21.ゼブコ ドールフィッシュ

オレが愛読してる「ヒット:バスルアー」には、津田商会なるパチモノメーカーから、
ほぼ同じ形状のモノが「ベイトフィッシュ」という名で、販売されていたとある。
となると、コイツはそのルアーのベースとなったモノなのかね?
だとすると、ヒット:バスルアーの初版が昭和59年なのだから、それ以上昔のルアーなのか・・・。
知らんかったなぁ。
そもそも、ゼブコブランドでルアーが売られてたのって、いつ頃までなんだろ?
日本国内じゃ、バブル前には売ってなかった気がするなぁ・・・。
でも、オレが行くような汚い釣具屋には、チョロチョロ転がってたけどね。
形状的には、たぶん当時としては、すんげーリアルと称されるレベルだったと思う。
なんせ、当時のバイブは、主流がスポット系かソニック系。
スポットはまだしも、ソニックはリアルとは無縁だぜ。
そんな中にコイツがあったなら、そりゃあもう、激リアルですよ。
でも・・・、ロングセラーにはならんかったなぁ。
結局、ルアーは見てくれよりも、バスを引っ掛けてナンボ。
スポットやソニックは、いまだにそこが他のルアーに負けて無いぜ。


22.OB’s SPARK PLUG THE DIVER

中に妙な液体ラメが内蔵されている。
ボディ形状は、ザラスプークの様な形状で、リップ付きという不思議な形状。
同一形状で、当然ペンシルベイトと、ダブルスイッシャーまでもある。
それらの流用系というのか、派生として、このリップ付きタイプも生まれたのでしょう。
そもそもこのメーカーは、同じように妙なラメ入り液体が入ったシャッド型のグリッターギッターが有名。
これらのルアーは皆、ボディはクリアーだが、中のラメに色違いがある。
ラメって・・・、重要なんだね。


23.タックルインダストリー スピニンミノー

テールにブレイドを搭載してない、ピコパーチみたいなタイプだと、スイミンミノーという名で、
画像のタイプだと、スピニンミノーになると、オレの愛読書「ヒット:バスルアー」には記載されていた。
ヒット:バスルアーによると、アンクルジョッシュからも、「スピンライト」という名で、似たようなルアーが発売されてたみたい。
ただ、テールブレイドの搭載方法が違って、アンクルジョッシュのはスイベルも無く、直付けという驚異の手法。
いつの日か、そっちも入手して使ってみたいもんだね。
現代では、この形状のバイブは存在してないけど、昔のアメリカンルアーでは、けっこう採用されてたのだから、
釣れる形状なのかね?
今だからこそ、使い込んでみる価値があると思うのは、オレだけかな?


24.カウツキー ナチュラルアイク

ダイワの初代バスジャッカーのモデルとして、有名なルアー。
形状から色合いまで、当時のダイワは見事にパクった。
パクるほどのルアーなのだから、アメリカで人気があったとか、ダイワ側でも何らかの実績があったのかね?
リップは、角度もなく水平に搭載されているのだけど、果たしてどれほどの潜行能力があったのかはワカラン。

↓リップには、ルアー名の刻印がある。

こういうトコが、中古屋さんで発掘する際のポイントだよねぇ。


25.ホッパーストッパー クラップシューター

シャロークランクの名作と称されるクラップシューター。
かつて、基ちゃんは、このルアーでバラ色の人生を送ったとさえ称したルアー。
ウッディベルのシャローラビットは、このルアーをオマージュされ作られたのは、有名な話。
そんで、シャローラビットは一時、釣れ釣れルアーだと称され、国内での人気は抜群だった。
そんな頃、逆に、このクラップシューターは、OLD品としてしか入手出来ない状況下になってしまってたんで、
もはやシャローラビットを使わざる負えない状況でもあったね。

↓後に、ヘドンブランドで復活する。

でもその頃には、日本中のバスフィールドがスレまくってしまい、こういったプラグで釣るのは困難な状況だった為、
思ったほど売れてなかった。
発売する時期って・・・、重要だねぇ。
OLDブームのバブル期に復刻出来てたなら、きっともっと売れたのに・・・。


26.MULTI−LURE

ボディ形状は、どう見てもジタバグなのに、フレッドアーボガスト製じゃないのが、不思議でしょうがない。
作ってる会社名は、ルアー名と似たようなマルチベイト。

↓中身は、取り出しとりませんが、分かるかな?

3色のリップがあって、それが取り外せる構造。
リップは、前後に入れ替えが可能なだけじゃなくて、裏表でも変わる。
つまり、1枚のリップで、4通りの取り付け方がある。
どれを選ぶかは、使う人次第なのだが、オレはジタバグ風にしか使わないだろうなぁ。
発想は、すんごく面白いルアーだけどね。


27.OPM パイクバスター 10−J

長年、得体の知れないルアーのコーナーで、ジョイント・ハイローのパチモノとして紹介されてた。
どこにもABUのロゴやら、ルアー名の記載は無い。
本家同様リップは稼働するのだが、目玉がずいぶんと「つぶらな瞳」なんだよなぁ・・・。
ラインアイの金具部も、やや細身で、リングは本家だと太い溶接されたリングなのに対して、コイツはスプリットリング。
フックの搭載方法も、本家はサーフェイスリグと呼ばれるフックハンガー形式なのに、コイツはヒートン&カップ。
ココまで細部が違うのだから、ハイローじゃないのは明白なんだけど、パチった国はどこなんだろ?
モノを見る限り、日本やアジア圏でパクられた感じがしない・・・。
どこか、ヨーロッパの国か、オージー・・・かな?
いつの日か、解明してみたいもんだ・・・と思っていたのだが、
この度、「ナマジのブログ」の管理人ナマジ様より、正解が届きましたー!
しかも、貴重な当時の資料付きで送って貰えたんで、大感謝です!
添えられてた記事によると、「得体の知れないルアー」の「24.ジョイント・ハイローのパチモノ」についてですが、
フィンランドのパチモノメーカー「OPM」社の「パイクバスター 10−J」で間違いないかと思います。
確かに目がつぶらです。
日本にはエビス扱いで1990年代に入ってきていて、標準小売り価格衝撃の670円というのが1995年のエビスカタログで確認できます。
当時、ワゴンにパチモノ臭い、どこの国のものともわからんルアー達と一緒に、さらに値引かれて積まれていた記憶があります・・・と。
確かに、OPMと書かれた謎の箱に入ったルアーって、当時よく見たなぁ・・・。
エビスフィッシングは、老舗だけあって小さい釣具屋さんにも卸してたから、意外なお店でも出会えてた気がする。
いつの日か、パッケ入りのをえぐってみたいね。


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