TIFA LURE


1.ZEBRA SHAD


バブルが始まるちょっと前の時代、メガもまだリアル志向じゃなくて、Zクランクとか売ってた頃かな?
その時代に、けっこう頑張ってたメーカーが、オレ的にはティファだった。
ノリぴーと、丸勝が組んで、色んなルアーを世に放ってたなぁ。
バブル期にも、色々と頑張ってた気がするけど、今は休業状態・・・。
まあ・・・、復活はせんだろうなぁ。
このルアーは、そんなティファが放ったゼブラシャッド。
樹脂製プラグに、ハンドメルアーの手法でアルミホイルフィニッシュに仕上げたのがコレ。
ベースとなったルアーは、バグリーのバッシングシャッドかな?
ルアーシェイプは、スモールフライの方が似てるかな?
まあ・・・、コンセプト的には、海外製の名作ルアーに、日本風のリアルハンドメイド風の塗装を纏わせるって感じ。
信頼と実績のあるルアーが、リアル化するのだから、ウケ無いワケは無い・・・。
ところが、国産ルアーのリアル化が進むと、自然に消滅していってしまったね、残念だよ。
↓リップ形状の違うタイプもある。

シャロー用・・・かね?
途中で折れ曲がる、不思議形状のリップを搭載してる。
同時代に売られてた、メガのベイトXも、似たようなリップを搭載してたね。
当時、のりぴーとユキちゃんは、基ちゃんやカシワギとか、みんな仲良しだったみたいなんで、
もしかしたら、パーツも共有してたのかな?
まあ、真相はワカランけど・・・。


2.SEMIRA

ノリぴーファンの間でも、伝説のルアーなんじゃないかな?
ノリぴーが考案して、S.T.BAITが作って、ティファが販売した・・・はず。
ノリぴーが、虫パターンを流行る前から考案して、それを具体化するためのルアーとして、
似た着水音を出す・・・という事で、バルサで作られたルアー。
一時期しか売ってなかったし、仕入れてるお店も限られてる感じだった。
まあ、高価なルアーだったからね。
バブルの前から登場してるのに、不思議と目立たなかった・・・というのか、のりピーマニアに瞬殺されたのかな・・・。


3.モジョウォーカー

八百板画伯の絵が、まんまルアーとなりました。
素晴らしい、造形美でしょ。
遊び心・・・、あるよねー。

↓2014年に親分の店にロケで訪れた時、お店にいっぱいあった。

その時点でも、発売開始からだいぶ経っていて、実は倉庫から発掘されたばかりだと・・・。
それなのに、「NEW」と書かれていたのが、良いネタとして使わせてもらった気がする。
今思えば、全色買ってくりゃ良かったなぁ。


4.ディープショット

バブル前・・・だったかな?
ディープクランキングなんてのが、ちょっとだけ流行ってて、バグリーのDB−3なんかが、
カスミ水系で大活躍してた。
それを追い越すために生み出されたのが、コレ・・・だと思う。
バスプロの間で、当時けっこうな人気を博してた気がする。
特に、このライムチャートが最強で、異様に釣れるこの色には、いまだに魅了され続けてる。
それほどまでに、カスミ水系じゃ、絶対にこの色ですよ。
ちなみに、↓Jr.サイズもある。

だが、ノーマル程釣れなかったのか、イマイチ人気者にはなれてなかった。
このディープショットも、ベビーシャッドとかの大ヒットによって生まれた、チマチマブームの餌食となり、
後々はデカ過ぎると嫌われモノになってしまってた。
まあ、陸っぱりでは、ディープクランキングをやるシーンが、ほとんどあり得ないからね。
オレ的には名作だと言ってあげたいが、ボートでディープクランキングやる人にとってだけと限定されてしまうのが、
ルアーの性質上しゃーないけど、もったいないなぁ。


5.マイケル

ま、イケルだろう・・・というのが、ルアー名の由来だと聞いたことがあるけど、定かじゃない。
モノ的には、完全にPOP−R
それを、日本風にリアル化したのがマイケル。
↓2000年に売られたのは特別なのか、ルアーの背中に「2000 MICHAEL」と記載されとる。

それに、どんな意味があるのかは、ワカランです。
まあ、2000年という年は、みんなが「ミレニアム!ミレニアム!」と連呼してウカレポンチだった時代。
ルアーにも、そういった流れが入っただけ・・・だと思う。
なんか、記念にしたかったのでしょう。
MUと記載が入った、マイケルUもある。
マイケルよりも、やや体高があって、カップも若干大きくなってる。
上顎も、ちょっと控えめになってるんで、スプラッシュよりも、ダートやポップ音をパワーアップさせたのかな?
オレ的には、ダート具合がちょうど良いポッパーで、一番安定して使える代物。
でも、もうティファが釣り業界から撤退してしまった様なので、使いづらくなってきちゃったなぁ・・・。


6.T.C.ミノー

コレはバルサモデルだが、↓プラ製のバージョンもあった。

画像のモノは、7cmのフローティングタイプだが、他に30,40,50,55,70,80,115,125mmの8タイプが存在してた。
タイプは、フローティングとシンキングがあったのだが、サスペンドは・・・?あったのかな?
オレは、見た事ないっす。
バルサモデルの場合、やっぱし素材特有の浮力が活かせるフローティングタイプが、抜群の性能を誇ってた。
当時、2000円以下で買える良質なミノーとして、けっこう人気を博してた・・・と思えたけど、
単にオレのお気に入りだったからそう見えた・・・だけかな?
最初の画像のモノは115mmで、このサイズと125mmは、アリクイみたいな顔長になるのだけど、
他サイズは、小顔でスマートな顔つきになる。
オレの好みは、断然アリクイでしょ。


7.STベイト

ハンドメイドウッドルアーで、「ST BAIT」と書かれたケースに入れられて販売されてた。
ミノーシェイプだけど、ラインアイが頭の上にあるので、リップレスミノーになるのかな?
1990年代に出回ってたルアーだったと思うけど、けっこうマニアックな存在だったし、なにより高価だった。
それが、某中古屋さんで、まさかの200円程度!
まあ、お店側としては、剥き身でやって来たルアーだったから、得体の知れないモノと処理しての価格だったんだと思う。

↓エラ付近に STと書いてある。

コレが、STベイトの証。
リップレスミノーの他に、リップ付きのミノーも存在してるし、サイズも色々とあった。



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