Ｍａｎｎ’ｓ　ＬＵＲＥ


１．ハードワーム

珍品製造海外メーカーとして、不動の地位を築き上げているマンズ。
コレは、そんなマンズの代表作・・・とまでは、ちょっと言いすぎかな？
でも、メガに負けないほど、ある意味リアルな外観。
そんな素晴らしい外観の威力を、きっと発揮しないであろうダブルスイッシャーに採用するのが、実にイイ。
でも、ちゃんと、そのリアルな外観の威力を発揮すべく、同じサイズで沈むペンシルもあるがね。
どっちにも言える事は、あんま釣れないってこと。
コレは、珍ルアーにとって、チョー大事。
釣れるルアーってのは、どんなのでも一流って扱われちゃうからね。
やっぱ、あんま釣れないってことは、オレ的にちょー大事。
それにしても、オモロイいいルアーだ。


２．リトルジョージ

釣れるジグスピナーとして、最初に世に定着したのは、オレ的にはコレだった気がする。
後に、色んなメーカーから発売される様になったね。
国内じゃ、ＺＥＡＬとケンさんが、バブル期に売り出してたなぁ・・・。
国産の両社からは、タンデムブレイド仕様なんかも出回ったんだけど、
オレ的には、シングルのこの形状が一番バランス良いと思えるし、ライントラブルも少ない。
そして、なにより一口サイズなのが、釣れる要素だと思ってる。
特に、このライムチャートは、カスミ水系でエエのだよ。

↓コイツも、リトルジョージ。

先に紹介してるのは、１/２ｏｚで、コイツは、３/４ｏｚになる。
軽い方がしずく形状で、重くなったら、しずくを半分に切った形状になるっては、不思議だね。
画像のモノは、丸い面にフックが搭載されて、平らな面がラインアイになっているが、
売られているモノの中には、平らな面にフックが搭載されていることもあった。
それは、単につけ間違えたのか、敢えて、どっちにも搭載可能をアピールする為にそうしていたのかは、定かじゃない。
まあ、いい加減な感じのアメリカンルアーなんで、つけ間違い説が有力な気がするなぁ。

↓コイツは、ザリガニ形状のクロージョージ。

ラインアイが潰れているのが、いかにもアメリカ製って感じだろう。
使いたかったら、自分でなんとかしな！ってね。

確か、兄貴分の大型タイプがあって、そいつの名はスーパージョージ。
リトルと違って、ボディが樹脂製となり、不思議な軽量化！
だもんで、コイツ程の遠投性能が無く、ショートエリアじゃ使い道も無く・・・、短命で消えてった。

↓１/２ｏｚタイプのパッケ入りは、こんな感じ。

コレは、それほど古い時代のモノじゃない。

↓昔のクロージョージのパッケは、衝撃的すぎる！

某中古屋さんで、こんなお宝がまさかの５５円だった！
信じられん・・・。

↓トムマンの顔、初めて見たね。

プレスリーみたいな衣装で、アルゼンチン顔だなぁ。
もしかして、ディエゴ？
時代的には、マラドーナが活躍してた頃とビンゴだよなぁ。
実に、素晴らしい！


３．１”　Ｍｏｓｑｕｉｔｏ　Ｈａｗｋ　Ｋｉｔ

モスキートホークというのは、日本の昆虫だと、ガガンボになるらしい・・・。
だが、トンボをモスキートホークと呼ぶアメリカ人もいるらしい。
でも、１インチ（２．５４ｃｍ）というサイズを考えると、ガガンボが正解でしょう。
ワームだけじゃなくて、↓ジグヘッドにスピナーまで付いてるスグレモノ。

コレが１パックあれば、コバッチーと楽しく遊べそうだね。


４．スピナーベイト？


↓不思議な形状のブレイド。

後にも先にも他社でも採用されなかった、悲しきアイデアだねぇ・・・。
まずは、ちゃんと回ったのか？と、不安になる構造だし、ブレイド側が相当重くなってバランスも悪そう。
ウィードの中を突っ切るとか、そういうのは苦手だろうから、オレ的には使い道が見出せそうに無い・・・。
それでも、きっと作り手としては、作らずにいられなかったアイデアだったのでしょう。

↓読める？

ブレイドには「Ｍａｎｎ’ｓ」って、書いてある。
かつては、色んなメーカーがアイデアを具体化したルアーで溢れた良い時代があったのだけど、
今はトーナメント志向というのか、真面目なルアーが蔓延る様になってしまった。
それに比べてマンズは、いつの時代でもやらかし続ける・・・。
スゲー会社だぜ。


５．ワンマイナス

サイズバリエーションが豊富で、レギュラー、ミッド、ベビー、タイニーの４サイズある。
コレは、一番デカいレギュラーサイズ。
１９８９年に登場して、潜らないクランクベイトとして、空前の大ヒットプラグとなる。
当時のマンズは、ウハウハだった・・・とか。
後々、コレを真似したであろう潜らないクランクベイトが、日本のメーカーからも発売されまくることになる。
日本の市場では、リアルな外観が求められてた時期でもあったので、本家よりも売れてたね。
それでも、このルアーの威力に魅了された人は多くいたと思う。
リアルじゃなくてもホントに釣れるルアーというのは、こうなんだよ・・・と示してる、お手本の様なルアーだね。


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