色んなバブル期のルアー
1.ソーラーダーターポッパー
どギツイピンク色に、角ばったボディ。
なんだか近未来な形状に見えながらも、無理矢理ルアーにした感がスゴイね・・・。
↓ブラックボディも、GETしました。
↓違和感抜群の上部は、こんな感じ。
そう、コレが太陽電池。
つまり、着水すると、ココでお日様を浴びて、勝手にアクションしてくれる・・・らしい。
意味あんのか?
そういうくだらない発想、大好物です!
2.BUSCH BEER BOTTLE
日本じゃ馴染みない「アンハイザー・ブッシュ」というビールのボトルバージョン。
バドワイザーを製造してる会社なんだけど、社名のビールは、日本じゃあんま流通してないね。
ビッグバド形状のモノと、同時梱包されて販売されていたらしいのだが、中古屋でGETしたもんだから、ピンでしか売ってましぇんでした。
まあ、オレ的には、コッチの方が断然好きなんで、ノー問題っす。
作ってるのか、単に取り扱ってるだけなのかはワカランけど、「RIVERS EDGE PRODUCTS」という会社が販売元。
ビッグバド形状のモノがあるから、ヘドンやプラドコが絡んでるのかと思いきや、違うみたいだね。
3.ターゲットミノー
最初に売り出したのは、ダイリツというメーカーで、その後、売られたのが、たぶん画像のバージョンだと思う。
赤い方のパッケには、「PRODUCED by KOOL Co.,」とある。
このクールってのが、ダイリツの別名なのか、ダイリツ倒産後に出現したのか・・・は、ワカランです。
サイズは、3種類・・・だと思う。
左のヤツから、↓68SP
このミノーだけ、ややファットなボディ形状になってる。
↓アワビバージョンもあり!
他サイズでは見たこと無いから、アワビ貼りは68サイズのみなんじゃないかな?
↓66S
Sってのは、シンキングの意味。
SPは、サスペンドね。
画像には無いけど、F(フローティング)もあった。
↓86S
オレ的には、このスリムな形状のタイプの2サイズが好き。
コレは、先の2種と違い青いパッケで、COOLの記載が無い。
パッケを全て見渡しても、メーカーを判別できる文字列は確認出来ない。
バブル当時、あれほど各雑誌に宣伝広告を出してたダイリツが、自らメーカー名を伏せて発売するなんてのは考えにくい事から、
このクールタイプは、ダイリツ倒産後なんじゃないかと妄想中・・・。
↓86SP
このサイズが、市場的には一番愛されていたのか、後にネクストワンというメーカーが、このターゲットミノーの金型を入手し売り出す。
その時には、図々しく「ダータリングするミノー」というフレコミで、まるで新開発であるかのような事を謳って売り出すという、
とんでもなくセコイ技を使ったが、市場的にはイマイチだったんじゃないかな?
そもそも、「ダータリング」って何?
そんな言葉知らんし、ルアー用語としても定着してないと思う。
それに、ダイリツ時代でも、そんなに人気無かったのに、その金型を流用するって・・・、バカなの?
そんないわくつきのミノーだったから、即特売されて、生産期間も長くは続かず廃番・・・。
↓ターゲットミノーと、トゥイッチベイトを並べてみました。
下のアユカラーが、トゥイッチベイトね。
腹に書かれてる文字以外、なんも違いは無い様に思うけど・・・、どうなの?
いつの時代のバスプロが言ったのかはワカランが、シークレットルアー的な評価がされてるという記事を目にすることがあった。
その割には、某中古屋で100〜300円程度で買える事が多く、ダイリツ倒産から十数年経過した2019年でさえ、出会えるケースは多い。
どうにも、妖しいもんだ。
4.FALCON ADVANTAGE SHOOT
某中古屋さんで、120円だったバイブ。
ファルコンは、バブル期に急登場したんじゃないかな?
当時のカタログによると、FALCON TOKAI FISHING TACKLE CO.,LTD.と記載されてるが、
板橋区にあった会社で、後にエイテックとなったんじゃないかな?
