Panasonic LURE
1.光るルアー BF−903SA フローテイング
1980年代に売られてた、ナショナルの電子発光ルアーの姉妹品とも言えるんじゃないかな?
あの時代はナショナルだが、2003年に発売されたコイツは、パナソニック製。
ルアーフィッシングとは、完全に分野の違う電気メーカーが、なぜ、ルアーを・・・?
↓内部構造は、1980年代のモノと一緒。
↓ただ、光り方は違う!
1980年代モノは、先にも紹介してるけど、目だけが赤く光る。
コレは、エラの辺りから緑に光るんだね・・・。
確か、赤く光るタイプもあったんじゃないかな?
さらに、昔の光るルアーは、まともに泳ぐことが出来なかったけど、コイツはちゃんと泳ぐ・・・。
そこが、実は一番の改善点になってるんじゃないか・・・と、オレは実感してる。
光る光らない以前に、昔の光るルアーは、使い物にならなかった。
今回のは、使える上に光るという機能を有した。
さらに、ラトルまで入ってるよ・・・と、頑張ったなぁ。
さらに、調子コイて、ポッパーやバイブレーションでも光るのを発売し、
挙句の果てには、太陽電池を有した3500円もする高級品まで生み出した・・・。
アホやのう。
そこまで調子コイたのに、あんま売れなかったのだと思う・・・。
ゆえに、短命で消えていった・・・。
光は、魚釣りで重要な要素となる事が、意外と多い。
夜の漁じゃ、光で誘って1本釣り・・・なんてスタイルも、珍しくない。
ただ、ルアーフィッシングという釣り方で、シーバスという対象魚に限定してしまった場合、
このルアーが、爆発的に活躍する・・・といった状況を見ることは、無かったのだと思う。
シーバスが光に対して敏感なのか、鈍感なのか・・・は、オレにはワカラン。
夜、シーバスが回遊してる大量の群れの中に、ルアーを投下するといった状況に出くわした場合に限って、
もしかしたら光るルアーが効果を発揮する可能性も、無きにしも非ず・・・だが、
堤防等で、ただルアーを投げてるだけだったら、生涯光るルアーの効果を知ることは無いのだろうと思う。
それほどまでに、こういったキワモノは、紙一重・・・だね。
↓小さいサイズもある。
暗い中だと、けっこう光ってるね。
2.ソーラールアー BF−900 RH(レッドヘッド) シンキング
パナソニックは、まさかのソーラー電池タイプまで発売した・・・。
↓ルアーには、こんな型番が記載されてる。
BF−900の後、RHとあるが、コレはルアーカラーのレッドヘッドを意味してる。
なので、モデル名としては、BF−900って事でエエのかな。
タイプはシンキングで、10cm 23g 定価3500円!
信じられんほど、クソ高い!
ボディに丸い突起が2つあるんだけど、コレはセンサーになってて、水中にルアーが沈むと感知する仕組み。
ソーラーと名乗ってるだけあって、
↓太陽電池式。
ボディの腹部に電池が組み込んであるから、使いながら太陽光を浴びる事は不可能!
設計ミスかね?
でも、シンキングだから、そもそも使いながら背中に太陽光を浴びるのは不可能か?
某中古屋さんで100円程度だったから、壊れてる可能性大!
早速、ちょっとの時間電球にあててから、水中に沈めてみたが・・・、まったく何の反応も無し!
なので、直すことも検討すべく、一応ネットで色々と調べてみたら、なんと4時間も充電する・・・と、書いてる人がいた。
マジっすか?
そんな面倒臭いルアー・・・、ある?
↓とにかく、充電しまひょ。
新品で買った場合には、充電用の台座が付属してて、ルアーを常に裏向きにすることが可能だったのだけど、
中古で100円もしないで買ってるんだから、そんなモノは無い。
なので、電球直で充電です!
昔の電球だと、熱を帯びてルアーが変形してしまっただろうけど、
イマドキのLED電球は、それほど熱くならないので、4時間充電しても大丈夫でしょう・・・。
↓4時間後、洗面所に水没させてみる・・・。
光らねぇーじゃん・・・と思ったら、
↓赤く光って、すぐ消えて、また光る・・・。
ええっ〜、まさかの点滅式!
↓暗くしてみた。
この光に・・・、魚が吸い寄せられるのかな?
なんか、全然効果的に思えないのは、オレだけ?
ホントに、釣れると思って開発されたのかね?
どうにもオレには、太陽電池を使って光らす事が出来るという技術を、ひけらかしたかっただけにしか思えんなぁ・・・。
こんなんで釣れるほど、釣りって甘くないと思うけどね。
それに、この程度の光で良いんだったら、1980年代に作ってた
↓この赤目ちゃんと、大差無いよね。
電池式が、ソーラー電池式になっただけで、光る量が同じなんだったら、イランがな・・・。
とんだクソルアーだな。
まあ、でも、そういうトコがオレ好みでもあるんだけどね。
もちろん、市場じゃウケずに、消え去ったのは、言うまでもあるまい。
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