ギバチ
ギギ科ギギ属
飼育レベル:難しいと思う
たぶん、絶滅危惧品種に指定されていると思われる、ちょいとレアな魚っぽいギバチ。
ギギと同じような魚だが、ギギは中部地方から西にしか生息していないらしいので、
関東で捕獲されたコイツは、おそらくギバチですな。
捕まえた時には、てっきりナマズかと思っていたが、ヒゲが多かったんで
ウチに帰って調べてみたら、嬉しいことにレアなギバチでした!ナイス!
そんなギバチ君なんで、わざわざ60cmの水槽を買ってきたり、大型のストラクチャーや水草など、
我が家的には、最も金をかけた設備を用意して飼育開始した。
成魚と思われるサイズは、通算4匹GETしたのだが・・・、
結果から言うと、全部飼育失敗!みなさん、お亡くなりになりました・・・。
さすが、絶滅危惧品種!
ギバチって魚は、ナマズやなんかと一緒でウロコが無い!
ウロコが無いぶん、粘膜が傷つくと、そこから病気になる!
おそらく「細菌性皮膚炎」と思われる病気になってしまうのだが、
コレにかかると、わずか2〜3日で他界してしまった。
4匹中3匹がこの病気になり、発症翌日には水ワタ病も併発したりなど、
とにかく、病気になると死ぬまでが早い!
もちろん、それなりの治療(塩浴や薬の投与)を可能な限りやったがダメ!
むしろ、こういった治療行為のストレスで死期を早めた気もする。
驚異的な出来事は、一時期、ギバチのエサにと同居させていた「オタマジャクシ」が、
ギバチの患部を食べ始めてしまい、体の1/4位(尻尾側)が骨だけになっていたことがあった!
そんな状態でも、とりあえず生きていたが、2日後には他界していた・・・。
細菌性皮膚炎にならなかった1匹は、我が家のギバチの中では20cmと最大級の体長を誇り、
病気も発症せずに1ヶ月は無事に過ごしていたのだが、突然腹がパンパンに膨らみはじめた。
最初は、何でか分からなかったが、どうも卵を抱えているんじゃないか?って回答に行き着いた。
だが、その3日後に謎の突然死!
朝には元気にエサを喰っていたのに、夕方水面に浮かんでた・・・。
病気さえ発症しなければ、飼育的な問題は何も無い魚なんだが、病気になると、即死ぬ!
現在は、ミニサイズ(10cm以下)しか飼育していないんだが、
こっちは、何の問題も、病気も発症せずに飼育できている。
でっかくなると、絶滅危惧品種である本領を発揮するのかな?
淡水魚TOP TOP