたいだね。
こんな珍品が、売れ残ってること事態、オレには不思議でしょうがない。

↓やっぱ、このシーバスハンターは、すんごくイイ。

このカラーだけは、タックルベリーに出回ることさえ、無いに等しい。
それが、新品状態で巡り合えるなんて、今後二度と無い事でしょう。

ラストには、藤岡PAにも寄り道。
ココには、ウチの息子の大好きな観覧車があったけど、残念ながら17:00でお終いでした。
売店は、相当な規模で展開しており、一般道からも来れるみたいだね。
↓有名なハラダのラスク屋があったんで、

一番美味いワインに合うラスクと、クリスマスっぽいシュトレンをお買い上げ。
あとは、不思議な卵キムチやらお菓子をお買い上げして、一般道で渋滞回避をしながら、のんびりご帰宅となりました。
良い旅だったね。
想定外のアポ電拒否からの始まったけど、それが逆に、我が家の普段の旅と同じで、
何かに導かれるかのように、想像以上の展開となっていった。
旅に出れば、いつでも、そういう想像以上の事が待っているのだと、オレは思う。
だからこそ、明日もまた、えぐり旅に行くぞー!オー!

TOP   裏話のTOP