ファルコンブランドでのルアー種は3種あって、画像のバイブの他に、ディープクランクとポッパーがあった。
各ルアー、ホログラム調の白目をしてる目玉が特徴。
ディープクランクは、まんまティファのディープショットだったけど、ポッパーはちょっと独創的だった。
とはいえ、このバイブもポッパーも、当然クランクも売れはせんかったように思う。
5.舞夢
舞夢(MIME)と書かれたクリアーケースに入れられて販売されてたルアー。
製作メーカーの記載が無く、詳細は不明。
ただ、同じ舞夢(MIME)と書かれたクリアーケースに入れられて、ポッパーやWスイッシャータイプも売られてた。
一瞬、見た感じだけだと、ZEALのルアーに通づる感じもあり、ちょうどバブル期に売られ始め、
当時のZEALは見る事さえ困難であっただけに、そこそこ売れているような感じもあった。
ただ、長続きはしなかったみたいだけど・・・。
確か、ハンドメイドウッドルアーで、バルサ製だった・・・と記憶してたけど、定かじゃない。
アクションも良くて、釣れ釣れルアーなのだったら、きっと今でも生産されて売られているだろうから、
そうじゃない現状を考えれば、バブル期にひと儲けを企てただけのルアーだったと言えるでしょう。
そもそも、同じ名前で色んなタイプのルアーを売り出してる時点で、テキトーに作ってる感は否めないよね。
ちゃんとしたビルダーさんが、思いを込めて作ったのなら、形状の違うルアーにまで同じ名前で売り出したりはしない。
形状が違っても同じ名前で売ってる場合ってのは、金儲けの為にとにかく作っただけというパチモノ屋さんの常套手段。
コレも、例にもれず・・・だね。
6.ナッソ プレグナントポッパー
バブルが始まる頃かその前頃だっただろうか、一時、季節を問わず冬でもシャローでしか釣りをしないのに、大活躍してたバスプロがいて、
その方が絡んでたルアーメーカーがナッソ。
色んなルアーを世に提供しており、特にこのポッパーが象徴的だった気がするけど・・・、違ったかな?
他にも、変に曲がったペンシルとか、ブサイクなバイブとか、まんまベビーシャッドとか、けっこう多彩なルアーを生み出してたけど、
ぶっちゃけて、けっこう粗悪なモノばかりだった。
だもんで、バブル消滅とともに、メーカーだけじゃなくて、絡んでたバスプロも消え去っちゃった・・・。
う〜ん・・・、そこいら辺の事情までは知らんが、バブルって色んなモノを生み出しては、消滅もさせていってしまったなぁ・・・。
7.コータック PENCIL2
ルアー名がペンシル2ということは、ペンシル1もあったのかな?
コイツは、お尻が太い構造なんで、浮力もケツ重視。
だもんで、首振りやウォーキング・ザ・ドッグとかは、苦手だと思う。
オレの妄想だけど、ペンシル1は、このボディで逆向きだったんじゃないかな?
それだと、首振りやウォーキング・ザ・ドッグが得意なルアーになってたと思う。
もう一つの妄想として、目玉の位置を間違えて逆に彫っちゃったから、そのまんまルアー化した説。
まあ、どっちもオレの妄想でしかないんだけど、いつの日かその謎が解けるルアーに出会えるとエエね。
↓ルアー名がワカランのだけど、こんなペンシルベイトもコータックは作ってた。
目の彫り方から、ウッド製である事は間違いないと思う。
もしかして・・・、コレがペンシル1だったりして。
8.Big Mouth バスペン?
Big Mouthというメーカーは、確かパチモノのアライくんみたいなルアーも提供してた会社だと思う。
そのルアーが入った箱の中にも、「Big Mouth Bass Pen」と書かれた紙が入っていたので、
もはや、何が正解なのかワカラン状態です。
分かっているのは、神戸にあったインディーズ系だから、間違いなく日本製であるという事。
↓無意味に、口には切れ込みが入ってる。
アクションに影響を及ぼすモノじゃないから、デザイン性としての切れ込みになる・・・。
それだけの為に、切れ込みを入れる必要性は、あったのだろうか?
強度も落ちちゃうだろうから、オレには必要ない切れ込みにしか思えない・・・。
ちゃんとコーティング出来てなかったら、きっとこの切れ込みから腐っていくからね。
作る上でも手間となるから、コストも上がる・・・。
良いトコまるで無しの無駄な切れ込み・・・、そういうのはオレの壺だけど、世間には受け入れてもらえないだろうなぁ・・・。
9.ハクト バイブレーション
某中古屋さんで、200円程度で買ったバイブ。
透明樹脂のボディで、2分割されたボディを貼り合わせて作るタイプじゃなく、一括ボディなんじゃないかな?
海用のルアーに、この手の製法のルアーが数種存在してるけど、バイブでこんな色合いのは、初めて見た。
キレイではあるが、釣れそうな気はしない。
長年、どこのメーカー製なのかもワカランかったのだが、動画を見て下さってる方から教えて頂き、
和歌山県のハクト工房製のルアーだと判明。
ルアー名は・・・ワカランので、バイブレーションにしといた。
この色以外のカラーが存在していたのかも、ちょっと気になるほど、実にキレイなルアー。
10.JAB ホログラムプラグルアー
JABとは、「JAPAN ARTFICIAL BAIT」の略になるみたい。
特殊なボディで、透け感の中に反射板とは違うギラツキがある。
この塗装方法は、特許を取得してるみたいなのだが・・・、あまり評価されなかったのかな?
ルアーとしては、知名度も無く、人気者になることは無かった。
ただ・・・、この特許塗装に関してオレは、とても興味深く、その可能性を追求したいとは思ってる。
でも・・・、塗装は特許であっても、肝心のアクションが伴なってない限り、どんなに素晴らしい塗装であっても、何の意味もナイ。
このルアーが廃れてしまった要因は、そこなんじゃないかな・・・。
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