色んなメンテナンス方法
まずは、メンテナンスの王道的なアイテム、リールから。
登場してもらうリールは、相方がアメリカで買ってきたという、まさかの逆輸入カルカッタ!
内部機構に異常をきたした様で、ハンドルを回したときに、引っ掛かる様な違和感があるという。
じゃあ、早速バラしてメンテナンスしてみまひょ。
↓メンテナンスグッズです。
必需品は、汚れを落とすためのオイルスプレー、金属パーツにはグリス、汚れをゴシゴシする歯ブラシ、
固着した金属汚れにはヤスリ、バラすのにドライバーとラジオペンチ、それと六角ナット外しがあればOK
内部に異常をきたしてるパーツがあった場合には、
↓我が家のスペアパーツで補える・・・かな?
↓オイルまみれになるので、我が家ではタライの中でバラします。
これだと、タライ以外にオイルが飛び散る事は無い・・・と思いたい。
↓リールは、完全にバラせるだけバラしちゃいます。
各パーツの汚れを、5−56と歯ブラシで落としまくります。
↓異常をきたしてたのは、樹脂製の白い歯車。
山が1つ、ちょっと潰れ気味なのが、分かるかな?
全部バラして、目視で確認したのだが、オレの眼じゃ異常が見つからなかったのだよ。
だもんで、組み上げてみたのだけど、やっぱし違和感が直らない。
そこで、各パーツごとに確認して、違和感のある場所の特定を試みたんだけど・・・、それがなかなかワカランかった。
というのも、この樹脂パーツ小さいもんだから、オレの眼じゃ異常無しにしか見えんのだよ。
それでも、何度も組んで、何度も確認作業をして、見えないモノを見るために、なんちゃってハズキルーペを活用して、
やっとこさ、異常個所の特定に成功。
直す方法は、本来この樹脂パーツを交換すればOK
だが、こんな樹脂製の歯車持ってないし、メーカーに頼んでも、いつ届くかワカラン上に高額だろうから、パーツ交換は断念。
オレの見立てでは、歯車の山が潰されたことによって、山の裾野が太く変形してしまい、
その太い部分が他の歯車と噛み合った時に、違和感を与えてる・・・のだと思う。
山は、潰れたとはいえ、それほど完全に潰れた感じじゃないから、この高さでも相手側と噛み合うことは出来そう。
となると、受ける時の太くなった山の裾野を形成し直せば、なんとかなるんじゃないかな?
ただ、その太くなった部分を、どうやって形成し直せばエエのか?
なんせ、この樹脂パーツは小さい。
その小さいパーツの、1つの歯車の山だから、とんでもなく小さい・・・。
オレの肉眼では、見えないレベル。
だが、そんな時、以前相方家からウチの奥さんがプレゼントして貰ってた、なんちゃってハズキルーペが大活躍。
コレをかければ、近くの小さいモノが、よ〜く見える。
だが、見えるようにはなっても、歯車を形成し直す作業をどうやるべか?
一番やりたいのは、太くなった裾野を、ニッパーみたいので挟み込むことによって圧縮し、その勢いで潰れた山の先も少し尖がりを取り戻せるのが理想。
だが、こんな小さいパーツの小さい山の裾野に入れる事が出来る工具なんてのが、我が家には存在してない。
こんな隙間に入れる事が可能なのは、せいぜいカッターの刃先だけ、
なので、カッターで山の裾野を削っていくことに。
でも、切れ過ぎちゃうカッターだと、思わぬところまで削りかねないので、あまり切れが良くないカッターを用いて、
削り過ぎないように、慎重に裾野を少しづつ地道に削り続け、ガッチリ違和感なく歯車が噛み合う様に修復完了!
↓パーフェクトに、甦りました。
↓キレイになったでしょ?
↓さすがカルカッタ、高速回転です。
↓日本版との違いは、何かあるのかね?
↓銀色のカルカッタは、初めてバラしたのだけど、変なトコに樹脂パーツが使われてる。
レベルワインドの底蓋が樹脂製で、締め付けをキツクすると樹脂が割れてしまうんで、ココは金属パーツの方がエエな。
内部のハンドルシャフトのカバーというのか、ボディとのつなぎ部分的なパーツも樹脂だった。
こんなトコを樹脂化したところで、大した軽量化にはならんだろうから、オレ的には丈夫なパーツを使って欲しいね。
イマドキのリールは、軽量化の為に樹脂パーツを使い過ぎな気がする。
だもんで、耐久性がイマイチ・・・に、オレには思えちゃうなぁ。
でも、とにかく無事に直ってなによりです。
相方が、わざわざアメリカで買った思い出深いリールなんで、逆プレゼントしたいと思う。
お次は、ルアーのメンテナンス・ネタ。
ゴム製のカエルちゃんは、プラスチックのルアーと一緒にすると、ベタベタになる事がある。
そんな時に大活躍するのが、
↓コレです。
ベビーパウダー(ドラえもん風に)。
↓すぐに使わない場合、粉まみれにしとくのが、カエルちゃんの長生きの秘訣です。
ベビーパウダーには、ゴム製品の劣化を食い止める効果がある・・・と、オレは確信してる。
とにかく、ベタベタになってしまったモノは、ベビーパウダーでベタベタを解消できる。
よくあるパターンだと、プラスチック製プラグとワームを一緒にして、ルアーがベタベタになってしまった時にもベビーパウダーの出番。
ただ、ベタベタが進行し過ぎて、溶け出したプラスチックルアーの場合、溶けた部分はそのままになっちゃうからね。
あくまでもコレは、溶ける進行を止めるモノであって、溶けた部分を修復するモノじゃない。
出来る事なら、ワームはワーム、カエルはカエル、プラグルアーはプラグルアーで、別々のBOXに入れた方がエエ。
今は、100均に多彩なBOXが売ってるんで、それを活用しましょう。
↓次なるメンテナンス・ネタ。
コレは、金属磨きと呼ばれる「ピカール」ね。
タオルやウエスに染み込ませて、拭くだけでキレイになる。
↓例えば、こんな汚れが、
↓こうなります。
錆びたフックから付着した汚れとか、ほとんどの汚れを落とす事が出来る。
元々金属磨き材なんで、スピナベのブレイドとかも、コレで拭くだけでピカピカになる。
ただし、研磨剤が入っているので、やり過ぎるとモノによっては塗装が落ちてしまうこともあるんで、そこは注意が必要。
金色のブレイドも、やり過ぎると銀色になるんで、気をつけましょう。
↓釣場とかで、運良くルアーを拾った事ない?
オレは、ちょいちょい拾ってるのだけど、こんな状態に陥ってしまってる事が多いよね。
コイツをキレイにするには、
↓使い古した歯ブラシと歯磨き粉でOK
↓ゴシゴシしまひょ。
↓汚れが落ちてきてるの分かる?
↓こんなに、汚れが落ちちゃうんす。
↓甦ったでしょ。
フックやリングには、錆が発生しているので、歯ブラシ前に外して処分しちゃって下さいませ。
↓もっと頑固なヤツ!
コイツは・・・、相当な強敵!
↓歯ブラシじゃ、ココまでが限界!
↓そんな時は、ピカールです!
乾いたタオルにピカールを沁み込ませ、ゴシゴシ・・・。
↓甦りました!
スゴイっしょ。
意外と簡単にキレイになっちゃうので、是非お試しアレ。
ラストは、ロッドグリップのメンテナンス・ネタ。
↓ずいぶんと使い込んだ竿を、クロから貰っちゃいました!
とにかく、グリップがメッチャ汚いっしょ。
今回は、それをキレイにしてみまひょ。
コルクのグリップだと、サンドペーパーや耐水ペーパーの目が細かいヤツでこするとキレイになるのだが、
それだとコルクを僅かとはいえ、削る事になるのだよ。
画像の様な、スピニングリールを金具で挟むだけのグリップだと、削り過ぎによって、金具がガバガバになってしまい、
リールが搭載できなくなっちゃう可能性もある。
なので、削らずにキレイにする方法ってのが、画像に一緒に写ってる、JOYです。
しかも、泡で落とす新型ね。
↓グリップを、泡まみれにしまーす。
後は、15分位放置。
グリップの汚れは、人の手によるもので油汚れに通づるものがあるのだよ。
なので、JOYで油汚れを浮かせることによって、
↓こんな感じになります。
完璧にキレイなるワケじゃないけど、どうせ使うのだから、コレで十分でしょ。
この泡が、一番効果的なのは、ワームを入れたBOX
ワームを入れてしまうと、ケースがオイルまみれになってしまうのだけど、
そのオイルを乾いたタオルやティッシュ等で出来るだけ拭き取った後、コイツをシュッシュして、15分放置すると、バッチグーです。
汚いBOXの場合は、丸ごと風呂場で、JOYをシュッシュしましょう。
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